2020/01/27

早速ですが、先日より先行受注を開始致しましたMETHOD新製品のPROTECTIVEについて色々とご質問を頂いていますが、先ずは具体的な使用量や用途について具体的なご説明を致します。
このPROTECTIVEは市販のカーケア用品として多数存在している水溶性簡易コーティング剤やガラスコーティング剤とは異なる特殊成分として、決してガラスその物を生成する訳では無く、ガラスに近い構造のケイ素を含んだ変性シリコーンを成分とし、硬度、乾燥時間、被膜厚などを独自でコントロールしたBORED METHODのオリジナルとなります。
上記の市販コーティング剤とは異なり、振動や湾曲により割れたり剥がれ落ちたりしない適正な硬度と、過度な摩擦が加わらない状況であれば最長1年は継続出来る被膜が最大の特徴となります。
相乗して紫外線防止、撥水性、防汚性、艶出しの効果も持ち合わせているので、METHODのターゲットとなるフィッシング、サイクリング、ハイキングなどのアウトドアアクティビティ全般向けとしての表面保護効果は全て持ち合わせています。
先ず、使用量については、製品で採用している30ml入りのガラス容器の口にウエスやスポンジなどを当て、ガラス容器を素早く逆さまにしてウエスやスポンジに染み込んだ量を3滴分とします。
この3滴分はウエスやスポンジの表面に1円玉~50円玉程度の大きさでPROTECTIVEが染み込んだ量として目安にしてください。
もちろんウエスやスポンジの種類や厚みの違いはありますが、大きく異なる物ではありませんので、上記を基準として使用量を調整して頂ければと思います。
この3滴分だけでフィッシングロッド1本分、フィッシングリール1台分、サイクルパーツのクランク左右分、サイクルフレームのトップチューブ1台分は十分に対応出来る量となります。
完全に脱脂洗浄された上記の対象物に素早くPROTECTIVEを塗布し伸ばしながら広げて塗るイメージで十分行き届く様に粘度を調整しています。
その後は条件によりますが通常の室温であれば5分~10分の内に素早く乾いた別のウエスなどで乾拭きします。
この乾拭きが遅くなるとベタ付いて拭き取り難くなりますが、そのまま乾拭きしてべた付きが無くなるならOKです。
もしも最初からやり直す場合はパーツクリーナーやアルコールなどでPROTECTIVEを拭き取ってから再度同様の手順で素早く作業を行ってください。
また、同じく重ね塗りをして被膜を厚くしたい場合には、最初の塗布後に乾拭きをせずに30分ほど放置させてから改めて二度目の塗布を行い、最後は同様に5分~10分の内に乾拭きを行えば完了です。
被膜自体は非常に薄い物となりますが、完全な無色透明ながら強靭で硬度に優れた被膜となりますので、塗布している実感が分かり難い場合もありますが、艶の感じが他とは異なりますので、慣れるまでは光に当てながら確認するか狭い範囲で部分的に塗布を行うなどで対処頂ければと思います。
ちなみに画像はコーティングに使用したメガネ拭用のマイクロファイバーウエスとなりますが、翌日には右のしなやかな乾拭き用とは異なり左の様にカチカチに固まっている事が分かります。
最後に市販の上記コーティング剤とは異なり、水分の付着した状態ではPROTECTIVEの作業は行えません。
完全に脱脂洗浄後に常温で放置して表面が乾燥している状態がベストとなります。
ただしPROTECTIVEは火気厳禁となりますので、ヒーターなどを併用する方法は推奨しておりませんので再度ご注意ください。
今の季節は地域や条件により温度差も大きくなりますが、基準として室温25度を前提としていますので、それよりも寒ければ作業時間や放置乾燥時間が多少長くなり、それよりも暖かければ逆に時間は短くなります。
所謂普通のスプレー缶塗装等と同じ考えて作業を行って頂ければと思います。
初回生産分も少なくなっていますので、BORED STOREよりお早目のご注文をお待ちしています。