2014/07/31

BORED VITALより完全受注生産にてフルハンドメイドにて製作していますDAMASCUS SHETH KNIFEですが、初回製作の2本の刃研ぎがようやく完了し出荷準備中となります。
そして3本目のオーダーとなる画像のイレギュラーサイズ195080も形状の削り出しが終わりブレードの研磨及び酸化処理を経て独特のダマスカス模様が浮き出てきました。
これから細部の研削と調整を行いながら同時にカーボンハンドルの仕上げ作業に移り、レーザーマーキング業者へマーキングを依頼する段取りです。
天候や湿度をみながら酸化処理を行う日程を決めているので多少遅れが出る場合がありますが、慎重に行っているおかげで画像の様に最高のダマスカス具合となりました。
現在は先日オーダーいただきました220105の外径切削とフライスによるブレード加工まで終了しているので同時進行で製作しています。
さて、そんなBORED VITALのDAMASCUS SHETH KNIFEですが、とりあえず現在手持ちのダマスカス鋼材が残り数本分のみとなりました。併せてドライカーボンのハンドル用材も数本分のみで使い切る予定です。
と言う事で本日BORED STOREへ220105と200085を各1本のみアップ致しました。とりあえずとなりますが、これにて一旦製作を打ち切ります。もちろん近い将来には改めて完全受注製作での受注を行いますが、材料のタイミングと他の作業との兼ね合いで一旦打ち切りとさせていただきます。
本日BORED STOREへアップしました220105と200085はご注文から納期14営業日前後となりますのでご了承の上でご注文お待ちしています。
ちなみに次回製作を再度開始から値上げさせていただきます。

BORED METHODより発売中の自転車用以外としては初となるオイル3種、スケートボード用のFORWARD、フィッシングリール用のDISTANCE、ホビー用のPHASEですが、発売以来非常に好評をいただいています。
先日T19より発売しました別注製作したオイルの影響もありFORWARDのご注文が急激に増えています。また季節的な事も影響しているのかもしれませんがDISTANCEも7月より順調にご注文いただいています。PHASEに関しましては一番未知数だったのですが、自転車用途としても好評の様で、この3種中一番低粘度で潤滑性能を重視した内容となっています。
あえてジャンルを設けてはいますが、BOREDの全オリジナルオイルは金属に対してのみ有効なオイルとなっています。上記ジャンル以外の用途として工業用ミシン、家具建具パーツ、自動車部品、工作機械などでも使用されていますが、市販の安価なスプレー式オイルで事が済む場所の更なる耐久性や長寿命など、摩擦や荷重に対してのグレードアップとしては非常に有効な手段となります。
一番低粘度なPHASEから一番高粘度なTHICK HEAVYまで、ターゲットとする粘度や用途に応じてお選びいただければと思います。
BORED STOREの製品詳細を良くお読みの上でご注文下さい。

2014/07/30

もう10年以上BOREDとしてオリジナルオイルを製作販売している訳ですが、限定生産にて発売してきたオイルが残り少なくなってくると若干切ない気分になります。
このBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDは再生産する事も可能です。ただしベースオイルや添加剤の最低ロットとなる900本程を不定期とは言え都度生産補充する事はプライベートブランドとして難しく、価格的にもスペース的にも現在の方法で限定生産して行く事が無難かと思っています。
今回もBORED STOREからの直販分が残り50本程となりました。その他BORED製品取扱DEALER分としての確保もありますが、基本的には在庫を別けて管理している都合上混同させる事が出来ません。
再度の告知となりますが在庫残り数が50本程となりましたのでお早目にBORED STOREからのご注文をお待ちしています。
また、予定通り明日から正式な発売となりますBOREDの新製品THICK HEAVYですが、ご注文順に出荷作業を行っています。一日に出荷出来る数にも限界がありますので順次出荷とさせていただきます。遅くても数日程度みていただければ到着すると思われますので今暫くお待ち下さい。実はちょうどこのTHICK HEAVYの出荷準備中に容器の一部が欠品してしまい、追加発注を行いましたが4日には入荷となりますので上記の通りお待たせする事無く出荷作業は行える見込みです。
ちなみに今回の容器入荷で希釈専用容器のDIL BOTは生産完了とさせていただきますのでご注意下さい。
引き続きのご注文お待ちしています。


2014/07/29

BLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDにTHICK HEAVYを添加したところです。
この2種類はベースオイルの種類が異なりますが基本的に混合は可能です。乳化も分離もありません。ただし混合する事によりいずれかのオイルに大きな利点が得られる訳ではありませんが粘度調整用としては有効な使用方法です。
画像の様に化学的吸着効果に優れたBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDへ物理的吸着効果に優れたTHICK HEAVYを添加する形で混合して下さい。逆の場合だとTHICK HEAVYの粘度が影響して上手く混合出来ない場合があります。
画像の状態でおよそ5:1の割合で混合していますが、これで前モデルのBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTとほぼ同じ位の粘度になります。
今回のBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDは前モデルよりも若干ながら低粘度化を狙う為にベースオイルの一部を変更した訳ですが、相変わらず前モデルの粘度が調子良いと言うお客様も多く、マルチパーパスな粘度だったと言う事でしょう。
レースやコンテストを目的とした低粘度化を目指す場合はRUSH COATで希釈し、マッドシーンやウェットシーンで使用する事が多い場合は上記方法で高粘度化させる事が有効かもしれません。
いずれの場合も確実に自転車にはオーバースペックな極圧性と摩耗性となりますので、市販品とは比較にならないほどタフなオイルである事は変わりません。最大で10倍の希釈または添加でも効果はほぼ変わらないでしょう。ただしその場合、油膜の耐久性や寿命には影響が表れますので確認しながら使用してみて下さい。
また、個人的にはTHICK HEAVYをリールのギア部に使用しています。これは元々グリスで組まれている物ですが、やはりキャスティング時の遠心力などで簡単にグリスが吹き飛んでいて、全く関係無い部分へ大量に付着していたりします。それを防ぐ事が出来るのはTHICK HEAVYしかありません。リーリング時も格段に静かになり、ベアリング部へ注油したDISTANCEの効果も相乗し2008年モデルのリールながら現行最新リールよりも飛距離及び耐久性が優れていると実感しています。
BOREDで使用しているコンプレッサーにも旋盤やフライス盤にも使用していますので、その耐久性は言うまでもありません。
自転車用途だけでなく、あらゆる摩擦摺動部への塗布で効果を長期に渡り維持する事が可能ですので、是非新たな試みとなるリキッドグリスTHICK HEAVYをお試し下さい。

