2015/03/31

先日からinstagramやTwitterなどで詳細不明で小出しにしていましたコレ。
3月27日付けのBLOGでもお知らせしていましたが、実はBORED METHODの取り扱いDEALERである25LASより別注依頼を受け製作しました数量限定の超低粘度グリスです。
BOREDの過去製品BLOODY SYNTHETIC PASTEを超える低粘度ながら非常に高性能なグリスとなっています。
先ず特長としてベース材料はリチウムコンプレックスグリスを使用し、通常一般的なリチウムグリスよりも対応温度範囲が広い事が特長です。つまり日常の使用範囲内では粘度変化が少なく安定していると言う事です。
この超低粘度は回転や潤滑における粘度抵抗を極力抑える為に設計した粘度となりますが、懸念されるグリスの流れ出しを防ぐ為に重力に逆らって存在を維持出来る様に特殊な添加剤を配合しています。この驚異的な超低粘度ながら遠心力などで吹き飛んでしまう事を極力抑えてあります。
更にグリスには必須条件となる極圧添加剤と摩擦調整添加剤をかなりの高割合で配合していますので、ベアリング全般だけでなく車体組付時などに対応しています。
個人的にはカップ&コーンのベアリングやリテーナーにこそ効果を発揮出来ると考えています。
また、このグリス最大の特長である色。画像の様にブラックなんです。これは25LASをイメージするカラーでもあります。一般的に黒いグリスは固形添加剤の二硫化モリブデンが配合されているものが大半ですが、このグリスに関してはあくまでも調色によるカラーなので上記の二硫化モリブデンをはじめ固形物質は一切使用していません。もちろん固形添加剤を一切使用しない事はBORED METHODのポリシーでもありますが、その他塩素系材料なども当然ながら一切使用していません。
あくまでもBORED METHODが生産するクオリティとポリシーはそのままに25LASからの依頼を忠実に再現した超低粘度極圧減摩リチウムコンプレックス化学合成グリスとなります。
4月25日で移転から一周年を迎える25LASの記念製作として数量限定にて生産しましたので、この容器も中身もオールブラックのグリスを是非お試し下さい。
発売及び予約は25LASにて近日中に詳細がアップされますのでチェック願います。

2015/03/30

BORED METHODの取り扱いDEALERであるDECADEWORKSへ依頼し、現在オーバーホールを含めたカスタム&チューニング中となる自分のリール。2009年モデルなのでもう6年愛用している事になりますが全く同じ物を3台持っていて先ずは一番状態の悪い1台お願いしています。
決して最新リールが気にならない訳ではないのですが、30年以上バスフィッシングを続けて来て今のスタイルに行き着いた結果、釣り方や使い方が限定されてしまっているので使い慣れた物を都度自分のスタイル用にカスタムして行く方が正しいと認識しました。
不器用な自分にはあの細かなパーツの集合体であるリールをバラすなんて事は出来ませんので、今回はDECADEWORKSへ依頼し、DECADEWORKSオリジナルオイルのB-10SLとBORED METHODのTHICK HEAVYなどを使用し作業していただいています。
ただ実はリールよりも重要な問題はロッドの方なんです。
過去に何度か自分のオリジナルロッドを製作した事もありますが、ロッド素材であるブランクにいつも悩まされています。市販のロッドにも好きな物が多くあるのですが、気に入ったメーカーのシリーズで揃え様とすると当然ながらモデル毎にブランク長さや太さが異なり、ハンドルやグリップ形状や寸法まで違ってしまいます。
上記自分のリールがそうである様にロッドもある程度同じ仕様でないとダメなんです。握った時や振った時の感覚が変わってしまうのが嫌で。かと言って使うルアーによってアクションやバワーが異なるので最低2~3種類のロッドは欲しい。こうなると結局自分で製作するしかない。
で、また問題。市販の自作用ブランクには求めている物が存在しない。有ったとしても長さや太さなどを妥協する事になる。
となると市販の気に入ったロッドを購入しわざわざバラして自分好みの仕様に作り変えるしかない。そうすればメーカーを問わず自分の好きな仕様や寸法を膨大な市場から選んで来れば良いだけ。仕上げの塗装やコーティングは自分で出来る。
なのでロッドカスタムと言うよりは、ほぼフルオーダーに近い物を自作するしかないんです。相変わらず面倒な性格と厄介な拘りの自分にはもはやこの方法しかない。
要するに自転車でもそうなんですが、複数の車体を所用していたとすると全て同じ寸法や角度でないと気持ちが悪い。例えば以前REW10WOKRSに依頼した29erもジオメトリーは自分のBMXを元に拡大させ、パイプ径も同寸法た物だし、もっと言えばグリップやペダルなども共通にしないと気になって仕方ない。

そんな訳でシーズンに向けてと言うか既に出遅れてしまった今年のバスフィッシング事情でしたが、先ずは上記方法で試してみた上で、いずれロッドはBORED METHODの取り扱いDEALERであるFRAGMENT FACTORYに依頼してみようかな。
晴天でも薄暗く肌寒い作業場のBORED。
昨日の定休日は家族で近所を花見&散歩しながら公園へ向かい愛息とサッカーをして雨が降る前に帰宅。急な気圧変化のせいか腰がまた微妙な具合。
そして今朝起床するとやっぱり腰に違和感が。秋と春は好きな季節ですが、この急激な気圧変化と温度差だけが駄目、ヘルニア持ちには非常に響きます。
さて、連日SNSなどでもお知らせしていますBOREDの2015 LOGO-Tシリーズ各種ですが、予定通り4月の上旬に入荷予定となっています。
今回は一度に入荷する数量と種類が多いので検品などに多少時間がかかりますが、4月の一週目〜二週目にかけて順次デリバリーとなりますのでご了承下さい。
現在BORED STORE上にある数量は在庫も含めた数量となっています。今回よりワンロット生産となりましたので事前に先行予約を承っていましたが、大変多くのご注文をいただき既に残すところBORED STORE上にある数量のみが在庫となりますのでお早目にご注文をいただければと思います。
また、季節を問わず少量 生産で不定期リリースするBORED METHODのWORDシリーズTも同時に入荷予定となっています。初回のWORDは「STAMINA」です。
着ている事でなんとなくインパクトが得られる単語をフロントに大きくプリントしただけの物ですが、個人的には過去のどのシリーズよりも気に入っています。次回の生産は真夏頃の予定ですが夏らしく派手なボディカラーにしてみようかと思っています。
と言う事で入荷が迫ったBOREDのオリジナルTシャツ各種のご注文は引き続きBORED STOREよりご注文をお待ちしています。


