2014/06/24

先日ようやくDAMASCUS製品について工場との最終打ち合わせが終わり何とか解決策が見つかりました。
昨年ですよね、オーダーいただいたのは。本当にお待たせして申し訳ありませんでした。これから材料を再度鍛造依頼し製作の段取りを進めますのでもう暫くお待ちいただければと思います。が、あの材料は非常に厄介だった事と今回の解決策として一部造形の変更を行なわなくてはならなくなりました。ご注文ご予約済みのお客様へは追って近日中に詳細をメール致します。
さて、そんな打開策を得る為に様々なダマスカス鋼の材料が増えてしまいました。非常に高価な材料なので何か製作したいと考えていたのですが、自転車パーツに縛られる事なくこれは無難にナイフだろうと言う事で現在2種類のナイフを製作しています。
一枚のダマスカス鋼板材から取れるデザインにすると形状と寸法が異なるナイフが2枚分材料取り出来ます。
画像は大きい方のナイフですが、既にブレード部は90%ほど仕上がっています。現在は外形の微調整を行なっていますが、ハンドル材を何にするか悩んでいます。BOREDらしくカーボンで行こうかなと考えていますが、材料が高価過ぎるしウッドやホーンだと普通過ぎる。やはりカーボンかな。
個人的に過去何個もナイフは自作した事があるので、キチンと使用出来る物になります。ハンドル材を決めて隠れる部分に穴開けして軽量化を行い、最終的な造形と仕上げのブルーイング。ブレードは既にエッチング済みですが更にブルーイングを施します。
価格はハンドル材次第ですが、オールハンドメイドと言う事でかなり高価になります。
ちなみにもう1つのナイフはおおよそ似た形状ですが、少しだけ小さくなります。
普段の作業の合間や早出して地味に製作していますので、まだまだ時間はかかりそうです。