予定では近日入荷見込みとなっていますBORED VITALの2014 LOGO-T MS。
工場の繁忙期でもありますので、もしかすると入荷が多少遅れる場合もありますがご理解下さい。
ライディングでもフィッシングでもアウトドアでも汗染みになり難いメッシュ&ジャージ素材で速乾性に非常に優れているので真夏のレジャーでは着替えを用意しなくても出先で洗ってしまうなんて事も可能です。
サンプルをテストした毎度の川遊びでは水道水で洗って、大きな岩へ貼付けておいたところ5分もしないで完全に乾燥していました。
と言う事でいずれにしても近日入荷となっていますが、サイズやカラーにより既に完売の物もありますのでお早目にBORED STOREをご確認下さい。

2014/07/28

予定通り発売へ向け出荷準備が進んでいますBORED METHODの新製品THICK HEAVY。初回入荷予定分の残り枠も少なくなりましたのでお早目にBORED STOREをご確認下さい。次回入荷は8月中旬〜下旬頃の予定となります。
そして同じく在庫の残りも少なくなりました数量限定リニューアル再生産しましたBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDですが、BORED STOREをはじめBORED製品取扱DEALER各店の残りも少なくなって来た様ですので併せてお早目に。

2014/07/26

BORED VITALより完全受注生産にてフルハンドメイドで製作しましたダマスカス鋼を使用したフルタングのシースナイフ200085と220105がようやくほぼ完成しました。
裏面にはご注文いただきましたお客様のお名前がレーザーマーキングで指定通り入っています。
これから刃研ぎをしオイルフィニッシュしてから出荷準備となります。
平行して先日ご注文いただきました195080も現在ハンドル部の造形作業を行っています。
切り出すダマスカス鋼板剤の都合から多少全体が細くなったり太くなったりしますが、雛形通りに切り出すとダマスカス模様が上手く取れない場合があるので、その辺りは臨機応変に素材を活かす方向で加工しています。
本日新たに画像上の220105をBORED STOREへアップしました。200085と比較すると一回り大きく見えますが一般的には小型シースナイフの部類に入ります。アウトドアやレジャーなどで取り回し易く使い易い大きさに仕上げていますので、あくまでも実用可能なサイズです。
この画像は参考イメージとなりますので、上記にも記載しました通り多少実物の寸法や当然ながらダマスカス模様は個々に異なりますが、全体的なシルエットやイメージは概ね同一となります。
毎回ありがたい事にアップする度に即日完売となりますので、今回もBORED STOREをご確認下さい。
ご注文後の決済確認をもってフルハンドメイドで製作する完全受注生産となります。

2014/07/25

本日より出荷準備を開始していますBORED初のリキッドグリスTHICK HEAVY。
超高粘度のベースオイルに極圧添加剤と摩擦調整剤を高配合し、更にBOREDオリジナルの特殊添加剤と粘弾性添加剤を配合しました。
イメージとしては接着剤のセメダインや昔からある水糊がズバリでしょう。ニュートン系へ改質する粘弾性添加剤による糸引効果もありますが、容器を逆さまにすると中の気泡がゆっくりと上昇するほどの超高粘度です。
超高粘度ながら動的粘度に優れ、しかも真夏の高温下でも垂れない設計となっています。
ISO規格の粘度指数はVGで表しますが、このTHICK HEAVYはVG650ほどの高粘度です。既存のBORED製品中で一番高粘度な物はVERSATILEとなりますが、それでもオイル業界では低粘度の部類に入ります。感覚ではVERSATILEより5〜6倍以上重い高粘度となります。
配合量と配合添加剤的には完全にグリスをターゲットとし、注油すると重力に従いゆっくりと垂れ始めますが、残った油膜を触るとベトベトしています。この動的粘度を利用すれば、いちいち指でグリスを伸ばしたり擦り込んだりしなくても溝や隙間にゆっくり浸透するので個人使用はもちろん業務用としても重宝すると思います。
逆に言うとチェーンオイルとして使用すると確実に埃や砂を吸着してしまい、走行のフリクションとなってしまいます。チェーンへの使用よりは車体の組み付け、ボトムブラケットやペダルなど大幅な荷重がかかるパーツをはじめヘッドパーツやクランクなどの圧入箇所へ使用するのが最適だと思います。
今までBOREDのオイルをベアリングやチェーンのみで使用して来た方は良いのですが、組み付けなどに使用するとオイルは不安だと言うイメージもあったと思います。今回のTHICK HEAVYであれば化学的吸着も物理的吸着もバランス良く、このニュートン系超高粘度であれば安心していただけると自負しています。
THICK HEAVYは限定生産ではなく既存ラインナップとなりますので、引き続き継続生産して行きますが、初回入荷のみ少量となっています。
次回入荷予定は8月末頃となりますが、現在提携するオイル業者へ打診し早めに生産させていますが、それでも最短で盆明けにはなってしまうでしょう。初回入荷の残りも本日現在10本強となっていますので、お早目にBORED STOREよりご注文お待ちしています。
22日から24日まで急遽休業をいただきまして、本日より通常業務に戻っています。
休業中にいただいていましたご注文及びお問い合わせへの対応を本日より順次対応致しますのでご了承下さい。
休業明けの本日より早速東京も猛暑日となっています。8月でもないのにBORED作業場内はこの時間で既に40度、あと数時間後には更に数度上がるでしょう。
毎年の事ですがBOREDの作業場は環七沿いと言う立地もありますが、偶然向かい側に高い建物がありません。その為に西日が直接BOREDまで届き、建物自体が熱を帯びてしまいます。加えてコンクリート剥き出しの作業場には工作機械が多数。熱を溜め込んでしまう要素が満載です。せめて風通りが良ければ助かるのですが、それも最悪なドアの位置。悪条件が重なっています。
日頃炎天下の中を走り回っているメッセンジャーでさえBOREDに来ると暑くて入りたがらない程。それほど熱がこもっているので、本日の様な猛暑日は注意しています。ここで死にたくはないですからw
さて、予報から言うと今日明日は猛暑だそうで、加えて電動工具や工作機械を使用した作業熱によりかなりの高温下となる見込みです。必然的に作業ペースも悪くなり、工具類を休ませなければならない事情もありますが、引き続き既存のお預かり作業を最大限進めて行きますのでご理解下さい。
また、数日中にBORED初となるリキッドグリスTHICK HEAVYのデリバリーが開始となります。非常に高粘度でベタベタネバネバとした液状のグリスですが、一般的なグリスの様に手を汚さずに使用出来ますので、豪雨や湿度対策にキチッとメンテナンスしておきましょう。BORED STOREよりご注文お待ちしています。