2015/03/27

BORED METHODへ別注製作オイルやグリスのご相談を大変多くいただいていますが、今回はBORED METHOD取り扱いDEALERの某ショップより依頼されたこの真っ黒な容器に納まるグリスのサンプル製作を始めました。
今回はもう完全に金額度外視の性能を重視したウルトラクオリティグリスとなります。
その独特の粘度特性は超低粘度グリスながら対象物へ頑固に絡み付く事により、物理的にも化学的にも金属へ吸着する、いわばBORED METHODのTHICK HEAVY的な特性を持たせた超低粘度極圧減摩リチウムコンプレックスグリスとなります。
一般的なリチウムグリスよりも更に適応温度の許容範囲を広めたリチウムコンプレックスグリスにより、低温化や高温化でもグリスの粘度を大きく変える事が無く、ある一定した粘度内での変化に止めています。
そして添加剤の配合率も過去最高となった事で、BOREDの過去製品であるBLOODY SYNTHETIC PASTEよりも確実に低粘度&高性能となりました。
これはもうカップ&コーンのユーザーにはかなり強力なグリスとなる事は間違いないでしょう。
BORED METHODの全オイルはその油膜性能が強靭な事により、カップ&コーンでの使用も問題ありませんが、気温、湿度、天候をはじめその他対象物などのあらゆる状況を加味して注油頻度や粘度調整を加味してやる必要はあります。また、オイルをベアリングへ使用する不安も少なからず存在している事実も承知していますので、一般的な固形グリスの存在は必要だと認識もしています。
そんな事も踏まえて今回は別注生産のお話をいただき、サンプルとして仕入れておいたこの容器を見せたところ即決定。そしてもう一つサプライズ的な要素を含んだこのグリス。詳細は追ってお伝えして行きますのでご期待下さい。

2015/03/24

BOREDのVITALより発売していますFAITHですが、BLUE LUG HATAGAYABLUE LUG KAMIUMAにてFAITHの取り扱いが開始しました。
今後BORED METHODの取り扱いと併せBORED VITAL初の正式な取り扱いDEALERとなっていただく事になりましたので取り急ぎこちらでご報告致します。
今までは受注生産としてBORED STOREのみでオーダーを受け付けてきましたFAITHも、来月の4月下旬より若干ながら在庫も出来る見込みとなってきました。ただ、こればかりはオーダー数次第なので何とも言い切れなくて申し訳ありません。
そして上記BLUE LUG各店でBORED VITALの取り扱いDEALERが開始した事により、今後はBLUE LUG各店の店頭にてBORED VITALの実物を見て触っていただける事になりました。今回は数個程度の在庫となりますFAITHですが、在庫切れの場合でもBLUE LUG各店から受注を行える様にしていきたいと思いますので追って近日中に具体的な詳細をお伝え致します。
更にそれに合わせたタイミングでBORED VITALの新製品が発売になります。
簡単にイメージをお伝えするとFAITHで使用しているメイン素材のRIP STOP X-PACを使用した他に余り見かける事のない形態のウエストバッグ系製品となります。
VITALが提唱する全天候全環境行動型をベースとして、最新素材を多用する事で軽量に仕上げながらもRESISTANTによる頑強で正確なハンドメイドならではの製品となっています。ストリートからレジャーまで対応出来るシンプルな外観ながら拡張性に富んだ性能にご期待下さい。
4月中旬頃には最終サンプルをお見せ出来る様になりますが発売はゴールデンウィーク直前の4月下旬を予定していますので、これからベストなシーズンに活用いただけるでしょう。
今後順次情報をお知らせして行きます。
もの凄い勢いです。先日納品を終えたBORED METHOD別注生産のBLUE LUGオリジナルオイルとグリス。BORED METHODが生産を請け負いBLUE LUGの求める性能、粘度、質感に加えターコイズブルーなグリスとコバルトブルーなオイルに仕上げました。
昨日追加分を納品し終えましたが、この分だとすぐにまた在庫が無くなってしまいそうなので、念のため本日もまた追加して納品します。
さて、先日このグリスとオイルの内容をこのBLOGにて説明しましたが、改めて4月のどこか日曜日にBLUE LUG KAMIUMAの店頭でBORED出張説明会的な催しを行う事になりました。詳細はまた後日決定次第お知らせしますが、今回のBLUE LUGオリジナルオイルとグリスについての詳細説明や具体的な使用方法や裏技的な使用方法などは当然ながら、多少脱線気味な内容までしゃべくり倒すつもりです。
とりあえず持っていないと意味がありませんので、在庫補充を行った今の内にBLUE LUGにてご注文いただければと思います。



2015/03/22

先日よりお伝えしていますBORED VITALのFAITHですが、明日23日に現時点の全予約分が入荷となります。加えて若干数の在庫分も入荷の見込みでしたが、こちらは本日付けで全て完売となりました。
現在BORED STOREよりご予約いただきますと次回入荷予定の4月下旬より順次デリバリーとなりますが、月産予定数を越えたご予約数の場合は更に翌月の5月末入荷分となる場合もありますのでお早目にBORED STOREよりご注文いただければと思います。
さて、本日の定休日は家族三人で外出したのですが、FAITHに家族三人分の着替えや荷物をパッキングして行きました。
日中はシャツ一枚で過ごせる陽気となりましたが、午前中や夕方は少し冷えていましたのでハードシェルとフリースを各人数分パッキングしています。更にナルゲンの1リットルボトルや昼食の入った保冷バッグ、そして出先で購入した惣菜やパンなども入っています。頻繁に飲むペットボトルはサイドポケットに入れていますが、この位の容量でも問題なく収納可能で、身長160cm弱の嫁でもこんな感じで背負えています。
結局帰宅する際に自宅付近で急な雨にも見舞われましたが、実用防水設計のFAITHでは中身を濡らす事なく使用可能です。
引き続きBORED VITALのFAITHは受注生産を基本としながらも今後は在庫分も増産して行ければと思っています。また、近日中にはBORED VITALのお取り扱いDEALERもご紹介出来ると思います。更には新製品も現在サンプル製作中となりますので、合わせてこのBORED BLOGをチェックしていて下さい。



