2014/06/06


昨日の閉店時間にBORED BLOGをはじめ各SNSにて画像をアップしていましたコレ。実は以前より各方面から再販の打診をいただいていたのですが、自分的には既に完璧にやりきった事もあり、数量限定だからこそ希少な材料を確保出来た事もあって気持ち的にも事実上生産完了していました。
自転車業界の売り手も乗り手も一部においては世代交代した印象もあり、既にBOREDどころかBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTの事も今の若い世代には知られていないだろうと思っていたのですが、結構な確率でBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTが一人歩きしており、BLOODY SYNTHETIC LUBRICANTの存在からBOREDを知ってくれた方々も居る様です。現に今でもお問い合わせをいただく事があります。
そのBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTですが、4年前に最初のロットを約1200本弱を生産し、その1年半後に約1300本強を生産しました。いずれのロットも数ヶ月で完売し、自転車用プライベートブランドのしかも比較的高級なオイルとしては脅威的な販売数だったと自負しています。
それから数年のブランクを経て、現在BOREDオリジナルオイルは自転車用としてULTIMATEとVERSATILEの2種類で展開しています。その性能と言えば最初のBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTを凌ぐ性能となっています。これは単に材料の進歩が影響しており、特に油膜の寿命や耐久性はBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTを抜く性能に仕上がりました。
そして昨年末頃に、また新たな性能の材料に出会いました。もう衝撃的な驚く程のスペックです。それから半年以上、関係者にも秘密で打ち合わせやテストを繰り返しようやく最終サンプルとして手にしたのがつい先日。とにかくこの材料を使用した最高峰のオイルを作りたかっただけで販売プランも考えずに没頭していました。
もちろんULTIMATEやVERSATILEをバージョンアップさせる事も考えましたが、その材料がULTIMATEやVERSATILEのベースオイルと余り相性が良くなく、そのまま添加すると一部の性能を相殺してしまう恐れがありました。
ならば新たな製品を立ち上げれば良いのですが、折角ならBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTの名前を使おうと。と言うのも今回のベースオイルもBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTと同一種のオイルとグレードとなり、一部の添加剤も同種類です。それらに今回の新たな材料と一部化合物を加える事により、驚異的な油膜性と極圧性を実現する事が出来ました。もちろんBOREDが提唱し続けている塩素や固形添加剤は一切無使用です。
そしてその性能を実感出来る季節はズバリ夏です。以前からBOREDの考えとして夏が一番自転車にとって過酷な季節だとお伝えして来ました。その理由は湿度と気温です。東京も先日から梅雨入りしましたが今の季節湿度が90%前後に上がります。そしてあと一ヶ月もすれば気温は常に30度を越えるでしょう。更に不意のゲリラ豪雨。自分が子供の頃は「夕立」って呼んでいたレベルでしたが、今や「夕立」とは呼ばず「ゲリラ豪雨」です。もう台風並みの雨量と急激な気圧変化。そして真夏の日中に晒された金属は数時間で60度にも80度にも温度が上がり熱膨張を起こします。グリスであれば大幅な粘度変化を起こし、安価な鉱物油では油膜が保持出来ずに流れ出してしまいます。それに先ほどのゲリラ豪雨が加わると水分を含んだり一気に乾いたりと、金属パーツだけでなくオイルやグリスなど潤滑油の酸化を促す要素が満載です。
そこで性能と品質を実感出来るBOREDオリジナルオイルをお試しいただきたいと。更にその最高峰として位置付け出来る新しいBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTことBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDを是非お試しいただければと思います。
過酷な季節に使用してこそ他社のオイルとの性能を比較出来、誰でも油膜の状態や潤滑の感覚を確認出来ると思います。それほど驚異的な製品となったBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISED、長いので略して「B.S.L.R」価格や材料の問題と完全なるオーバースペックな性能から数量限定での展開が妥当と考えています。漠然とこの夏までに発売決定となるでしょう。
そして今回は既存製品のRUSH COATを使用して希釈する事が可能となります。以前はSOLVENTと言う専用希釈剤を同時発売しましたが、今回はULTIMATEやVERSATILEとベースオイルが異なる事からRUSH COATでお好みの粘度に調整する事が可能となります。RUSH COATは溶剤を含む為にBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDの容器で保存が出来ません。その為に溶剤にも反応しない希釈専用のボトル容器も別売りでご用意致します。
数量限定品につき近日中にBORED STOREより先行予約を開始したいと思いますが、自転車のみならずスケート、リール、ホビーにも当然ご使用いただけます。そして自動車や単車、工作機械や電動工具などの動力を使用する物への添加剤としても使用出来るスペックです。
以前の製品から改良され究極の性能となったBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDにご期待下さい。
そしてBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDがレッドなら当然ブルーも。と言う事で近日T19よりBOREDが製作させていただきました究極のスケートオイルが発売になりますのでこちらにもご期待下さい。