2014/07/21

急なお知らせとなりますが明日の7月22日(火)から7月24日(木)まで都合により休業とさせていただきます。
休業前の出荷に関しましては祝日となりますので本日の15時までにカード決済にてご注文いただきました分は即日出荷させていただきます。
それ以降のご注文に関しましては銀行振込及びカード決済問わず決済確認後、休業明けの25日より順次通常どおりの出荷とさせていただきます。
また、メールでのお問い合わせなどに関しましても休業期間中は一切対応が行えませんので、同じく休業明けの25日より順次対応させていただきます。
併せてBOREDで使用していますPCのトラブルにより、現在代替えのPCにて作業を行っております。バックアップは行ってありますのでデータの紛失等はありませんが、本来のPCが戻るまで暫くの間は多少メールレスポンスなどが悪い場合もありますのでご了承下さい。
ご迷惑おかけしますが上記ご了承下さい。

2014/07/18

今日は見事な曇り空だった世田谷環七付近。今にも降りそうな程の曇りっぷりなのに降らない、ここまで見事な一日中曇り空も久しぶりでした。
本日も朝から作業に没頭していて先ほどようやく一段落。天候に左右される作業内容の場合は本日の様な曇り空が一番不安なので、雨が降る前にと思って没頭していた作業なのに閉店後から軽く降り始める始末、ついてるんだかついていないんだか。
さて、本日もご注文いただいていますBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISED。いよいよBORED STOREから直販可能な在庫数も60本ちょっとになりました。
その他にも画像の様にULTIMATEやDISTANCEが最近良く動いていいます。これだけ見ているとまるでギャラリーの様な陳列ですが、以前店頭販売を行っていた時の名残をそのまま在庫置き場にしているだけですのであしからず。
そんな訳で相変わらずご好評いただいていますBOREDオリジナルオイル達、BORED STOREからのご注文お待ちしています。



2014/07/17

何だか微妙な頭痛と倦怠感から体調が優れず、毎年の事ながら珍しく今年はBORED作業場内の暑さに早々やられています。
さて、そんな訳で身体を休めながらデスクワークを行っていますが、先日在庫を整理していた際に以前販売していましたBLOODY STNTHETIC PASTEが2缶ほど出て来ました。
前モデルのBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTを低粘度グリース化したアレです。
流石にこれからリキッドグリースのTHICK HEAVYを販売して行こうと言う矢先に出て来てしまった在庫なので破棄しようかとも思いましたが、中身を確認してみると全く問題ない。あのスペックで非常に好評だった低粘度グリースにつき勿体ないので消費税値上げ前の当時価格にて販売する事にしました。
2本のみとなりますが本日BORED STOREへアップしましたので早い者勝ちです。
ちなみにBORED兄弟店のEFFECTにも在庫が数本残っていますので、気になる方はEFFECTまでお問い合わせ下さい。
また、連日お伝えしています現行のBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDも直販在庫が残り60本台となっています。併せて初回入荷分のTHICK HEAVYも予約枠が20本台となりました。
まだまだ自転車には過酷な季節となりますので、雨天や豪雨をはじめ高湿度や高気温への対策としてBOREDケミカルでしっかりと車体をメンテナンスしておきましょう。

2014/07/16

日々怒濤の勢いでご注文いただいております限定リニューアル再生産致しましたBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDですが、いよいよ本日時点で残る在庫数も60本台となりました。お一人で数本購入のお客様も多いのでアッと言う間に在庫数が激減しています。
そして先行予約中となりますBORED初のリキッドグリスTHICK HEAVYも初回入荷予定数が少ないのですが、こちらも現時点でBORED STOREからの直販分が残り20本台となりました。併せてお早目にBORED STOREよりご予約をお待ちしています。

2014/07/15

先日BORED STOREへアップしましたBORED VITALから発売となります2014 LOGO-T MSですが、お陰様で一部サイズやカラーにより予約完売の物が出て来ました。
METHODもVITALもLOGO-Tに関しましては季節問わず随時ボディ素材やプリント色を変更して不定期に継続販売となりますが、今回のVITAL 2014 LOGO-T MSは真夏仕様のドライ系素材となりますので生産数が少な目です。
今月末頃の入荷予定となりますのでお早目にBORED STOREからのご注文お待ちしています。