2015/03/19

今年は例年よりも早く開催されるメッセンジャーの世界大会CMWCですが、この数年は日本からの出場者もめっきり少なくなっていました。
2009年以降のBOREDは毎年夏になると連日メッセンジャー達のバイクセッテイングやチューニングに追われ地獄の様な日々を送って来ましたが、この数年では逆にスケジュールを空けておく事自体が無駄な程でした。世の中の自転車的トレンドも影響しているのかもしれませんが、それよりも出場するメッセンジャー達の意気込みがまず感じられなくなった事が非常に残念です。
さて、今年のCMWCはメルボルンで開催されますが、久しぶりに日本からも多く出場するとの事で既に何人かのメッセンジャーからチューニングの依頼を受けています。
メーカー業務に移行するBOREDですが今後もチューニング作業は継続して行っていますので、チューニングのご依頼はinfo.bored@gmail.comまでメールにてお問い合わせ下さい。
チューニングは行わないまでも現場で応急的に使用する事も出来るBORED METHODオイル、また自身で行うメンテナンス時に使用すれば強靭な油膜でトラブルを回避する事も可能です。
BBをはじめ荷重のかかるヘッドやペダルにはTHICK HEAVY、ブレーキやディレイラーなどの関節部にはLIGHT DUTY、チェーンやギアなど摩擦箇所の多い場所やイザと言う際の応急処置には247、これらを使用すればあらゆる状況においてもレース中不安を感じる事はないでしょう。何年か前のCMWCグァテマラでも既に実証済みですね。
昨日BORED DEALER25LASREISYUYAにも追加納品済みとなりますのでBORED STOREと併せてご利用いただければと思います。

2015/03/17

先日より先行受注を開始しましたMETHOD及びVITALの各種2015 LOGO-Tですが、連日SNS等でもお知らせしています通り先行受注の残り枠がいずれも数枚程となっています。
大変有り難い事に好評をいただき急激にご注文をいただいていますが、中には決済期日を経過してしまったご注文分もありますので、ご注文後に送信されますメール内に記載の期日を改めてご確認願います。
また、昨日お知らせしましたBORED METHODのオリジナルオイル及びチューンドベアリングに付属します非売品ステッカーの影響か、お陰様でご注文が集中しオイル自体の在庫がかなり少なく各在庫も一桁となっています。もちろん都度在庫補充は行いますが、タイミングにより一旦欠品となる場合もありますので上記併せてお早目に併せてBORED STOREよりご注文下さい。

2015/03/16

結局最終日に終了する事が出来ました毎年憂鬱な確定申告。毎年余裕を持って経理作業を始めているにも関わらず結局いつも滑り込みでの申告になってしまいます。所詮一人親方なので仕方ないと諦めていますが。
そんな訳で連日朝帰りが続いた事もあり本日は休業とさせていただいています。帰宅して「お父さん」もしなければならないですし。
さて、以前軽く告知していました画像のステッカーが若干修正を行い仕上がって来ました。
当初の予定から変更して左のシルバーステッカーはBORED METHODのオリジナルオイルやチューンドベアリングをご注文のお客様へ差し上げます。更に左のシルバーステッカーに加え右のゴールドステッカーはBOREDにてチューニング作業をご依頼いただいたお客様へ差し上げます。
どちらも非売品となりますのでBORED ユーザーの証としてさりげなく貼っていただければと思いますが、そんなに大袈裟な物でもないですね。
ちなみにシルバーステッカーは円形の直径12mmほどなのでハブのフランジやリムなどに、ゴールドステッカーは横27mm縦32mmとなっていますのでシートチューブやリムなどへ最適かと思います。
素材は屋外対応の強粘着仕様となり極力薄い素材を使用していますので、この上からクリアー塗装を行ってもそんなに目立つ事はないと思います。
正式には4月の業務内容変更後より付属となりますが、先走って今手元にある分に関しましては本日のご注文から付属となりますのでBORED STOREよりご注文をお待ちしています。
また、業務連絡となりますが、本日以降からはBORED METHODの取り扱いDEALERショップのご注文にも付属致しますので併せてご注文いただければと思います。


2015/03/15

諸々お知らせ事が重なりましたのでまとめてお伝え致します。
先日よりBLOG及びSNSにてお知らせしています通り、3月16日までは確定申告に伴い休業とさせていただきます。現時点での出荷関係は全て出荷済みとなりましたが、お問い合わせメール及びご質問等に関しましては17日より順次対応させていただきます。
さて、先日より先行受注を開始しましたMETHOD及びVITALのBORED 2015 LOGO-Tに関しまして、大変有り難い事にこの数日でご注文が集中しております。既に先行受注枠の残りも各数枚程度となっていますのでお早目にBORED STOREよりご注文下さい。業者へ確保済みのボディでは一部サイズやカラーによっては在庫が出ない恐れもありますので、出来るだけ先行受注にてご注文いただけると助かります。
そしてBORED VITALのFAITHですが、今月末の入荷分にて若干数のみ在庫が確保出来る見込みとなりました。現時点でご注文いただきますと今月末の入荷分にてお届け可能となりますが、既に幾つかご注文をいただきましたので引き続きBORED STOREよりご注文をお待ちしています。
あとBORED VITALのAGED RAGLAN SWEATとTHRAMAL LST 2015がラスト1〜2枚、BORED METHODの2014 MFB PARKAもラスト1枚で完売となりますので併せてご注文お待ちしています。
また、先日BORED DEALERのBLUE LUGへ納品しました別注生産品のBLUE LUG GREASEとONE DROP OILも驚異的なスピードでご注文いただいている様です。こちらも都度追加生産し納品していますが、数が追い付かない程のペースとなっていますのでお早目にBLUE LUGよりご注文をお願い致します。
併せて新たにBORED DEALERへ加わりましたFESN laboratoryへ新製品のKRAKENとGOLYATの納品が完了しました。同じく先日FRAGMENT FACTORYへも納品済みとなりますので、各店の店頭にてお買い求めいただけます。
と言う事で諸々のタイミングが重なりかなり慌しい状況となりましたが、上記再度ご確認をお願い致します。




