2015/09/09

工業製品において価格と性能は比例します。もちろん悪質業者を除いての話しですが。
BORED METHODのオイルは自転車における金属部品専用として12年前に誕生した事がキッカケで、現在まで何度もマイナーチェンジやアップグレードを繰り返しながら継続して来ましたが、数年前から新たなラインナップに加えたミニチュアベアリング向けのオイルも現在はKRAKENとGOLYATの2種類をラインナップするに至っています。
ハードとソフト。例えばハードであるベアリングとソフトであるオイルとして仮定した場合、BOREDはソフトメーカーになります。ただし、ハードを熟知した上でのソフトメーカーと自負している点は他のソフトメーカーとは決定的に異なると思っています。
日本のベアリングメーカー上位5社は世界シェアの中でも非常に信頼出来る部品への供給メーカーとして使用されています。
某アジアメーカーと比較すると価格面では圧倒的に不利なのですが、一般的にも身近な超精密製品となるベアリングにおいては精度を優先すべきと考えています。
なので世界的に見れば高価な日本製ベアリングは冒頭のとおり良質な製品が多く、一部特殊な規格などを除けば身近な物に多く採用されています。
自転車のハブなどにおいては10年以上前まで某アジア製ベアリングを採用しているメーカーが大半を締めていました。それが年々日本製に変わり、今ではデフォルトで日本製を使用しているところがほとんどです。あくまでも汎用レベルでの話しなので一部高級品や特殊品は除きます。
スケートのベアリングやフィッシングリールのベアリングでもOEMで生産されている市場の大半が日本製ベアリングだったりします。
速さや軽さを求めるアスリートやコンテスト及びレースなどのシーンではこれらよりも更に特殊な加工を施したベアリングなども存在していますが、逆にそうでない場合は上記日本製ベアリングをデフォルトとして使用し、ソフトであるオイルにその効果を依存させた方が安価に済みます。これはどのジャンルでも該当する事です。
そのオイル自体が汎用レベルであれば相応の効果しか現れませんが、そのオイル自体が非常に高性能であればハードであるベアリングの負荷をより低減させ相乗する効果として価格以上のスペックとなる場合があります。
それがBOREDが過去行って来た自転車のベアリングチューンであり、競輪選手、ロードチーム、プロBMXライダーなどジャンルを問わないプロに支持されて来た理由です。
あえてハードであるベアリングには手を出さず、ソフトであるオイルの性能を突き詰める事がBORED METHODとしてのプライドです。
お客様が購入し易い目安として◯◯◯用と用途を別けていますが、基本的にはあらゆる金属全般に対し最高の効果と性能を発揮します。金属加工の工作機械からホビー用途まで全てを網羅する完全なるオーバースペックとなりますので、改めて是非一度BORED METHODのオイルをお試しいただければと思います。