2014/07/14

先日BORED STOREへアップしましたBORED VITALより発売の完全ハンドメイド製作したダマスカス鋼を使用したナイフDAMASCUS SHEATH KNIFE 200085がほぼ完成形となりました。
サンプルとは異なる部分としてハンドル材の3mm厚カーボンが正織となっており、素材も国内のリアル航空機用素材のTORAY製プリプレグ成形カーボンを板材から切り出して製作し、ナイフ全体の外径を少しシェイプして自然なアールに仕上げました。
ちなみに現在のハンドルは接着を行った状態で、更にチタンボルト2ヶ所でハンドルを固定します。
本来ならブレード付根へレーザーマーキングを先行して行う段取りでしたが、造形上の都合からハンドル成形とブルーイング処理を先行しました。
これから業者へ送りオーダーいただいたお客様のリクエスト通りのレーザーマーキングを行います。
レーザーマーキングから戻り次第、既に陽極酸化処理を施してあるチタンボルトをハンドル材に2ヶ所取り付けて刃研ぎを行い完成とります。
板材からバンドソーで切り出し、フライスでの荒切削、ベルトサンダー及びグラインダーでの造形後、鬼のヤスリ及びペーパー研摩で仕上げたナイフです。バフすら使用していない完全な手加減で製作しました。
ハンドル材のカーボン板も同様にダイアモンドブレードの手鋸にて切り出した後はサンダーとペーパー研摩のみで仕上げ、本来は艶有り仕上げでしたがマットな質感にする為に220番から600番までペーパー研摩を行い艶消しにしました。
途中持病のヘルニア腰の為に作業を中断したり、軽い熱中症気味になって中断したりとトラブル続きでしたが、ナイフ自体の作業は特にトラブルも無く作業出来ました。
ハンドル材とブレード剤との接着面など隙間もなく奇麗に平面が出せ、また、各部のアールなども歪みもなく仕上げる事が出来た100%納得の仕上がりです。
同日お買い上げいただきました大きい方のDAMASCUS SHEATH KNIFE 220105も同時進行中ですので近日画像をアップ出来るでしょう。とりあえずご注文順と言う事でご了承を。
今回画像でお見せした200085よりほんの少し小さい195080も同時製作しています。ブレード形状もハンドル形状もほぼ同じになりますが、ブレードのダマスカス模様だけは当然異なります。
本日イメージをアップしますので後ほどBORED STORE をチェックしてみて下さい。
先日より日々のご注文あがとうございます。
限定リニューアル再生産致しましたBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDですが、BORED STOREからの直販分残り数が少なくなって来ましたのでお早目にご検討いただければと思います。
現在の様に高気温高湿度の状況で効果を確認出来るのがBOREDオリジナルオイル全般に言える性質です。
自転車を含めた金属にとって一番過酷なこの季節は、強靭な油膜と適正な粘度が必要です。特に配合されている添加剤は注油直後に摩擦や荷重が加わる事による発熱で反応を促進します。なので注油から数分間の走行で添加剤が完全に反応を開始し、そこからは油膜が切れない限り永遠に反応を続けます。
従って極圧や減摩効果だけを重要視するのではなく、油膜の化学的&物理的吸着効果も相乗しなければ全く意味がありません。
簡単に確認し易い効果として、金属剥き出しで摩擦及び荷重の象徴とも言えるチェーンにおいて、水分の付着後はウエスなどで軽く拭き取ってみて下さい。その場合においてもまだしっかりと油分が残っている事に気が付くと思います。もちろん簡易的にパーツクリーナーを併用しても完全に油膜が無くなる事はありません。
これは一度きりの事ではなく、数回繰り返してもまだ油膜の確認が出来るはずです。
そして雨天後や朝露など水分や湿度が付着した後の走行では、埃や砂が混ざり簡易的なマッド状態になります。この状態が長く続けば砂や埃が研磨剤の様な働きをしてしまい、油膜どころか塗装や表面処理を剥がす事になります。
走行前や走行後はウエスなどでチェーンやギアなどの注油部分を軽く拭いてやる事で効果を長続きさせる事が出来るでしょう。
ベアリングなどに関しては規格形状的にシールされているシールドベアリングであれば、豪雨や水没、また海水の混入などの極端な場合を除き一定期間はメンテフリーと言っても問題ないでしょう。
完全脱脂されたベアリングへオイルを注油した場合、回転効果を実感するのは当たり前の事です。グリスではなくオイルを注油すれば粘度抵抗が少なくなるのでどんなオイルでも相応に回ります。特に初速に関してはオイルの種類は意味がなくなります。ただし回転が早くなったと言ってもその効果を持続させ、更にグリス以上のあらゆる意味での耐久性を上げる事が出来るオイルは数が限られています。
クドい様ですが荷重、摩擦、衝撃から焼き付きや油膜切れを起こさず長期的に回転状態を維持出来るオイルはそうありません。
BOREDは11年間上記に重点を置きオリジナルオイルを製作して来た実績から、ベースオイルの重要性、添加剤の選択及び配合量を計算した上でサポートライダーやテストライダーによる実走行及び専門の試験機械や独自の負荷装置によりテストを繰り返して来た製品です。是非BOREDの提唱し続けている油膜性と極圧性を実感いただければと思います。




2014/07/12

本日BORED STOREへTHICK HEAVYとVITAL 2014 LOGO-T MSの詳細及び画像をアップ致しました。
先日より先行予約を開始しましたBORED初のリキッドグリスTHICK HEAVYは画像の様に限定リニューアル再生産したBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDと同容量同容器となります。
こちらは限定生産ではありませんので通常ラインナップとなりますが、初回入荷のみ数量が少なく現時点でBORED STOREからの直販残り数が数十本程となっています。次回在庫補充予定の8月末から他の製品同様の在庫状況となりますのでご注意下さい。
そしてVITAL 2014 LOGO-T MSですが、こちらは前モデルの2014 LOGO-T同様にデザインは変えずボディやカラーの変更などを行いながら年内継続生産致します。
今回はちょうどデリバリーの開始が7月下旬と言う事もあり、今回はミッドサマーの名の如く汗染みや暑さ対策も兼ねてドライ系素材を使用し、シルクスクリーンプリントもBOREDでは珍しく差色程度にカラーを使っています。
元々シンプルで主張し過ぎていないロゴなので、この夏のレジャーやアウトドアでも違和感なく使用出来ると思います。
ドライ系素材にありがちなチクチク感やヌメッと感の無いサラッとした着心地のTシャツで、ポリエステル100%で軽量な4.2オンスながら75デニールの為しっかりとした作りになっています。
本日より予約開始となりますが、季節限定につき少量生産となります。お早目にBORED STOREよりご注文お待ちしています。

2014/07/11

BORED VITALの2014 LOGO-TですがBORED STOREの商品欄にも記載の通り、都度不定期に追加生産を行う予定です。
前回はオーソドックスにBOREDが定番で使用しているボディを使用し、ブラック1色でのプリントとなりましたが、今回追加生産を予定している物はロゴのカラーが画像のパターンとなります。
そしてボディも変更し真夏仕様のドライ系Tシャツとなります。個人的に釣行時や水遊びなどの際はドライ系のTシャツやタンクトップを使用する事が多いのですが、例えば同じポリエステル100%でもチクチクと感じる物もあればヌメッとした印象の物もあります。どちらの場合も真夏の状況下では不快なので、今回使用するボディは表と裏で記事の編まれ方が異なるボディを使用します。裏側はメッシュ系で表側はサラッとした心地の物となり、カラーはホワイト、ダークグレー、ネイビーの3色展開に画像のロゴが入ります。
当然ながらドライ系ボディは総じて軽量オンスとなりますが、今回はその中でも4.2オンスと軽量な物ながらしっかりとした作りの物を使用しました。綿100%で4オンスだといわゆる販促品などの数回着たら形崩れを起こす粗悪品レベルですが、ドライ系であれば生地の性質上問題ありません。
近日中にBORED STOREへアップとなりますのでご確認下さい。