2015/03/13

先日はBORED METHODの製品造りに関するコンセプトをお伝えしましたが、今回はもう一つの部門であるBORED VITALの製品におけるコンセプトをお伝えしたいと思います。
昨年は業務内容の変更に伴う移行中の仮営業的な動きとなりましたBORED VITALですが、発売している製品自体は当然ながら仮ではなく本気です。
その証としてBORED VITALを象徴する製品のバックパックFAITHを受注生産にて昨年11月より販売開始しました。比較的高価なバックパックではありますが、素材や機能など生産面において一切の妥協をせず、とことん納得行く製品と自負しています。
生産はご存知のとおり公私共に付き合いの濃いRESISTANTです。オールハンドメイドによる正確で頑強な縫製と各部におけるノウハウが反映されています。そしてRESISTANTが独自に展開するV.A.B.S(ベンチレーテッド・アジャスタブル・バックパネル・システム)を本家よりも一早く採用させて貰う事が出来ました。その理由からもこのFAITHへの生産意志が非常に高い事がお分かりいただけると思います。FAITHについての詳細はBORED STOREよりご確認下さい。
さて、本題ですがBORED VITALとは直訳的解釈による外遊全般でのアウトドア製品造りを目指しています。一般的にアウトドアと言っても近所の公園や水辺で行うレジャー要素の多い遊びから本格的な高山への登山や屋外を何泊も旅するトレッキング要素まで様々存在しています。自転車、釣行、昆虫採集、散歩、海水浴もBORED VITAL的には立派なアウトドアです。
それらにおいてマルチに対応出来る製品造りがBORED VITALの目指すところです。
その為には素材の選択が重要となり付随して拡張性や機能性も持たせる必要があります。「全天候全環境対応行動型」である事が最大の目的です。
その象徴とも言えるFAITHは一般的な登山系バックパックとは異なる外観ですが、使用素材や拡張性においては一般的な登山系バックパックよりも遥に優れていると自負しています。UL系素材を多用しながらも安易に薄く軽くするのではなく、逆にUL系素材だからこそ頑強で細部にまで拘って製作しました。結果的に一般的なナイロン素材を使用した大手登山系バックパックのおよそ2/3程の重量で仕上がり、バッグ本体だけでの拡張性もおよそ29L〜37Lほどの大幅な可変範囲となっています。
その外観からは想像出来ないマルチな使用範囲こそがBORED VITALの目指すところでもあり、FAITHの存在を改めて再認識した次第です。
上記を踏まえたBORED VITALの製品として新たなラインナップが進行中であり、現在サンプリングやテスト段階となっていますので後日具体的にお知らせ致します。
加えて今年のBORED VITALは色々とイベントも計画しています。ざっとの概要ですが、5月のGWには昨年も行ったVITAL的遠足も行います。そして8月の炎天下で開催したいと考えているVITAL釣大会も今年こそはと思っています。
使ってこその製品です。その場を共有すると言う意味でも出来れば大々的ではなく地味ながら継続して行けるイベントになれば良いなと考えており、それもBORED VITALにとって大切な業務の一つと考えています。
4月以降よりBORED VITAL製品においてもBORED直販のみではなく、販売店への卸も展開して行く予定です。製品を実際に手に取って確認出来る事は「使う物」には重要となります。この場を借りてご興味のある販売店の方々はメールにてご一報いただければと思います。
そしてお待たせしていましたFAITHですが、ようやくご注文済みのお客様分が今月末までに全て納品となる見込みです。更に現時点で新規にご注文いただきますと若干数に限り今月末頃には納品可能となりますのでお早目にBORED STOREよりご注文いただければと思います。
BORED METHODのラインナップ中で唯一特殊な存在となるRUSH COATの基本的な内容についてお伝え致します。
まず、このRUSH COATはオイルでも無く添加剤でも無い特殊な成分となります。合成炭化水素油と言う正式名称ではありますが簡単に言うと揮発性溶剤が主成分です。
なので非常にゆっくりと揮発して行きますが、元々潤滑性を持った特性と静電気を寄せ付けない特性を持ち合わせており浸透溶解力にも優れています。
そこでBORED METHOD製品各種に配合しているオリジナルの特殊皮膜生成添加剤を配合し、このRUSH COATの主成分が完全揮発した後にも上記の特殊皮膜生成添加剤だけが残り金属面に極薄い皮膜を生成すると言うメタルトリートメント効果を持つ製品です。
ではなぜ速乾性の主成分ではないのかと言うと、速乾性の場合は単純に揮発力も大きい為にキャップを閉め忘れただけで無くなってしまうからです。それに揮発性が大きいと言う事は引火性も激しいと言う事になりますので、日常での管理や安全を考慮し遅乾性の主成分を選択しています。
また、遅乾性の目安としてチェーンなどに使用した場合、完全揮発するまでに数日を要します。もちろん気温や季節の影響が大きいので一概には言えませんが、あくまでも目安としてその位ゆっくりと揮発します。そのゆっくりと揮発して行く過程が最も大切で、使用した箇所へ確実に浸透し皮膜を完璧に生成する事が出来ます。
その事からBORED METHODオイル各種を注油する前に予めこのRUSH COATを使用し、数日後にBORED METHODオイルのいずれかをご使用いただく事で更なる効果が現れ易くなると言う事です。
静電気を寄せ付けないと言う特性もありますので、完全揮発後でも埃や砂などが付着し難くなる事も用途としては有効だと思います。
また、基本的には揮発性溶剤となりますので、希釈にも使用する事が可能です。ただし、希釈した場合は上記の様に数日程度で揮発してしまう為に短期間において有効であり、長期的には余り意味がありません。BORED METHODオイルをより低粘度に希釈したい場合は先日発売しましたKRAKENと混合する事で非常に効果的に粘度を下げる事が可能です。感覚的にKRAKENはRUSH COATとほぼ同等となる驚異的な超低粘度となります。
最後にRUSH COATご使用時の注意点として、BORED STOREの製品欄にも米印を付けて記載しています様に、希釈性溶剤となりますのでゴムやプラスティックを侵す場合があります。シールドベアリングのゴムシールやブレーキピポッドのワッシャー、または塗装面など金属では無いパーツは少なからず侵されてしまいますのでご注意下さい。シリコン系の皮膜やアクリル系の塗装などはまず侵されてしまうと思います。
ま、金属にしか効果は認められませんとも記載していますので、塗装を含めたコーティングなどに使用される事はないと思いますが念のため再度お知らせしておきます。
ついでに別件となりますが、昨日もお知らせしました通り13日の金曜日から土日の定休日を挟んだ16日の月曜日までは確定申告につき休業扱いとなります。メール確認や出荷作業は極力行いますので何卒ご了承下さい。
気が付けば確定申告が迫っていると言う事で、早くも3月半ばとなりました。
と言う事で、先日もお伝えしましたがBOREDのMETHOD及びVITALより発売となります2015 LOGO-Tですが、先行受注分に関しましては今月末を受注締切りとさせていただきます。冒頭の様にもう3月半ばでしたので残り2週間と言う事になります。
今回よりワンロット生産となりますので、先行受注分以外の通常在庫分に関し完売の場合でも追加生産を行いません、欠品しているカラーやサイズに関しましては生産完了となりますので改めてご確認をお願い致します。
また、サイズ感に関しましてはBOREDが使用して来た過去のボディと同一となりますが、基本的には国内規格製品なので極端に小さいとか大きい等と言う事はありません。
画像は身長171cm体重70kgの自分の場合でインナーにTHERMAL LST 2015を着た上にLサイズを着用しています。夏場はジャスト着ならMサイズをルーズ目ならLサイズを着用していますので参考にしてみて下さい。
そんな訳で連日しつこい告知となりますが、改めてお早目にBORED STOREよりご注文いただければと思います。
あ、それから13日の金曜日から土日の定休日を挟み16日の月曜日までは確定申告の作業となりますので通常業務が行えません。メール確認及び出荷作業は極力行いますので何卒ご了承いただければと思います。





