2017/09/25

只今材料の一部欠品により生産が大幅に遅れていますVITALの溶剤性耐久撥水剤シリーズORIGINAL SIZE WR及びPRO SIZE WRですが、異なる成分となります水溶性耐久撥水剤のWASH IN WRは安定した生産を行えています。
よくユーザーから「どちらの方が撥水力があるのか?」また「どう言った使い分けが出来るのか?」などのご質問がありますが、BORED STOREの製品詳細ページや過去のBORED BLOGでもご紹介しています通り、単純に言うと対象物の寸法と状態で選択頂ければと思います。
先ず寸法に関して言うと、溶剤性耐久撥水剤のORIGINAL SIZE WR及びPRO SIZE WRはミストタイプとなる事から余り大きな範囲への処理には適していません。
テントやタープなどの大きな面積へのミストはアッと言う間に使い切ってしまう場合もあり、またミストによるムラが生じてしまう場合もあります。
その点、水溶性耐久撥水剤のWASH IN WRは水道水で希釈して使用する為に浴槽や洗濯機で希釈した水溶液内へ浸漬する事で処理を行う事が出来ます。
これにより面積の大きなテントやタープ、または複数のウェアなどへ一度に処理を行いたい場合などはWASH IN WRの方が処理に優れてると言う事になります。
次に状態に関して言うと、溶剤性耐久撥水剤のORIGINAL SIZE WR及びPRO SIZE WRは対象物が事前に完全乾燥している必要があります。
これは溶剤を使用している事からも水分や湿気を含んだ状態では上手く成分が浸透せずに本来の効果が発揮出来ないと言う点があるからです。
それに対し水溶性耐久撥水剤のWASH IN WRは主成分が水溶性となる事からも、逆に濡れている状態で使用する事を前提としています。
これらをぞれぞれ長所や短所として使い分けて頂く事が理想的となりますが、注意点としてORIGINAL SIZE WR及びPRO SIZE WRは対象物がミスト前に完全に乾燥している状態である事と、ミスト後は天日などで20分ほど自然乾燥させてやる必要があります。
また、WASH IN WRは対象物を希釈した水溶液に浸漬し軽く撹拌した後に濯ぎや脱水を行い、その後乾燥機やアイロンなどを使用し熱処理を行う必要があります。
上記の注意点が不十分な場合でもそれなりに撥水効果を得る事が出来ますが、VITALが唱っている耐久性と復元性を求める場合には上記を必ず実行してください。
それぞれ具体的な使用方法や注意点はBORED STOREの製品詳細ページに記載していますので再度ご確認をお願い致します。
いよいよ本格的なレジャーやアウトドアのシーズンが近付いて来ました。
この時期のフィールドは山でも川でも湖でも常に不安定な天候となりますので、事前に上記を使い分け頂いた上で万全な装備でお出かけください。