2018/02/07

BOREDがMETHODとVITALの2ブランドで展開するメーカーとして業務内容を変更してから既に3年が経過し、BORED設立からは早いもので15年が経過しました。
上記のタイミングでそれまでMETHODから発売していたオイル製品に加え、フィッシングやスケートボードなどをターゲットにしたオイルとしてKRAKENとGOLYATを発売しました。
KRAKENとGOLYATも現在までに一度アップグレードを行い、メインのベースオイルをエステル化学合成油からポリアルファオレフィン合成油へ変更する事となり現製品に至っていますが、このポリアルファオレフィン合成油は非常に添加剤各種との相性が良く、オイル設計の段階で割と素直にイメージ通りの特性を得る事が出来るので、METHODではLIGHT DUTY以外のオイル全てに配合しています。
このKRAKENとGOLYATの粘度はフィッシングリールやスケートボードなどに使用されているミニチュアベアリングでは最適な粘度と自負していますが、すぐ上の粘度としてLIGHT DUTYが存在しています。
ただしLIGHT DUTYは上記にも記載した様にメインのベースオイルにノンポリマーエステル化学合成油を使用しているので、ミニチュアベアリングに対してはオーバースペック過ぎてしまい、使用において全く支障は無いにしても最適な用途としてはもっと高荷重や高摩擦なサイクルユースなどが適正と言えます。
そこで昨年からKRAKENとGOLYATより粘度を上げたポリアルファオレフィン合成油をメインのベースオイルとしたオイルを試作しています。
もちろんLIGHT DUTYとはバッティングしない様に何か独特な特性を持たせようと思っているのですが、どうせならBORED定番のオーバースペックは継承しながらも油膜特性でコントラストを付けたいと思っています。
LIGHT DUTY、THICK HEAVY、BSLRと言う並びに加え、KRAKEN、GOLYATに続くBSLR的立場の新しいオイル。
もちろんこれまでのMETHODオイル同様にテフロンやモリブデンなどの固形添加剤をはじめ、塩素や重金属など身体や環境に有害な添加剤は一切無使用で、ある程度使用ターゲットを絞りながらも基本的にはバーサタイルにカテゴリーやジャンルを問わずご使用頂けるオイルとして設計しています。
外注倉庫で出荷準備や発送作業を行いながらも頭の中は添加剤の事でいっぱいです。