2014/05/17

昔からひねくれている性格のせいか、いわゆる王道が苦手でして。
まぁ王道と言っても人それぞれ評価は異なる訳ですが、あくまでも自分の中での王道と言う評価で。
例えばNORTHFACEだったらCOLOMBIAとか、ROLEXだったらOMEGAとか、SNAP-ONだったらMAC TOOLとか、PROFILEだったらPRIMOとか、DICKIESだったらREDKAPとかなどなど。
その企業の資本、規模、売上なんかはどーでも良くて、なんか自分の中の基準から外れている僅差の部分を誇張して惹かれてしまい、そして勝手に「2番」の評価をする。
と言っても王道も使用するし購入する訳です。NIKEだったりLEVISだったりREDBULLだったり、これらは誰もが認める「1番」ですね。
そしてそんな上位争いとはかけ離れた所にいる良く言えばマニアックで特徴のある、悪く言えば資本のないマイナーな、そんな「20番」とか「30番」とかにも惹かれるし、独自路線を押し通し成功している「5番」や「10番」も興味大アリです。てか、むしろ尊敬します。
さて、何を言いたいのかと言うと、先日某大手ケミカルメーカーが自転車用のオイルを発売しました。低粘度と高粘度の2種類。ん?BOREDと同じですね。ま、それはいいんですが、その内容が最悪でした。人それぞれで用途や環境なども異なるので何とも言えませんが、個人的には「1番」がやる事じゃない内容。性能も素材も個人的に評価としては「30番」です。もう完全に自転車業界をナメていると言うか、これはこの会社の評価を下げる事間違いない位な内容だと感じました。
BOREDごときの評価ではありますが、こんな内容の物なら¥300で売れますよ。容器を除けば原価¥100で作れる。それでも利益は¥200取れる。
例えば溶剤も鉱物油も塩素も使用用途によっては悪いものではなく、完全否定は出来ません。ただ、今回の物は「1番」がやらなくても良い内容で、逆に言えば同じ内容なら他の素材で表現してもらいたかった。そして素材を明確に押し出して貰いたかった。
「100番」以下のBOREDではありますが、性能と素材においては「1番」を自負しています。どうか本当の良いオイルをお試し下さい。ちなみにこのメーカーとはもう取引しません。