2020/03/24

この時期は新入学の需要によりサイクルショップでは組み立て作業が非常に多くなっています。
自転車の車体全般において一番注意する点は当然ながら駆動部となりますが、ハブ、ボトムブラケット、ヘッドセット、ペダルなど、これらさえキチンと駆動していれば決定的な破損に繋がる事は無いと言えるでしょう。
特に人間の体重が荷重として加わるヘッドセットとボトムブラケットにおいては使用グリスの選択も重要となり、メーカー純正グリスではオーバースペックな特性を得る事が出来ません。
メーカー純正はあくまでも日常的なメンテナンスを視野にいれた製品が多くを締め、当然ながら自社製品では無いにも関わらず自社の車体にはピンからキリまで全てに使用されていると言う点からもお分かり頂けると思います。
例えで言うと某シ○ノの通称カップグリスと言う半透明な黄色いグリスは、ヨーロッパのケミカルメーカーが製造している物と同一品となり、つまりはOEM契約により入手し流用しているグリスとなります。
同じく材料ベースで言えば黒い二硫化モリブデングリスはニチモリ製であったり、逆に白いシリコングリスの多くは信越化学製の材料を使用している物が大半を占めています。
これら材料ベースの話であればBOREDのMETHODでも当然使用する場合もありますが、オイルやグリス自体をOEM生産として製品化している物は一切ありません。
人間プラス車体の荷重を支えるベアリング部において、基本的に屋外で雨でも風でも使用する前提となれば本来の潤滑性や減摩性に加え極圧性、耐熱性、耐水性、防錆性を多く加味する必要があります。
現在それらに対応するべくして生まれたMETHODのDELTAグリスとALPHAグリスは、メーカー純正やその他の他社製高性能グリスよりも更に全天候型としての耐久性を極めた製品となります。
基本的にシールドのカートリッジベアリングにおいてはベアリング筐体の40%程度までグリスを充填する必要があり、逆に80%も充填すると粘度抵抗が増して潤滑自体が促進されずにロスが増えるだけとなります。
多く使用や充填すれば長持ちする訳では無く、適正な使用量と最低限シーズン毎のメンテナンスを行う事で製品の精度が維持されますので、これから季節の変わり目を迎える前に是非METHODのDELTAグリスとALPHAグリスをご使用の上で駆動部のチェックを行ってください。
引き続きのお買い求めはBORED STORE及び全国のMETHODお取り扱いDEALER各店にてお待ちしています。