2018/10/03

個人的な傾向として必要最低限と言う響きに魅了されます。
自分がライフワークとしているアクティビティにおいては普通レベルの?ミニマリストとして、なるべくシンプルな装備で行動する事に意味を感じています。
例えばハイキングにおいては極力ウルトラライトな装備や服装で済む様に、使用するギアの選択を心掛けていますが、その分使用するギアの素材や性能には拘ってセレクトしています。
同じくフィッシングにおいても自分の様にカヤックフィッシングをメインとしながらも、最低限使用するルアーを個数までセレクトして一つのボックスに収め、ロッドは1本で済ませるタックルセレクトを何年も続けています。
またサイクリングにおいては全てがポケットに収められる程度の物しか携帯しない事がストリートでは一番イケていると、特にBMXやFIXEDなどのシングルスピードをメインにしているからこその理由で続けて来ました。
最近は貧乏暇無しで上記のライフワークにも中々出向けない事が多くなりましたが、基本的に現在もその傾向に変わりはありません。
そんな事を全てコンパチするべく生まれたのがVITALのMS085サコッシュとなりますが、最近はライフワーク化しているカメラでもこのウルトラライトを応用出来ないかと考えています。
市販のカメラバッグは自分にとってどれも魅力を感じず、かと言ってタフに持ち運ぶ際にはその魅力を感じない中でもシンプルな物を選び仕方なく使用しています。
ストラップにカメラを付けそのまま持ち歩くスタイルは街中でも多く見かける事があるかと思いますが、やはり気になるのはちょっとブツけた際の小傷や擦傷などへの懸念、また雨や埃への対応策です。
そこで色々と思考錯誤しカメラカバーの様な物であれば必要最低限のディフェンスとして機能するのでは無いかと考えたところ、これだと縫製箇所が多くなり結局縫い目からの浸水も考えられる事から立体形状は実用的では無く、しかも収納時でもそれなりに嵩張ってしまいます。
それならばラップクロスの様に一枚布はどうだろうと安価な市販品で試してみたところ、これが中々良い印象となりました。
そこで色々と生地を試した結果、当初のコンセプトどおり使用しない際は丸めて手の中に納まる位の大きさで、防水素材で表面摩擦にも強く生地自体が伸びない事も条件となりました。
現在サンプルを製作中の物は40Dのコーテッドリップストップナイロンをメインとして、コードを使用する角補強に210Dのダイニーマを両面から張り合わせ、ショックコードまたはパラコードをコードストッパーで止める仕様としています。
さすがに15Dや20Dでは薄すぎていまい70Dや100Dではちょっと重量を感じてしまう事から30D~40D辺りが無難だろうと取り急ぎ手持ちの40Dを使用してみました。
もちろん全て強度と性能を考えたアウトドアファブリックのみを使用していますので、市販のラップクロスの様に安価とはなりませんが、折りたたんでしまえばカードサイズで納まる程のサイズを実現する事が出来ました。
もちろんカメラを落としてしまった場合や水没させてしまった場合には何も性能を発揮出来ない物となりますが、そう言う懸念のある方には完全不向きとなるでしょう。
何せメインは40Dのコーテッドリップストップナイロンが1枚のみとなりますので、イメージとしてはビニール袋を被せているだけに等しい薄さと軽さです。
その辺りはお間違い無い様にお願い致します。
ストラップにカメラを付けた状態で装着出来、必要最低限の防護性と防水性を持ち合わせながら不要時には丸めても畳んでも持っている事を忘れる位のコンパクトさを狙った製品として、先ずは近日中に画像のグレーカラーにてサンプルをお見せ出来ると思います。