連日の不安定な天候が影響してヘルニア腰が悲鳴を上げています。一日の間に低気圧と高気圧が交互に来るとヘルニア腰には相当負担。今日も急激な高気圧が影響し作業系が一切出来ない状態です。
そんな日は色々と試しておきたかった事や調べ事を進める様にしていますが、提携オイル業者から面白い報告がありましたのでお伝えします。またオイルネタですが。
画像右は現在先行予約中となります新製品THICK HEAVYの最終サンプルです。そして画像左は限定リニューアル生産しましたBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDをTHICK HEAVYと混ぜたものになります。
具体的なターゲットは想定していませんが、今回は同比率で混合した事により全体的な粘度の調整が行えました。意味が無い様な有る様な。
と言うのはどちらも極圧性や耐久性を重視したオイルであり、ベースオイルの違いからBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDは化学的吸着性が優れている。一方のTHICK HEAVYは物理的吸着性に優れている。これらを同比率で混ぜるとお互いの長所から最強なのではとの事で試してみたそうです。
実際のところ極圧試験機によるテストでは数値は変わらず。そして独自の油膜耐久性を見るテストとして30kg、60kgとそれぞれ負荷をかけて10分、30分と摩擦させたまま放置する。いずれの場合も焼き付きを起こさずに熱変化もほぼありませんでした。粘度の調整をRUSH COATの様な溶剤系で行っていないのでオイル分100%のままお互いを高粘度化したり低粘度化したり出来ると言う事です。
ここで、一つ訂正があります。先日このBLOG内でTHICK HEAVYのISO規格粘度に触れましたが、この数値に誤りがありました。VG450程度とありましたが、正しくはVG650程度でした。単なる読み間違い。その粘度を一般的に例える為に濃いハチミツの様なと書きましたが、もっとズバリなイメージの物がありました。セメダインです。接着剤ですね。昔からあるセメダイン系の粘度と糸引きのイメージがズバリ近いイメージです。垂れそうで垂れない、でも結局垂れる、けど全部垂れない。みたいなややこしいあの感触。
あの強烈で厄介な粘度をBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDと混合して若干粘度を下げただけの事ですが、正直感触的にはそんなに変わった印象はありませんでした。混合比率を変えたりすればもっと面白いかもしれません。
裏技と言うかカスタム例として参考にしてみて下さい。ちなみに両者を混合しても成分的には全く問題無く、逆にお互いの長所を生かせる結果となります。
そんなBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDもBORED STOREからの直販枠分がいよいよ80本台となりました。是非お早めにBORED STOREからのご注文お待ちしています。

2014/07/10

昨日より先行予約を開始しましたBORED METHODより発売のリキッドグリスTHICK HEAVYですが、大変多くのお問い合わせをいただいています。
先ずその状態と言うか粘度についてですが、以前BOREDで発売して来ました低粘度のグリス類はグリスの粘度を示す規格として「ちょう度0番」と表示していました。これを例えると溶けかかったマーガリン程のイメージです。体温でゆっくり溶けるイメージで非常に油っぽい。正にマーガリンその物のイメージでしたが、マーガリンはあくまでも固形です。
今回のTHICK HEAVYは例えると凄く濃いハチミツと言うか、容器を逆さまにして振らなければ中身が出て来ない程の粘度です。更に配合されている粘弾性添加剤は正に納豆の様な糸を引く性質なので、更にまとわりつくイメージです。それでもハチミツは液状になりますので固形には無い滑らかさがあります。
上記の2例から推測していただけると固形または液状のイメージが伝わると思います。
結局は固体と液状ではそもそもの状態が異なるので、使用用途としては同じであっても効果としては異なる部分が出てきます。
昨日も書きました様に、隙間や溝などに浸透させる為には液状の方が遥かに有利で、それが遠心力や圧力により飛散せず、ちゃんと存在していれば効果は十分と言う事になります。
それと市販品も同様ですが、オイルとグリスを単純に極圧試験にかけた場合、オイルの方が優秀な物が多く存在しています。グリスはオイルに増ちょう剤を混ぜて出来ているので、考え方によっては増ちょう剤で薄まっている。だとすると純粋にオイルの方が優秀な物が多い理由になります。
ただ、どうしても外観的なイメージから固形ペースト状の方が付着しているイメージとなり安心感があるのは事実です。それにどんなに高粘度なオイルよりも油膜全体の厚みはグリスの固形ペースト状にはかないません。
そこで今回は目視でも油膜が存在している程の粘度を持たせ、更に付着しているイメージに対抗する為に粘弾性添加剤を多く配合しています。
また、当然ベースオイル自体の化学的分吸着効果もあり、上記の物理的吸着と相乗すると確実に油膜が存在しグリスよりも細かな隙間や溝に浸透しやすくなると言う事です。
このTHICK HEAVYはそれほどオーバースペックな性能となり、化学的にも極圧添加剤と減摩調整剤の高配合により自転車以外の摩擦摺動部にも十分耐える性能となっています。
ぶっちゃけると工作機械や建設機械の変速ギア、油圧ポンプなどにも使用出来るスペックです。ただ、それらの工業機械用をそのまま使用すると今度は別な問題が出てきます。まず工業機械用はほとんどが安価な鉱物油ベースとなり、手早く効果を出す為に塩素系添加剤を使用しています。これは環境にも人体にも影響があるので、今や率先して使用する意味はありません。
そこでBOREDではベースオイルに化学合成オイルのポリアルファオレインを使用しました。これは元々粘度指数が高いオイルとなり今回の目的には最適だったからです。そして添加剤には硫黄系添加剤と燐酸系添加剤の複合配合により塩素系と同等以上の効果を得る事が出来ました。
上記の様に特に荷重のかかった摩擦には効果は絶大なので、自転車で言えばボトムブラケットのベアリングやフリーのカセットボディには最適でしょう。フリクションロスを最低限に止めながらしっかりと油膜が存在している。
回転性能が必要なハブベアリングなどにはBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDをはじめBOREDの既存オイルで対応し、その他の部分や組み付け及び圧入時にはTHICK HEAVYを使用すればオイルだけで完結する事が出来、厄介な手指の油汚れや余分なグリスの拭き取り作業などが無くなります。
引き続きBORED STOREよりご予約お待ちしています。


