2019/02/08

2003年よりオリジナルプロダクトとしてスタートしましたBOREDのオイルですが、スタート当初より拘り続けるポリシーとして油膜性と極圧性を最重要視しています。
METHODオイルに使用しているベースオイルはエステルコンプレックス、ポリアルファオレフィンの化学合成油または合成油のみを使用し、ミネラルオイルや高純度精製油などの様に表記される事の多い鉱物油ベースではありません。
化学合成油または合成油は鉱物油と比較し様々な優位点がありますが、METHODでは化学吸着性と剪断性に優れた特性を利点として使用しています。
化学合成油においては金属に対し電気的吸着性を持ちプラスマイナスの原理で油膜が吸着する特徴があり、合成油においては鉱物油の数倍を誇る剪断性により連続する摩擦や荷重に対しても油膜分子が壊されにくい性質があります。
これにより摩擦や荷重により金属同士が直接接触する事を回避し常に薄く強靭な油膜が存在し続け易いと言う事になります。
つまり他社が近年当たり前の様に配合しているテフロン、フッ素、PTFEと呼ばれる樹脂や、カーボン、チタン、モリブデンなどの炭素や金属などの固形添加剤を使用しなくとも純粋にベースオイルの時点で非常に油膜が強靭と言えます。
ちなみにテフロン、フッ素、PTFEなどの樹脂製の固形添加剤はその効果自体が完全に認められて物では無く、金属表面のデコボコやミゾを埋めて平坦化するイメージのイラストに惑わされてしまいがちです。
現に膨張し易く熱伝導率の高いアルミで出来た自動車のエンジンやミッションには上記の固形添加剤を使用していない物が殆どで、つまりは金属表面の修復や平坦化はあくまでもイメージが先行した過大な脳内効果と言え、実際の効果としては摩擦の緩和目的や減摩目的での補助として認められると思います。
長年サイクルメカニックや金属加工に携わって来た経験から、特にボールベアリングにおいては極圧化でのカジリなどは確実に発生しており、それが原因とされる理由は油膜が失われる事と範囲を超えた負荷が加わった事に想像されます。
METHODオイルでは上記の化学合成または合成油のベースオイルに加え更に金属表面を軟化させ荷重や摩擦による接触を回避する硫黄系極圧添加剤を使用している為、他社の様に過大なイメージを付加させる事なく実際の使用にて効果を実感頂けると自負しています。
もちろん環境や生物に有害な塩素系添加剤及び重金属系添加剤は無使用で、溶剤による粘度の希釈なども一切行わず、2003年より常にアップグレードやモデルチェンジを繰り返し進化し続けています。
引き続きBOREDのMETHODオイルはBORED STORE及び全国のMETHODお取り扱いDEALERにてお買い求めください。