2015/09/15

お陰様で安定したお買い求めをいただいていますBORED METHODのオリジナルオイル各種ですが、ここ最近は定番のLIGHT DUTYとTHICK HEAVYが非常に好調です。
BORED METHODのオリジナルオイルとして立ち上げ当初の12年前より都度マイナーチェンジやアップグレードを繰り返して来たラインナップの後継種に当たるLIGHT DUTYとTHICK HEAVYはベアリングとギアにおいて絶大な信頼をいただいています。
またこれらを混ぜ合わせる事で中間的な粘度をカスタムするとカセットハブのラチェットなどに非常に有効な粘度と特性が得られます。
自身が回転しながらも常に摩擦が発生している特殊なパーツとなるカセットハブのラチェットですが、その構造はベアリングとアクスル、それにラチェットのオスメスが一体になり全ての要素が関わっている構造です。
グリスの様な固形状では遠心力により外側へ吹き飛んで無意味な箇所で固まってしまい、オイルの様な液状でも遠心力により吹き飛ぶ事で必要箇所を十分潤滑する事が出来ません。これらを解消する為にはLIGHT DUTYとTHICK HEAVYをユーザー自身で混ぜ合わせ、使用箇所別に粘度を調整してやる事で非常に優れた潤滑を行う事が可能となります。
シールドベアリングにはLIGHT DUTYを原液で使用し、ラチェットメスにはTHICK HEAVYを原液で使用します。そしてラチェットオスやスプリングなどには上記を適量で混ぜ合わせてやり、ラチェットがレスポンス良く反発する動きを狙います。
これによりLIGHT DUTYの高い浸透性や油膜の吸着性が得られながらも、THICK HEAVYの摩擦や荷重を低減する効果が相乗し、まさにカセットハブのラチェットには最適な効果が得られる事になります。
その他のジャンルでもワンウェイクラッチ、ウォームギア、フェースギアなどが使用されているフィッシングリールの内部にはTHICK HEAVYを、初速回転ではなく長期安定のシルキーな高回転を求めるベアリングなどにはLIGHT DUTYを、まずは原液でご使用いただき更に粘度を下げて潤滑性を求めるのか、逆に粘度を上げて摩擦や荷重に対する効果を求めるのかによってそれぞれを適量づつ混合させてご使用いただく事が出来ます。
只今非常に品薄となっておりBORED STORE及びBORED METHOD取扱DEALERでも欠品の場合がありますが、来週中頃には在庫の補充が完了する見込みとなりますので、引き続きBORED METHODオイルの安定した耐久性と優れた油膜特性をお試しいただければと思います。