2020/09/05

METHOD新製品オイルCHIMERAの発売までには数種類のリールで散々テストを行って来ましたが、今回は自分が以前メインにしていた09アルデバランmg7をニコイチ復活させる為に定休日を利用してメンテナンスを行ってみました。
2台の内1台はかなり酷使して来たせいかスプールシャフトに曲がりが見られ、レベルワインダーには異物が混入した状態でゴリ巻きしていた多数の傷やら、各所に塗装の剥がれなど、それ以外にも多数の不具合が見られましたが、もう1台は比較的キレイな状態だった為に状態の良いパーツを入れ替えてベストな1台を作ってみました。
本来は渓流トラウト用としてベイトフィネスなリールを作る目的でしたが、結局は知人から14ブレニアスを譲って貰える事になり、そうなるとスプール径やギア比の問題から圧倒的に14ブレニアスに軍配が上がってしまうのは言わずもがな。
まぁそれはそれとして今回は良い機会と言う事もあり、09年に新品で2台を購入し直ぐに中古美品を1台追加して3台体制で約10年使用して来た自分の09アルデバランmg7は、2台をBOREDお取り扱いDEALERのディケイドワークスでペイントしてからも順調に使用して来ましたが、少し前から上記の酷使が影響してまともに巻ける状態では無くなってしまいました。
そこで改めて耐久性重視のメンテナンスと言う目的で、1台分を犠牲にした冒頭のニコイチでベストな1台を復活させてみた訳です。全バラシで全クリーニングはメンテナンスの基本ですが、今回は各パーツの状態も見極めながら作業を進め、画像の様に内部を仮組んでみながら先ずはワンウェイクラッチにCHIMERAオイルを注油してみたところです。
自分の場合は全てのネジはドブ浸けでクリーニングした後にBSLRへ浸しておくのは毎回の事として、今回はメインギア、ピニオンギア、クロスギアにALPHAグリス、使わないながらもドラグにはDELTAグリスを極薄で、スプールベアリングにはGOLYAT、そしてワンウェイクラッチ及び組付時の摺動部には全てCHIMERAオイルを使用しています。
特にワンウェイクラッチの場合はベアリング部だけで無く、周辺の組み合わせパーツとなるメタルカーラーにも同じCHIMERAオイルを使用する事は当然ながら、ワッシャーや四角ナットなどのハンドル周辺全てにCHIMERAオイルを使用し、最後のハンドルリテーナーナットにはDELTAグリスを極少量使用してトルクをかけてシッカリと締め込んでいます。
取り敢えずこの09アルデバランmg7は夢屋のベイトフィネススプールを入れて一応ライトソルト用?や渓流トラウト用?とするつもりですが、以前予備のスプールと勘違いして購入してあった未使用のベイトフィネススプールがこんな所で役に立つとは思ってもみませんでした。
このスプールに合せるのはもちろんHEDGEHOG STUDIOのZHiベアリングをセレクトしていますが、これはHRCB防錆ベアリングとして通常のステンレスより10倍以上の防錆性を持つ事から、ライトソルトで使用した場合を踏まえた上での事となります。
と言うかこれも既に持ち合わせていたのを発見したので今回は偶然にも手持パーツでのラッキーが続いています。
と言う事でHEDGEHOG STUDIOに注文してある最高峰のAIRセラミックベアリングは、偶然にも同じサイズであった事から後日届くであろう14ブレニアスに使用してキンキンのベイトフィネスリールに仕上げるつもりです。
今回の様に自分のベイトフィネスとはあくまでも渓流トラウト用かライトソルト用としてデビューする準備なので、メインのバスは相変わらずガチガチ系でゴリゴリ系なのは変わらずです。
今までは自身でリールのメンテナンスを行う事すら面倒でBOREDお取り扱いDEALERへ頼んでしまっていたのですが、今回からは業務上必要な確認作業もあるので、なるべく定期的にメンテナンスを行っていきたいと思います。