2015/03/11

先日より先行受注を開始しましたBOREDの2015 LOGO-T各種ですが、本日サンプルが仕上がって来ました。
以前同様のBOREDが長年使用して来たボディですが、参考サイズとして身長171cm体重70kgの自分の場合でジャスト着ならMサイズ、ルーズ目ならLサイズが目安となります。
前回もお知らせしました通り今回よりワンロットでの生産となりますのでカラーやサイズなどにおいて完売の場合は生産完了となります。
現時点では在庫数に余裕を持って生産する予定ですが、生産進行の都合から今月末にて先行受注のみを締め切りとさせていただきますので、以後のご注文はBORED STORE上の在庫数をご確認の上お早目にご注文いただければと思います。
デリバリーは4月上旬より順次開始となりますのでお間違いない様お願い致します。
そして、METHODの2014 MFB PARKA、VITALのTHERMAL LST 2015、VITALのAGED RAGLAN SWEATの残りも各数枚程度となっています。
これから春先まで使えるアイテムとなりますので、今回のBORED LOGO-T各種と合わせ、お早目にBORED STOREよりご注文をお待ちしています。

2015/03/10

以前雑誌で対談した事もあるFESNの森田君がKRKAENとGOLYATを使用してくれています。以前からもBORED METHODのオイルを使用してくれていましたが、今回はその製作に関する意気込みを伝え捲りましたので、改めて彼なりにKRAKENとGOLYATを評価してくれるでしょう。
この動画の様にとにかくオリジナルでスピーディー、それ一言に尽きる森田君のスケートなのでKRKENとGOLYATは最高の組み合わせになると思います。ちなみにこの画像の冒頭でもBORED METHOD製作のT19オイルを注油しているシーンがありますね。
そして近日中にはFESNlaboratoryでもKRAKENとGOLYATの取り扱いが開始予定となっていますで、他社製品とは比較にならないMADE IN JAPANのクオリティを実感していただけたらと思います。
それにしても相変わらず凄まじいスケートですね。

