昨日の告知以降BLOG及びSNSでの反響が大きく多くのお問い合わせをいただきましたので製造元であるBOREDにて詳細をお伝え致します。
まずはONE DROPに関して。こちらは使用していただければ分かる様に非常に滑らかでオイリーな感触に仕上げてあります。BORED METHODの既存ラインナップはオイリーと言うよりもサラッとした感触に感じる事が多いと思いますが、ONE DROPは誰もが実感出来るオイルらしさを追求しました。
素材としては3つのベースオイルから成り立っています。主にBORED METHODのTHICK HEAVYにも使用されている合成油のポリアルファオレフィンと100%化学合成油のエステル、それに今回新たに使用した高度精製油のナフテン系素材を使用しています。この高度精製油のナフテン系素材はBORED METHODでは通常使用していない鉱物油ベースのオイルとなります。ただし、非常に高度精製され不純物を極限まで取り除いたクオリティの高い物を使用しており、その特徴として他の素材への溶解力に優れていると言う点があります。つまり良く混ざり分離し難い素材と言う事です。このナフテン系素材の影響により滑らかでオイリーな感触が実現しています。
誰もがオイルらしさを実感出来て非常に浸透性も良くあらゆる箇所への使用が可能となっています。基本的にはチェーン、ワイヤーなどの日常一番気にしてやるべき箇所への使用が好ましい気軽に使用出来るセミシンセティックオイルです。
そして次にBLUE GREASEに関してですが、BORED METHODとしても久ぶりのグリス生産となりました。ベースは過去好評をいただいていました140515グリスです。
これにONE DROPの成分を混合し極圧性と減摩性に優れたグリスとしてアップグレードしています。
BLUE LUGのメカニック達にも既に日常の組み付けなどで使用されており、パーツを選ばずオールマイティに使用する事が可能です。
特にBBをはじめシートポスト、ペダル、ヘッドパーツなど荷重や衝撃が多い箇所においては必然的にオーバートルクでのアッセンブルとなりますが、その場合でも焼き付きを抑え常に油分を供給し続け易くする為に一般的な粘度よりも若干柔らかめとしています。
誰もが日常的に使い易く、感触的にもグリスらしい粘度と滑らかさを実現したセミシンセテッィクグリスとなっています。
さて、実は今回の別注生産をするに当りBLUE LUGのスタッフから打診をいただいた際に、どのポジションを目指すか?ターゲットとなる用途を検討しました。
BLUE LUGの答えはやはり誰もが日常的に使用出来る物で尚且つ性能の高い物。つまり躊躇なく購入出来る金額であっても市販品よりも高性能でありたい。なかなか難しい条件でした。価格を度外視すれば比較的容易な事でもありますが。
そんな事で昨年よりサンプルを何度か製作し、BLUE LUGのメカニック全員で実用テストを行った結果の自信作となりました。パッケージなんかはBORED METHODとは完全に異なるイメージですが、良いですねBLUE LUGらしさが表現出来ていると思います。
もちろんBORED METHOD製品各種と混合使用する事も可能なので、更なる特化した用途や状況へもユーザー自身でカスタマイズする事も可能となっています。