2016/12/22

BORED METHODのルーツであるサイクル用ルブリカント以外で製品ラインナップを展開し始めたのが約3年前の事となります。
自身のライフワークを中心としたカテゴリーをターゲットに開発や設計を開始し、現在のラインナップであるKRAKENとGOLYATへと継承されています。
GOLYATはKRAKENをベースとして各種添加剤の配合や種類を変更したオイルとなり、そう言った意味でも特にKRAKENに関しては思い入れがあります。
使用する100%合成油のベースオイルは超低粘度である必要があり、それに配合する添加剤は特注生産する事で初めて効果を発揮します。
市販他社の同カテゴリーオイルと比較しても超低粘度ながら油膜の存在率や皮膜の定着率は最高レベルと自負しています。
KRAKENとGOLYATは主にミニチュアベアリングやメタルカーラーを対象としたフルシンセティックオイルです。つまりフィッシングリールやスケートボードの専用ではなく、その他カテゴリーにおいても低荷重で高速回転や高速摺動するパーツに対してはマルチパーパスにご使用いただけると言う事です。
すぐに想像出来る物としてはラジコンやエアガンなどが挙げられますが、サイクルパーツのプーリーや電動工具のリューターなどにもご使用いただく事が可能です。
ただしKRAKENは主にチューニング対象として設計した性能につき、あくまでも市販他社よりも強靭な油膜としての長寿命や耐久性となりますので、更に状況に応じオイル自体の強度を求める場合にはGOLYATやLIGHT DUTYのご使用を推奨しています。
そして重要な点としてKRAKENやGOLYATは是非とも継続して使用する事に意味があります。特注生産した添加剤が生成する皮膜は常にオイルを注油する事でより強靭な物となります。オイルの最大目的は油膜切れを防止する事ですが、同時に摩擦抵抗を減らし潤滑させる事も重要です。これを効果的に行うには同一オイルを注油し続ける事となり、それにより生成される皮膜はより厚く強靭な物へと変化して行きます。使用途中で他社のオイルを使用した場合には効果が持続せずに100%の性能を発揮しません。
また、他社オイルの場合はそもそも100%シンセティックでは無い場合や揮発性溶剤で希釈している物が多数存在しています。それほど超低粘度で良質な100%シンセティックを生産する事が難しいと言う事の裏付けにもなるでしょう。
BORED METHODのオイルが高価なのはそのグレードが最高品質であり、尚且つ日本国内で生産されている事にあります。
具体的な使用頻度として、自分のフィッシングリールにおいては毎回の釣行前にスプールベアリングの両面に数滴づつ注油を行い、レベルワインダーにはLIGHT DUTYを数滴注油し、余分なオイルはティッシュで拭き取って終了です。たったこれだけの事なので作業時間も5分あれば十分ですが、注油する目安量としては少し多めに溢れる位を注油してください。よく1滴づつ注油などと効きますが、それでは隅々までオイルを行き渡らせる事が出来ない場合がありますので、少し多めの量を必ずベアリングの表裏から注油してください。勿体ないと思われるかもしれませんが、その為にKRAKENとGOLYATは他社製品よりも5ml以上多い容量としていますし、実際は表記よりも多い20ml弱の量が充填されています。
これを1年で使い切るペースでご使用いただければ、ベアリング自体に物理的な問題が無い限り次シーズンもそのまま継続してご使用いただけるはずです。
改めてBORED METHODのミニチュアベアリング用チューニングオイルKRAKENを是非お試しいただければと思います。
ご注文はBORED STOREまたはBORED METHODお取り扱いDEALER各店にてお買い求めください。