2018/08/09

METHODより8月21日付けで発売となります新製品DEFENDERにつきまして、若干ご理解頂けていない点もある様なので改めてインフォメーションさせて頂きます。
先ずこのDEFENDERはオイルでもグリスでも無くいわゆる一般的な潤滑油ではありません。
アッセンブルを目的とした被膜生成油としていますが、長期的な防錆と最低限の油分供給を目的とした、簡単に言うとBOREDでは初の試みとなるコーティング剤的用途となります。
製品ラベルを見て頂ければ一目瞭然ですが製品名のDEFENDER下にアッセンブルリキッドと明記していますし、また連日のDEFENDER関連記事でも明記しています様にKRAKENよりも低粘度でBSLRよりも強靭な防錆効果を得られるリキッド状となります。
つまり画像の容器に入ったリキッドを付属のハケ付蓋などを使用し塗り広げて使用します。
ちなみに付属のハケ付蓋はお好みもあると思いますが、別途塗料用のハケをご用意頂いて使用した方が更に繊細な作業が行えます。
肝心の使用方法ですがDEFENDERを適量ハケに付け速やかに対象物へ塗り広げてください。
その後すぐに乾燥し半乾性の被膜を生成します。
この被膜が長期的な防錆効果と最低限の油分供給を行い、通常はメインで注油を行わない様な箇所に被膜を生成し酸化や乾燥から保護を行うと言う物です。
フィッシングリールで言えばベアリングやギアなどのメインで注油を行う箇所以外のボディ裏側全体やシャフトとベアリングの嵌め合い部、シャフトとギアの嵌め合い部、各種ネジやボルト部など、水分や異物の侵入が懸念される恐れのある部分に予め塗布しておく事で酸化や乾燥を防ぐ事が出来ます。
と言う事であくまでもDEFENDER自体がオイルやグリスの役目をする訳では無く、どちらかと言えばコーティング剤やペイント剤に近い使い方と言えるでしょう。
もちろんペイントの様に剥離剤を使用しなくてもパーツクリーナーやアルコールなどの溶剤で簡単に直ぐ除去出来る事も特徴で、静電気の発生も抑える為に埃の付着なども防止出来ます。
繰り返しとなりますが、METHODお取り扱いDEALERのリールメンテナンス時に良く見かける画像から、錆が固着し分解出来ない状態や錆を含んだ水分が広がった周辺部など、作業効率を著しく悪くしている原因を解決する為に企画設計した製品となります。
特にご自身でメンテナンスやチューニングを行う場合の組付時や、金属の美観を酸化から防ぎたい場合などにご活用頂ければと思います。
引き続き初回生産分の残り枠も僅かとなりますのでお早目のご注文にてお待ちしています。