2014/07/09

この度新たにBORED METHOD DIVISIONの既存ラインナップに加える事となりました、新たな試みとなる超高粘度の極圧減摩液状グリスをご紹介します。
一般的なグリスの様に固形ではなく、あくまでもオイルをベースとしながらも市販最高レベルの超高粘度基油を使用し、更にニュートン系粘弾性添加剤を配合した事により超高粘度基油と相乗した油膜の物理的存在を可能にしました。
荷重や衝撃の負荷が大きな箇所での使用や長期的に摩擦が加わる箇所での使用を想定し、硫黄系の極圧添加剤に加え燐酸系の摩擦調整剤も配合した事により、あらゆる荷重や衝撃から確実に油膜切れを防止します。
またB.S.L.Rにも配合している金属表面を別な観点から改質し強靭な特殊皮膜を生成するBOREDオリジナルの特殊添加剤も配合していますが、他の添加剤とバッティングを起こす事もありません。
他のBORED製品同様、環境に配慮し有毒な塩素系材料は一切使用せず、また、重金属を始めテフロンやモリブデンなどの固形添加剤も一切使用していません。
潤滑性能よりも油膜性能に特化した極端な性質につき、自転車における組み付け時にも確実に金属面を保護し、一般的なグリスよりも酸化し難い長寿命設計となります。
一般的なグリスの様に固形では無い為に遠心力や圧力で吹き飛んだ場合でも液状の特性から隙間や溝へ確実に浸透し、元の場所へ戻り易い性質となります。
粘度が回転性能を妨げてしまう固形グリスとは異なり、超高粘度ながらも液状グリスの特性につき、回転惰性もナチュラルな減退となり、フリクションロスの低減を最小限に止めています。
BOREDでは初となる液状グリスとなり、今まで固形グリスの使用を常識としていた箇所やオイルの動粘度に不安を抱えていた方も共に解決出来るメンテナンスにお勧めの製品です。
ボトムブラケットベアリング、ヘッドセットベアリング、ペダルベアリングなどをはじめ、間接部が多いディレイラーやスプロケット、常に反発力がかかるカセットボディのラチェットなどに。また車体組み付け時や各所の圧入作業時に一般的なグリスよりも浸透性が高いので確実に油膜を維持したまま組み付け及び取り付けする事が可能です。
以前限定で発売しましたBLACK LABELのTPは非常に超高粘度でしたが、ISO規格に基づく粘度はVG300強となり、今回のTHICK HEAVYは更に上を行く1.5倍のVG450程となります。
例えるなら容器を逆さまにしても中々垂れて来ない程の超高粘度です。
この超高粘度と粘弾性添加剤の相乗から一般的な固形グリスに匹敵する感触となり、オイルに違和感や不安のあったお客様にも安心してご使用いただけると思います。
容器はB.S.L.Rと同一となりますので、内容量も約35mlとなります。
本日7月9日より先行予約を開始致します。数量限定ではありませんが、初回入荷分は100本程度となりますので取り急ぎ先行予約にてご注文を承らせていただき、8月後半となる次回入荷以降より他の既存ラインナップ同様の在庫状況となります。
ご注文はBORED STOREよりお待ちしています。

2014/07/08

BLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDの発売から数日で完売となっていました希釈専用容器のDIL BOTですが、明日再入荷の予定となっています。
保管スペースの都合上及び製品の品種としても大量にストックしておく物ではないので、都度不定期に在庫補充をする事になりますので、在庫のある内にご注文いただければと思います。
同じく欠品していましたRUSH COATにつきましては先日在庫補充が完了していますので、併せてご確認いただければと思います。
6月30日の発売依頼非常に多くのご注文をいただきありがとうございます。ここだけの話内容量に誤りがあり、記載上は30mlとなっていますが、実測35mlほどの内容量となっていますので結果地味にお買い得です。
内容的にも市販最高レベルの油膜性能が長寿命&高耐久をお約束致します。湿度も気温も高いこの季節にご使用いただき、その効果を是非実感していただければと思います。
お陰様でBORED直販分の在庫数も残り100程となりました。勝手ながらお一人様最大で6本までのご注文でお願い出来ればと思います。
ご注文及び詳細確認はBORED STOREよりお願い致します。


本日は予報通りの晴天。となると作業に最適な環境につき、本日はこのタイミングでお預かり作業を複数平行して進めています。
それら作業の中で4月の業務変更以降も継続している唯一の作業にBOREDの代名詞チューニングがあります。
画像は本日納品した某競輪選手のハブですが、以前からハブに関しては面倒見させて貰っています。
前回のメンテナンスから数ヶ月ほど間が空きましたが相変わらずノントラブルで回転力も研摩面も維持されていましたが、念の為今回はBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDで注油しカップとコーンを再研摩しておきました。
それに伴いチェーン離れ効果を狙ったコグの鏡面研摩を行い納品となりました。
BOREDでは旋盤を使用して研摩を行っていますので、くれぐれもバフなどでただ光らせるだけの研摩は行わないで下さい。元の精度に忠実でなくなるばかりか、偏心してしまい上手く芯が出なくなる可能性があります。
引き続きBOREDではベアリング部の各種チューニングを受け付けています。ご依頼はメールinfo.bored@gmail.comまでお問い合わせ下さい。

つい数日前に各SNSにこの製品名だけアップしていましたが、以前からリクエストの多かった製品をこの夏中に発売する予定です。
圧倒的な性能を誇るBOREDオリジナルの特殊添加剤を単体で発売するべきか長年悩んでいましたが、最高の性能を発揮する為にはやはりBOREDオリジナルのベースオイルと混合させる事を前提に考えられて物であり、中々単体での発売は難しい状況であると判断しました。
そこで冒頭にもある以前からリクエストの多かった製品とは。何でもない単純にグリスなのですが、BOREDでも今まで数種類のグリスを発売して来ました。その度にリクエストのあったお客様や販売店へ簡単なリサーチを行って来ましたが、やはりベアリングへの使用や車体組付時にはグリスが信頼出来ると言う事でした。
個人的にはオイルもグリスも理屈は同じと言う考えであり、むしろ市販品で言うとオイルの方が極圧性が高い物が多いんです。
要するに外見の問題なんですね。こびり付くイメージと言うか、固形状の信頼感。
ただ、例えば粗悪なリチウム系鉱物油ベースのグリスの場合、非常に早い段階で酸化してしまい焦げた様な匂いがしてオイル分が揮発している。良く見かける機会もあると思います。それに遠心力や圧力がかかる部分では、取り付け時にはみ出してしまうグリスの方が圧倒的に量が多く、無駄にはみ出たグリスを見かける機会も多いと思います。それらは早い段階で酸化し余計な不要物となってしまいます。
それならば浸透性に優れた低粘度で極圧性も油膜性も高いオイルの方が圧倒的に有利なんですが、上記外見のイメージからか敬遠されてしまいます。
さて、少し前にBLACK LABELを限定発売しましたが、その超高粘度バージョンのTPを某プロメカニックに絶賛されました。「こーゆー物が欲しかった」と。
それならばグリスのイメージに極限まで近付く様に超高粘度基油と粘弾性添加剤で化学的にも物理的にも極圧及び油膜性能を上げたリキッドグリス的な物を作れば良いんじゃないかと。要するに過去BOREDが上記独自の理由から製作し発売して来た低粘度グリスではなく、逆の考えとした超高粘度オイルであれば良い。
遠心力や圧力で瞬間的に逃げてしまったオイルも固形状では無いのでゆっくりと流動し元に戻る。これならどのシチュエーションでも触感から安心出来るのではないかと。
固形状ではなくあくまでも液状である事に意味があるリキッドグリス。
そして冒頭にもある様に添加剤の配合割合を多くする事により、希釈して粘度を下げても効果は維持する事も出来る。
実はBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDのテスト段階からこれを想定内に入れて別製品としてサンプル製作していました。現時点では粘弾性添加剤の配合割合と特殊添加剤の配合割合をテストしているところで、粘度に関しては既に満足いっています。
この夏、恐らく7月中には既存製品にプラスした新たなラインナップとしてリキッドグリス「THICK HEAVY」が発売出来るでしょう。粘度も性能も市販品には無い、全てにおいて妥協の無いプライベートブランドならではの製品となるでしょう。是非ご期待下さい。

