2015/03/07

売れる物を造るのでは無く使える物を造る。その結果として良くも悪くも評価される。
性能や機能が伴う製品において妥協する事は考えられず、その評価は売上が一つの目安となります。
これがBORED立ち上げから11年経過した現在に至るまで継続して来たビジネスの考え方。
4月からメーカー業務を主体とする事になるBOREDは昨年より、既存のオイル生産やチューニング作業などを継続する部門としてMETHODを、新規として直訳的解釈のアウトドア製品などを生産する部門のVITALを立ち上げました。
METHODもVITALも自分が長年続けて来たライフスタイルから派生し現在に至っています。つまり自分が使いたくない物は造る気がありませんのでBOREDイコール自分なのは必然でなければならないと思っています。
売れる物を造る事はトレンドの後追い傾向でもあり何もオリジナリティがない。参考にする物や目標とする物はあっても真似や類似では全く建設的ではなく、それはアジアの某国における製造業全般を100%肯定する事と同じです。オリジナリティを追求しなければそれは単なる量産メーカーまたはコピー商品に過ぎず、結局は資本の強弱だけが問題となるでしょう。
BORED METHOD製品に関しては冒頭の基準を当てはめるとそれなりの評価を得ている事になります。常に安定している。それ故に他社からの依頼として別注製品を受注する事も出来ています。
T19と生産した限定のスケートボード用オイル、DECADEWORKSと生産したフィッシングリール用オイル、そしてBLUE LUGと生産した自転車用オイルとグリスがもう間もなく発売となります。更には現在進行中の某コミューターバイクメーカーより打診されたオイル生産も始まる見込みです。
これら別注品に関しては各社の要望や意見を取り入れながら、性能的な事は概ねBOREDのやりたい様にやらせていただきました。
但しそれらは事前にサンプルを使用してもらい評価を得られた物だけが製品化されています。もちろんビジネスなので先方の予算や希望する本数など様々な条件も含まれており、それらをクリアする為に何かを犠牲として妥協するのではなく、別案として新たな材料や素材を利用する事で応用させています。
つまり、常に新たな材料や素材を求めサンプルを仕入れては試作を行っている。その証拠としてBORED METHODのオイルはこの11年間でもう何度となくマイナーチェンジやアップグレードを繰り返して来たと言う事です。
そしてBORED METHODの製品はプライベートブランドであるからこそ、常に最上級でありたいと思っています。
特注生産した材料や厳選された材料を入手する為に、あらゆるアプローチを繰り返し成し遂げて来ました。例えばBORED METHODの過去及び現在の製品に使用されている容器も本来はオイル業界の物ではありません。基本的にBOREDが求める物を見つけては異業種であろうがアプローチして何とか入手させて貰っています。当然中身のオイル関係も業種は関係なく今後もアプローチをし続けて行きます。
そんなベースがあっての別注依頼品となりますので、本質はBORED METHODの製品と何も変わらないクオリティと自負しています。
4月以降もこの考えをベースにビジネスとして更に拡大させ、大手メーカーとは異なるプライベートブランドならではの製品を供給し続けたいと思っています。大手の様な資本を用いた大々的なプロモーションやスポンサードは行えませんが、シークレットアイテムに近い存在として常に認知されていたいと考えていますので、引き続きBORED METHOD製品及びBORED別注製品をご使用いただき性能としての評価をいただければと思います。