2015/03/09

突然ですがBORED METHODオイルの裏技的使用方法としてまずは今回、超高粘度極圧減摩液状グリスTHICK HEAVYの裏技的使用方法をご紹介します。
本来このTHICK HEAVYは極限まで粘度を上げる事により、一般的な固形グリスよりも浸透性や流動性を上げながらも極圧性や減摩性を向上させた独特の液状グリスと唄っているオイルです。
車体の組み付けに使用する事が可能で、荷重や衝撃からも金属を強靭に保護する特性を持っています。液状でありながら金属への存在効果は化学的にも物理的にも非常に優れている為に一般的な固形グリスよりも強固に付着&吸着します。
さて本題ですが、例えばパーツ同士の物理的精度により異音や干渉をどうしても解決出来ない場合、個人レベルでの解決策としてはアタリが出るまで待たなければならない事があります。それはつまり経年と摩耗が解決すると言う事ですが、決してネガティヴに諦めると言う訳ではありません。
様々なメーカーのパーツで組まれた場合は特に各社の基準となる精度差や合格点が異なります。それを物理的に解決するには専用の測定器で計測しあらゆる工作機械や専用工具を用いて精度を修正し解決させます。ただ、それには当然ながら相応の金額が生じ、またそれでも解決出来ない場合もあります。荷重など動的精度による歪みや撓みが生じる事で起こる原因では中々解決する事が難しくなります。
そこで本来の使用方法ではありませんが、オイルによるエマージェンシー的な使い方で解決させる方法もあり、それはある意味ポジティブな解決策と言えます。
使い方は簡単でBORED METHODのTHICK HEAVYをご使用いただきます。欲を言えばTHICK HEAVYABSOLUTEを5%~10%添加する。これを異音や干渉しているであろう部分へ十分量を注油し暫く様子を見る。これで上記が解決出来た場合は暫く定期的に注油を続けて下さい。
これにより製品同士のアタリが出るまでの間、常にTHICK HEAVYが油膜として最適な金属表面の保護を行いながら過度な摩擦を上手く低減させ、最小限の精度誤差で製品同士のアタリを馴染ませます。
特に足回り全般に見られる症状ですが、ベアリングとロックナットやベアリングとシャフトなど、また特にチェーンリングやギアとチェーンとの相性は特に多く見られる症状です。製品の製造都合上、正確な真円でないチェーンリングやギアはどこか一部が偏心しています。その部分にチェーンのピッチが重なると張りが乱れテンションが変わってしまいます。その事で異音や振動を感じる事になりますが、暫く漕ぎ続けていると治まって来た経験もあるかと思います。これは金属同士の摩擦消耗によるアタリが出た事の証明です。
それを自然と無理なく促進させてやる為には必ずオイルが必要となり、定期的に注油し続ける事でスムーズなアタリ出しをする事が出来ます。
本来摩擦の低減や圧力の低減を目的としているTHICK HEAVYでは特に有効となり、ABSOLUTEの超高性能な特殊皮膜生成も同時に促進させる事で更にスムーズな解決策となるでしょう。
裏技的な使用方法ですがお試しいただく価値はあると思いますので、ご自身でのパーツ組付時や交換時などに一度お試し下さい。
別件の追記として誤解されがちな事なのですが、オイルの耐久性は粘度だけが影響する訳ではありません。よく低粘度のオイルは寿命が短いと誤解されがちですが、それは物理的に垂れ落ちてしまったり飛び散ってしまうイメージが強いからです。これは全くの誤解で物理的な吸着効果が薄れても化学的に吸着している場合において粘度は関係なく油膜が必ず存在しています。もちろん高粘度であれば油膜自体の厚みも影響しより安心ですが、BORED METHODの場合は化学合成オイルの分子結合効果と粘弾性添加化合物による物理的効果によりオイルの粘度は関係なく油膜が存在しています。
上記の事を懸念してBORED METHODオイルで済む箇所へも市販の固形グリスを使用していたとすると完全に損していると言えるでしょう。フリクションの低減やオイルの性質的寿命を考慮すれば市販の固形グリスよりもBORED METHODオイルを使用した方が遥かに有利です。
各種BOREDMETHODオイルの詳細はBORED STOREよりご確認下さい。
BORED DEALERのBLUE LUGよりBORED METHODが別注生産しましたONE DROPオイルとBLUE GREASEグリスが発売となりました。
昨日の告知以降BLOG及びSNSでの反響が大きく多くのお問い合わせをいただきましたので製造元であるBOREDにて詳細をお伝え致します。
まずはONE DROPに関して。こちらは使用していただければ分かる様に非常に滑らかでオイリーな感触に仕上げてあります。BORED METHODの既存ラインナップはオイリーと言うよりもサラッとした感触に感じる事が多いと思いますが、ONE DROPは誰もが実感出来るオイルらしさを追求しました。
素材としては3つのベースオイルから成り立っています。主にBORED METHODのTHICK HEAVYにも使用されている合成油のポリアルファオレフィンと100%化学合成油のエステル、それに今回新たに使用した高度精製油のナフテン系素材を使用しています。この高度精製油のナフテン系素材はBORED METHODでは通常使用していない鉱物油ベースのオイルとなります。ただし、非常に高度精製され不純物を極限まで取り除いたクオリティの高い物を使用しており、その特徴として他の素材への溶解力に優れていると言う点があります。つまり良く混ざり分離し難い素材と言う事です。このナフテン系素材の影響により滑らかでオイリーな感触が実現しています。
誰もがオイルらしさを実感出来て非常に浸透性も良くあらゆる箇所への使用が可能となっています。基本的にはチェーン、ワイヤーなどの日常一番気にしてやるべき箇所への使用が好ましい気軽に使用出来るセミシンセティックオイルです。
そして次にBLUE GREASEに関してですが、BORED METHODとしても久ぶりのグリス生産となりました。ベースは過去好評をいただいていました140515グリスです。
これにONE DROPの成分を混合し極圧性と減摩性に優れたグリスとしてアップグレードしています。
BLUE LUGのメカニック達にも既に日常の組み付けなどで使用されており、パーツを選ばずオールマイティに使用する事が可能です。
特にBBをはじめシートポスト、ペダル、ヘッドパーツなど荷重や衝撃が多い箇所においては必然的にオーバートルクでのアッセンブルとなりますが、その場合でも焼き付きを抑え常に油分を供給し続け易くする為に一般的な粘度よりも若干柔らかめとしています。
誰もが日常的に使い易く、感触的にもグリスらしい粘度と滑らかさを実現したセミシンセテッィクグリスとなっています。
さて、実は今回の別注生産をするに当りBLUE LUGのスタッフから打診をいただいた際に、どのポジションを目指すか?ターゲットとなる用途を検討しました。
BLUE LUGの答えはやはり誰もが日常的に使用出来る物で尚且つ性能の高い物。つまり躊躇なく購入出来る金額であっても市販品よりも高性能でありたい。なかなか難しい条件でした。価格を度外視すれば比較的容易な事でもありますが。
そんな事で昨年よりサンプルを何度か製作し、BLUE LUGのメカニック全員で実用テストを行った結果の自信作となりました。パッケージなんかはBORED METHODとは完全に異なるイメージですが、良いですねBLUE LUGらしさが表現出来ていると思います。
もちろんBORED METHOD製品各種と混合使用する事も可能なので、更なる特化した用途や状況へもユーザー自身でカスタマイズする事も可能となっています。
BORED METHODが別注生産しましたBLUE LUGオリジナルのONE DROPオイルとBLUE GREASEグリスはコチラからお買い求め下さい。




2015/03/07

売れる物を造るのでは無く使える物を造る。その結果として良くも悪くも評価される。
性能や機能が伴う製品において妥協する事は考えられず、その評価は売上が一つの目安となります。
これがBORED立ち上げから11年経過した現在に至るまで継続して来たビジネスの考え方。
4月からメーカー業務を主体とする事になるBOREDは昨年より、既存のオイル生産やチューニング作業などを継続する部門としてMETHODを、新規として直訳的解釈のアウトドア製品などを生産する部門のVITALを立ち上げました。
METHODもVITALも自分が長年続けて来たライフスタイルから派生し現在に至っています。つまり自分が使いたくない物は造る気がありませんのでBOREDイコール自分なのは必然でなければならないと思っています。
売れる物を造る事はトレンドの後追い傾向でもあり何もオリジナリティがない。参考にする物や目標とする物はあっても真似や類似では全く建設的ではなく、それはアジアの某国における製造業全般を100%肯定する事と同じです。オリジナリティを追求しなければそれは単なる量産メーカーまたはコピー商品に過ぎず、結局は資本の強弱だけが問題となるでしょう。
BORED METHOD製品に関しては冒頭の基準を当てはめるとそれなりの評価を得ている事になります。常に安定している。それ故に他社からの依頼として別注製品を受注する事も出来ています。
T19と生産した限定のスケートボード用オイル、DECADEWORKSと生産したフィッシングリール用オイル、そしてBLUE LUGと生産した自転車用オイルとグリスがもう間もなく発売となります。更には現在進行中の某コミューターバイクメーカーより打診されたオイル生産も始まる見込みです。
これら別注品に関しては各社の要望や意見を取り入れながら、性能的な事は概ねBOREDのやりたい様にやらせていただきました。
但しそれらは事前にサンプルを使用してもらい評価を得られた物だけが製品化されています。もちろんビジネスなので先方の予算や希望する本数など様々な条件も含まれており、それらをクリアする為に何かを犠牲として妥協するのではなく、別案として新たな材料や素材を利用する事で応用させています。
つまり、常に新たな材料や素材を求めサンプルを仕入れては試作を行っている。その証拠としてBORED METHODのオイルはこの11年間でもう何度となくマイナーチェンジやアップグレードを繰り返して来たと言う事です。
そしてBORED METHODの製品はプライベートブランドであるからこそ、常に最上級でありたいと思っています。
特注生産した材料や厳選された材料を入手する為に、あらゆるアプローチを繰り返し成し遂げて来ました。例えばBORED METHODの過去及び現在の製品に使用されている容器も本来はオイル業界の物ではありません。基本的にBOREDが求める物を見つけては異業種であろうがアプローチして何とか入手させて貰っています。当然中身のオイル関係も業種は関係なく今後もアプローチをし続けて行きます。
そんなベースがあっての別注依頼品となりますので、本質はBORED METHODの製品と何も変わらないクオリティと自負しています。
4月以降もこの考えをベースにビジネスとして更に拡大させ、大手メーカーとは異なるプライベートブランドならではの製品を供給し続けたいと思っています。大手の様な資本を用いた大々的なプロモーションやスポンサードは行えませんが、シークレットアイテムに近い存在として常に認知されていたいと考えていますので、引き続きBORED METHOD製品及びBORED別注製品をご使用いただき性能としての評価をいただければと思います。

