2019/12/10

現在今年最後のオフィシャルセールとしてBORED WINTER SALEを開催していますが、そんな最中に先日より手配を開始していました画像のコレが間も無く入荷するとの連絡が入りました。
ハッキリ言ってBOREDのMETHODグリスラインナップ中でトップセールス間違い無しと言う程の自信作です。
METHODのDELTAグリスがどれほど優れたグリスなのかはユーザー評価やデモンストレーション等により既にご承知のとおりと思いますが、このDELTAがグリスの粘度を示すちょう度で言うところの2号となり、市販ホビーグリス分野で言えば高粘度または中高粘度な部類となります。
このDELTAからワンランク粘度を下げたちょう度1号として、この度ALPHAをアップグレードする事となりました。
以前にも軽く触れましたが、過去製品のBSLGから現行製品のALPHAへマイナーチェンジした際にも、やはりこの中粘度~高粘度のグリスにおいての用途はリチウム系では無いなと思いながらも、一般的に慣れ親しんだ所謂グリスらしい感触などから可も無く不可も無いと言う事で製品化して来ました。
ただ個人的には特にMETHOD製品で無くても良いのではないか?との葛藤もあり、LDGやTHGの様に他社には無いスペシャルに特化した性能や性状でも無い事で、何となく裏でモデルチェンジを目論んでいました。
先ずはDELTAの需要や動向を見てから決定しようと言う事で何度か見送っていた開発も、DELTAが発売から1年半を経過した事と、METHODグリス中で最も出荷数が多いと言うカウント結果に裏付され、メンテナンス需要の高い今シーズンとして年内中に発売するべきと言う結果に至りました。
既にDELTAをご使用のユーザーにおきましては単にDELTAの低粘度バージョンでは無く、粘弾性がDELTAよりも更に優れている事に着目して頂きたいと思います。
グリス自体の分子密度が非常に高く剪断性と極圧性に優れている点は感触からも感じ取れるのですが、やはりウレア系の特徴である耐水性と耐熱性はリチウム系の5倍以上と高耐久を誇ります。
これにDELTAよりも多く配合した粘弾性添加剤が相乗し、高粘度により使用ポイントから押し出されてしまう様な無駄な不要化を防ぎ、対象物に絡み付く様な形状復元性により使用ポイントへダイレクトに使用する事が可能となりました。
フィッシングリールの場合はマイクロモジュール化しているメインギアやピニオンギアなどへの使用が最も効果的であり、負荷が高いソルトジギングなどにおいてはお好みによりDELTAとの併用として、バスやトラウトなどフレッシュウォーターなどにおいてはDELTAよりもALPHAでの使用がフィーリング的にも適していると考えています。
サイクルユースの場合はDELTA同様に間違い無くヘッドセットのベアリングやボトムブラケットのベアリングなど高荷重なパーツのシールドベアリングに完全マッチとなり、同じくNJSなどのカップ&コーン構造のベアリングやカンパなどのセミシールド構造のベアリングへの使用としてDELTAとの使い分けも可能となりました。
クリームチーズと例えたDELTA同様に分子密度が高くネットリと重く粘る性質が、ワンランクほどマイルドになった感触として、決してリチウム系では実現出来ない性能と性状はDELTA同様に過去最高のMETHODグリスの最高峰と自負しています。
画像の様にデカールのテキストも微妙に変更していますが、初回生産分は現行ALPHAと混同しない様にBORED STOREの製品名にALPHA(UG)と表記し、製品デカールの上から「NEW」ステッカーを貼り付けての発売となります。
アップグレードされた新生ALPHAの発売は12月20日前後の予定となりますが、初回生産分はMETHODお取り扱いDEALERと同じ在庫枠となりますので、BORED STOREを是非チェックしていてください。
頑張って価格も据え置きしました。
また、逆に現行のALPHAをお気に入りの場合は残り在庫も僅少となりましたので、このBORED WINTER SALE中にゼヒご注文ください。