2014/07/07

本日は7月7日の七夕ですが、BOREDライダーHALのお店コメジルシのオープン日でもあります。
まだまだ色々と準備中な様ですが、HALセレクトの美味しい日本酒を呑みに浅草地下街コメジルシへぜひ足を運んでみて下さい。
よく「内藤さんはオープン日に行くんですか?」と聞かれますが、自分はこーゆー日には行きません。そーゆー出不精で面倒臭がりな人間です。
そしてコメジルシではオープン記念として画像のジェシー君デザインのロゴTシャツをお好きな日本酒1杯付きで販売しているそうです。オープン限定品なので是非買ってやって下さい。


公私共に世話になったり世話したりな関係のRESISTANT。そんな彼等の製作するプロダクトの中でも個人的に気になった物などは率先してサンプル製作を依頼しテストさせてもらっています。
今回は既に結構な人気のCARRY KOOZIEを勝手にインプレ。
既に一ヶ月程使用している画像のBORED特注CARRY KOOZIE。BORED特注と言うか無理を言って、ファブリックにブラックアラミド繊維をラミネートしたレーシングセイルクロスを使用しています。このファブリックはコノ記事に詳しく書かれているので読んでみて下さい。インナーの保冷シートが透けているので外見からもハイテクさを感じる事が出来る派手な一品。
実はRESISTANTが数年前からこの手のボトルホルダーをサンプル製作しており、最初のファーストプロダクトからテストしています。もうファーストなんてクタクタになるほど愛用し愛息との探検や男旅にとほぼ毎週使用していますが未だに壊れ知らず。そしてファーストと平行して最近は常に2個使いしているのが今回製品となったCARRY KOOZIEです。
この手の物に完璧な保冷機能は必要ないと感じているのですが、それでも例えば画像のペットボトルは前日冷凍させておいた物で、炎天下に放置したバックパックのサイドメッシュポケットに入れています。これでも6時間以上は中身が全て溶ける事はありません。バッグインバッグで使用すればもっと保冷されるでしょう。それなりに保温されている証拠。それに中身から発生する水滴や、逆に外からの砂や埃からガードされるのでいつでも気分良く飲む事が出来る。今回のCARRY KOOZIEは大きさも調整出来るので、ペットボトル以外にも携帯出来る太さの異なる市販サイズは概ねカバー出来ます。
自転車のトップチューブやシートチューブ、バッグパックのサイドポケットやショルダーベルト、カヤックのコンプレッションコードなど、更にカラビナを装着すればマルチに使用する事が出来るでしょう。個人的には毎年夏の必須アイテムです。
ちなみにBORED特注仕様はサンプル製作なので市販予定はありませんのであしからず。と言うか完全にオーバースペックなので、現製品仕様のコーデュラナイロンが使用上最強でしょう。
この辺りのアクセサリーに拘っていると何をするにも単純にカッコ良いですよね。ついでにバックマージンはありませんがw、「僕も買いました」的な事を言われると他社製品でもなぜか嬉しくなる。使用に関するウンチクはココを読んでみて下さい。


2014/07/05

昨年から不定期にお伝えしていました通り、今年4月からの業務内容変更に伴い、BOREDの現店舗は作業場兼事務所として機能しています。
経理及び商品管理の都合上、勝手ながら店頭での直接販売は行っておりませんので改めてお知らせ致します。
正式なホームページ立ち上げに時間がかかってしまい申し訳ありませんが、基本的にお知らせするべき必要事項及び事業案内はこのBORED BLOGの過去記事やBORED STOREの特定商取引法に基づく表記に記載していますのでお手数ですがご確認いただければと思います。
特に週末などは相変わらずお客様にご来店いただく事も多いのですが、上記理由から直接販売を行う事が出来ない状況となります。
また、どうしても直接のお問い合わせやご相談などがある場合に関しましては以前同様に先ずはメールをいただければと思います。
基本的に一人で運営していますので、提携する業者や関係者等と打ち合わせなどで外出する機会も多くなっており留守が続く場合などもあります。
現在も新しい業務内容と平行して昨年からのお預かりの作業を引き続き行っている為に、パッと見は何も変わっていない店内となりますが、一応以前はガラス窓に掲示していました看板やドア前に敷いてあったマットなども撤去済みとなります。紛らわしいので近日中にドア横へ上記内容を表示するメッセージボードを設置致します。
正式なホームページ立ち上げまでは、取り急ぎ不定期にまたこの記事をアップしていきますので何卒ご理解願います。
ついでに思いつきで始めたゲリラセールも明日で終了となりますのでコチラをチェックしてみて下さい。

2014/07/04

お陰様で先日発売しました限定リニューアル再生産のBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDご注文に伴い、付随するDIL BOTとRUSH COATも一時欠品となってしまいました。
RUSH COATは通常製品となりますので本日中に追加補充を行いますが、DIL BOTに関しましては1週間程度のお時間がかかる見込みです。
また、昨日アップしましたBORED VITALから発売のダマスカスナイフ2種類ですが、お陰様で即日完売となりました。現在70%ほど完成しており、各部を更に追い込み画像の完成イメージ通りに仕上がる予定ですが、早くも次回作の打診をいただいています。
今回は50mm×380mmのダマスカス鋼板材2種類から切り出したので、残り材から一回り小さな物が2種類製作可能です。と言うか実はいずれ自分用にと既に大まかな外形は造形済みです。
同じハイカーボンスティールのダマスカス鋼でも鍛造方法により模様が異なります。個人的には年輪タイプも木目タイプも同様に好きなので、上記残り材からいずれ自分用に2種類製作しようと思っていたのですが、タイミングによってはこちらも販売するかもしれませんのでBORED STOREをチェックしておいて下さい。
また、6日で終了となりますゲリラセールですが、こちらもセール対象の残りが少なくなっていますので合わせてご確認下さい。