2015/03/06

先日別注で製作したDECADEWORKSのリール専用オイルB-10SLを使って自分が長年酷使している09 ALDEBARAN mg7をオーバーホール&チューニングして貰う事になりました。
どうせならと言う事で流行のカスタムパーツも取り入れてみます。
と以前購入済みだったカーボンノブの事を想い出し、早速KRAKENを使ってチューニングしてみましたが、ハンドルもカーボンハンドルへ交換する予定だったので結果無駄なチューニングに終わりました。
さて、DECADEWORKSB-10SLですが、怪しいグリーンカラーとは裏腹にスペック的には非常に高性能なチューニングオイルとなっています。基本的にBORED METHODのKRAKENとは材料の配合率違いとなる兄弟オイル?なのでその高性能っぷりも納得していただけるでしょう。
KRAKENよりもほんの僅かに粘度を上げていますが、それでもかなりの超低粘度です。ではなぜ若干高粘度なのかと言うと、それは逆にKRAKENよりも添加剤の配合割合が高いからです。リール用と言う事で水辺での使用が前提となる為に2種類の添加剤をおよそ数パーセントづつ高配合としています。これはより油膜の強度を高める事を意味していますが、回転性能と油膜効果のバランスが一番良いのがB-10SLだと思います。もっと極端な超低粘度に特化したのがKRAKENで逆に更に粘度を上げて添加剤をてんこ盛りにした保護効果に優れたのがGORYATとなります。
そんな訳で自分の09 ALDEBARAN mg7も全部で3台ありますが、とりあえず一番状態の悪い物をDECADEWORKSでオーバーホール&チューニングし、更にカスタムカラーでペイントもお願いしています。その他にも軽量スプール、カーボンハンドル、高性能ベアリングなどカスタムパーツも同時にお願いするので、費用は概算で4万円近くかかりますが、今使用している使い慣れたリールがオーバーホール&チューニングされて自分だけのオリジナルカスタムペイントも加わるとなれば逆に安いんじゃないでしょうか?
最新の高性能リールは相場として4万〜7万円程です。使い慣れていない新たな意味不明機能満載のリールにこの金額を使うのであれば、逆に状態の良い中古を探し最低限のオーバーホール&チューニングをお願いすれば交換消耗パーツを含めても1〜2万円で済みます。
更に他人と差を付けたければ自分の様にカスタムペイントやカスタムパーツを依頼すれば良い訳ですし、かなりお勧めと言えるでしょう。
ちなみに自分は手の平に対して指が太く短いのでパーミング時に小さく握れると言う理由から09 ALDEBARAN mg7を使用しています。もう6年前のモデルですが、マグネシウムボディが最高に軽くギア比もハイギアなので今でも全然気に入っています。気になる強度は全然問題ありません。自分はヘビーカバー専門でエクストラヘビー以上で7ft以上のロッドにPEの45lb〜60lbと言うタフガイ仕様のセッティングで、フロッグ、ジグ、パンチング、バズしかやりません。上か下だけ。それでも決定的に壊れた事が2回だけ。もちろんそれもメーカーの純正パーツを使用して完璧に修理可能でした。別にアンタレスじゃなくても壊れないよと。
そんな6年落ちのリールを今回DECADEWORKSでオーバーホール&チューニングとカスタムを加える事で更に性能アップさせてみます。
完成はもう少し先になりますが、その際はこのBLOG等でアップしますので参考にしてみて下さい。リールのオーバーホール、チューニング、カスタムペイントはDECADEWORKSでまでお問い合わせ下さい。
さて、明日は某自転車メーカーと別注の打ち合わせ。かなり有意義な製品が作れるのではと今から勝手に盛り上がっています。のでその準備をしなければ。