2014/07/03

何だか連日あらゆる作業を全て一人でこなしているので、全てが同時進行で一つも完了していない状態。
さて、先日画像をアップしましたBORED VITALから発売予定のオリジナルハンドメイドダマスカスナイフですが、小さい方も概ね造形が完了しました。先日お見せした方は画像下のナイフです。
これから外形の細かな部分を切削と研摩で仕上げてから背景にある3mm厚の国産製ドライカーボンからハンドルを切り出します。
全ての造形作業が完了したらブレードのブルーイングを行い刃の本研ぎとレーザーマーキングを経て完成となります。
材料だけでもかなり高価になってしまいましたが、どうせやるならと思い切ってみました。雨天や湿度が高い日は自転車関係の作業を行えない場合が多いので、この様に金属加工を中心とした作業に没頭しています。
ちなみに画像上の小さな方で全長200mmで刃長85mmほど、画像下の大きい方で全長220mmで刃長105mmほどとなります。シースナイフとしてはどちらも小さな部類に入ります。
小さな方は現在既に仮予約となり価格は¥48000、大きな方は¥52000の予価となります。
同じ材料のダマスカス鋼ですが、鍛造具合により模様が異なり更に材料となる鋼材から切り出す際もなるべく複雑なウネリのある部分を選んで切り出しています。小さい方が年輪なら大きい方は木目といったイメージです。
後ほどBORED STOREへアップしますが、ご注文後にお客様のお名前を無償でマーキングさせていただきます。その為、決済確認後から1週間ほどの納期がかかりますのでご了承下さい。

2014/07/02

本日ご注文分の出荷が概ね完了しましたBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDですが、在庫数に関し重要なお知らせがあります。
まず、当初の生産予定数は900本弱の予定でしたが、これが実際は800本弱となってしまいます。
その理由として実は今回変更した容器への充填量が30mlではなくもう少し多く充填されていたからです。恐らく35ml位充填されているでしょう。粘度及び張力が影響して正確な量を計測出来ないのですが、本日BORED店内でシリンジを用いて計測すると35ml程となっており、その分が総生産数に影響しています。
そして、何度カウントしても現在BOREDの在庫数が100本程、メーカー預かり分が残り200本程、よって合計在庫数が300本程となっていました。
7月末にはメーカー預かり分の200本程が最終入荷して来ますが、いずれにしても予想を上回るペースとなっています。
大変ありがたい事なのですが、上記理由から出来るだけお早めにBORED STOREよりご注文をいただければと思います。また、出来ればお一人様最高で6本までのご注文にてお願い出来ればと思います。
併せて業務連絡となりますが、BORED製品取扱DEALERのご担当者様もなるべくお早めにオーダーいただければと思います。
少ないよりは多い方がお客様にとっては良い事ですが、まさかの総生産数ロスがこんな原因だったとは。それにして手元にお金が無いのは何故?引き続きご注文お待ちしています。

2014/07/01

先日もお伝えしました通り、本日検品が完了しましたBORED×REDKAP POINT SHORTSですが、本日より順次出荷を行っています。
今回は受注生産にて先行予約で承りましたが、ほんの少量のみ在庫が出来ています。BORED STOREよりご確認の上お早めにご注文お待ちしています。
個人的にも大好きなカスタムアパレルですが、今回のPOINT SHORTSはほぼ毎日愛用しているほど気に入っています。単なるプリントや刺繍などではなくオリジナル製作のボタンやネームタグをはじめ拘りのベルトループなど、BOREDらしい製品に仕上がったと思います。チープでラフなREDKAPやOTTOなどを多用するBORED、仕事柄ワーク関係がメインとなりますが、トップスの組み合わせ次第であらゆるシチュエーションに対応出来るので非常にオススメです。
さて、連日出荷作業に追われていますBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDも本日概ね出荷準備も完了しましたが、改めて在庫を確認したところありがたい事に予想を上回るペースでご注文いただいた様でした。
そして併せてDIL BOTもRUSH COATも現在庫数が数本程度となっています。これらに関しましては追加生産を行いますが、およそ2週間ほどお時間をいただく事になりそうです。
こちらも引き続きBORED STOREまたはBORED DEALER各店からのご注文をお待ちしています。
先日T19から発売されましたT19×BORED BLUE BARREL OILですが、早速何件かお問い合わせをいただきました。
このT19×BORED BLUE BARREL OILはBOREDでの直接販売は行っておりませんので、ご注文に関しましてはT19またはT19の取扱DEAERへお問い合わせいただければと思います。
ご使用方法及び詳細はBOREDオリジナルスケートボード用オイルのFORWARDに準じていますが、T19×BORED BLUE BARREL OILの方が極圧性が少し上で粘度は若干低くなります。
自分も久しぶりにオイルアップしてみようかと思っていますが、持病のヘルニア腰が怖いので無理しない程度に。
このT19×BORED BLUE BARREL OILはT19でのテストはもちろん、サンプルを試作中には中野の大将FESNのMRT君にも試して貰い、その時点でもわざわざ真冬にも関わらず報告に来てくれた程の完成度でしたが、それよりも更に低粘度化させてフリクションを低減させています。極圧性は向上しているのに摩擦は低減している。BOREDが11年前から提唱している設計は今も変わりありません。
是非T19×BORED BLUE BARREL OILをお試し下さい。

先週末より連日出荷作業に追われていますが、ようやくこれからの集荷で本日付けまでのご注文分に追い付きそうです。
本日夕方近くに集荷される分は明日付けでの手配となりますが何卒ご了承下さい。
さて、またしてもクレイジーなお問い合わせをいただきましたので、あえてBLOGにて報告させていただきます。
画像の様にBOREDオリジナル製品を含むご注文いただきました場合は、入れ忘れなどが無い限りランダムでBOREDのステッカーを同梱しています。
サービスと言うほど大袈裟な物ではありませんが、プロモーションも兼ねたサービスのつもりで同梱しています。
以前はこのサービスステッカーを他のステッカーに替えて欲しいと言うクレイジーなお問い合わせがあり、その際は時間の無駄と考え完全にスルーさせていただきました。
今回は品物と同梱されたステッカーが曲がっていたので交換して欲しいとのお問い合わせです。
正直サービスステッカーにそこまで気を遣っていませんが、大抵は画像の様な状態でお手元に届いていると思います。梱包もクッション封筒などを利用していますので、状態により曲がっていたり折れている物もあるでしょう。
ただ、これを交換しろと言われても何とも言えません。メールの文面から察するに若いお客さんだと思われますが何故か怒っている様子。
もちろん時間の無駄なので今回もスルーしますが、常識と言うか何と言うか有り得ない。
と言う事でくれぐれもこの様な事が続かない事を祈っています。
別件ですが、本日検品の完了しましたBORED×REDKAP POINT SHORTSは明日より順次出荷となりますので数日程でお手元のお届け出来ると思います。