2015/03/04

最近ではようやく暖かい日も訪れていますが、もう少し三寒四温を繰り返せばようやく本格的な春到来となるでしょう。
春となると自転車にとっては本格的なシーズン到来となり、BORED的にはMETHOD製品をご使用いただきシーズン前のバイクメンテナンスで活用いただきたいと思っています。
そして同じくBOREDのVITAL製品としても活躍する季節となります。
個人的な趣味で言えばバスフィッシングやトレッキングなど、季節の変わり目を感じる事が出来る良いシーズンに突入します。
バスフィッシング的には一年で一番盛り上がる季節となります。そう、プリスポーンですね。卵を抱えた巨大なメスのバスが産卵場所となるシャローを意識し始める季節です。一年を通して最も巨大なバスに出会えるチャンスとなりますが、特に大きさを問わなければ関東では梅雨辺りまで安定した釣果の上がるシーズンでもあります。
そしてトレッキングでもそうですが、特に低山や水辺を絡めて行くと季節の変わり目を感じられます。昆虫や草花の生命感が至る所で感じられ、水辺ではやはり産卵や交尾を意識した魚達が多く見られる様になります。特に川魚であれば婚姻色がはっきりと現れ、図鑑で見ている様な鮮やかな魚体を直に見る事が出来ます。
さて、そんなベストなタイミングに合わせたかの様に順調なペースで出荷が進んでいますBORED VITALのFAITHですが昨日も出荷を行いました。
今回の出荷を終えると次回3月末までの入荷分にて全ての予約分が納品となります。と言う事でこれからご注文いただいた場合は最短での納期となります。
ただし生産における入荷数と注文数との兼ね合いとなりますのでご理解いただきたいのですが、現時点でご注文をいただくと最短での納品となる事は間違いありません。
そして4月入荷分以降からは多少在庫も確保出来る様に現在生産調整を進めていますので、また直前に告知致します。
BOREDがデザインしRESISTANTにてハンドメイドで生産されるFAITHは軽量&防水な最新素材を多種多用しながらも、タフさを追求した拡張性に優れるバックパックです。
特にBORED VITALがコンセプトとしている低山や水辺での使用に対し抜群の使い易さを実感していただけると思います。
この春のバスフィッシングにはFAITHを使用してみようと思っています。タックルやルアーなどの収納には当然困りませんが更にその容量を活かす意味でボートやカヤックの上でシングルバーナーを持ち込んだランチ作りであったり、足場の悪い池や湖でもロッドやパドルなどの長物を納めて藪漕ぎ可能なのでフルに両手を使えるメリットがあります。また、実用防水設計なので水辺での不意な転倒や春の長雨などでも中身が濡れる事はないでしょう。
個人的にFAITHをフル活躍するシーズンは梅雨前からとなりますが、昼夜で寒暖差の激しい春は念の為に装備も必然的に増えてしまいます。そんな状況こそ十分な容量と拡張性で確実に対処出来るバックパックとなっています。
ちなみに画像は昨夜遅く雨の中で帰宅した際の画像です。環七付近は結構な大雨でしたが徒歩でちょうど1kmを中身も濡らす事なく帰宅出来ました。
最短ペースでお届け可能なこのタイミングに是非ご使用いただければと思いますのでBORED STOREより引き続きご注文お待ちしています。

2015/03/03

4月からの業務内容完全移行に伴い昨年から準備を行って来ましたBORED METHODオイルのフルモデルチェンジがようやくコンプリートしました。
今回は結局丸一年かかってしまいましたが、オイルの内容としては現在のラインナップで完璧に満足しています。BOREDが11年間プライベートブランドとして度々モデルチェンジやアップグレードを重ねて来た集大成と言えるでしょう。
BORED METHODが当初から提唱している油膜性と極圧性を重視し固形添加剤や塩素系材料を一切使用しない100%化学合成のグレードⅣとグレードVのみを使用したベースオイルに各種オリジナルの添加剤や化合物を高割合で配合した最強のオイルと自負しています。
しかし何だかこうやってフルラインナップを並べてみると相変わらず地味ですね。しかもデカールのデザインや一部容器の変更を無性に行いたくなって来た様な。過去のアイテムの様に全体的な統一感と言うかBORED METHODらしさを更に前面へ強調しても良いのかもしれません。これはこれで気に入ってるんですけどね。
添加化合油のABSOLUTEとCOWPERは容器を変更して、マルチパーパスオイルの247はデザインを変更しようかなぁとか。
まぁ絶対に主役になれないジャンルなのは承知していますが、金属には確実に必要なアイテムなので、せめてパッケージやデザインにも拘り少しでも印象付けられる様な存在でいたいと生産を始めた当初より考えています。
BOREDの代名詞的存在だった過去製品のBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTシリーズの後継に当たる247は、これ一本で全てに対応出来るマルチパーパスさをコンセプトとしています。BLOODY SYNTHETIC LUBRICANTシリーズは極圧性を第一のコンセプトとして来ましたが、この247は油膜性を第一のコンセプトとしています。加えて極圧性よりも減摩性を重視した事により一般的な用途は同じでもBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTシリーズとは根本的にターゲットが異なります。完全なオーバースペックの数値を得ていたBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTシリーズはやはり大袈裟過ぎました。それを多少マイルドに抑えながら逆に対摩耗性を向上させたのが今回の247になります。この方が実用的な効果が得られ、注油してからの経過具合で見ても油膜が安定しています。
この様な超高性能のマルチパーパスオイルはやはり特別な存在でありたい。となるとあの指紋パッケージを継承させるべきかなと。あ、もちろん在庫補充したばかりなので全然先の話ですが。しかも確信はありませんので。
と、所詮はブルーカーラーのくせに生意気な考えを起こしていますが、肝心な中身はどこにも負けない品質と性能の自負はありますので、引き続きBORED STOREよりご注文お待ちしています。




2015/03/02

予定通り本日より発売となりましたBORED METHODの新製品ミニチュアベアリング用チューニングオイルKRAKENとミニチュアベアリング用メンテナンスオイルGOLYAT。
ご注文済みのお客様へは本日より出荷準備を行っておりますが、先ほど夜間扱いでの集荷となりましたので到着まで数日程お待ちいただければと思います。
さて、良くネーミングについて聞かれるのですが、KRAKENクラーケンもGOLYATゴリアテも実在していたんだかいないんだかの中世の怪物です。KRAKENは海獣でGOLYATは巨人と言う説で通っていますが、両者共に未知の生物です。天狗や河童の説とそう変わりないのでしょう。BORED METHODとしても未知の領域となる製品となっており、それをそのまま直訳する訳ではなくイメージとして中世の怪物に置き換えネーミングしました。
BORED METHOD製品史上でも間違い無く最強の超低粘度となりますが、溶剤や鉱物油などで稀釈をしていない100%化学合成な事が最大の特徴です。
それに加え現行BORED METHOD製品でも使用しているハイクオリティなオリジナルの添加剤や化合物を市販他社製品とは比較にならない程の高割合で添加配合しています。
既に各方面でサンプル使用をしていただいていますが、ミニチュアベアリングにとってかなりのレスポンスを得られている様です。
BOREDは自転車用のプライベートブランドとしては既に11年の実績がありますが、今回使用想定しているジャンルにとっては他社製品を多数テストした結果、後発ならではの強味として最強を自負しています。
スケートボード、フィッシングリール、ラジコン、エアーガン、ミニ四駆などあらゆるミニチュアベアリング用途において最強の摩擦抵抗低減効果と油膜吸着効果を得られる製品です。
本日より発売となりますのでBORED STOREよりご注文お待ちしています。