2016/10/24

秋はサイクルシーンにとって一番賑やかなシーズンとなります。
自転車業界最大のフェスであるサイクルモードが開催されたり、シクロクロスの本格的なレースシーズンを迎えたり、各メーカーの展示会なども開催されるシーズンです。
当然ながら気候的にも実際にライディングする機会が増え、同時にメンテナンスの必要性も増えてきますが、特にこのシーズンで気にかけなければならない事はメンテナンスの王道中の王道であるチェーンのケアです。
真夏の高気温&高湿度を過ぎて痛みが激しくなったチェーンを交換するには一番適しているシーズンですが、オイルアップも同時に重要なファクターとなります。
真夏の高気温では金属は必ず膨張を起こします。その膨張時にライディングを行えば当然チェーン全体の伸びも他のシーズンより大きくなるのですが、同時に金属の敵でもある水分や湿度により酸化も促進されてしまいます。
これらシーズンを過ぎた現在の気候は逆に空気が乾燥し、特に鉱物油オイルは揮発が激しくなり油膜切れが頻繁に発生していまいます。
そこで化学合成オイルの出番となりますが、BORED METHODのLIGHT DUTYや247は粘度の差に関係なく金属への吸着効果に優れたオイルとなり、先ずはロードやトラックではLIGHT DUTYをシクロクロスやマウンテンバイクでは247をご使用いただければと思います。
オイルアップの前にチェーンの物理的伸びが許容範囲内かどうか確認し、クリーナーまたは灯油などの石油系溶剤にドブ浸けして元の油や汚れを落とし切ります。
その後は再度クリーナーなどで汚れを吹き飛ばし、完全に乾燥させてから画像の様にラジアル方向へオイルをリンク順に注油してください。
特にリンクとリンクのプレート間は一番摩擦の多い箇所となりますので、少し多めの量を注油してやれば直ぐ物理的に浸透します。
バイクに装着後はクランクを持って数分の空回しを行う事で、配合された添加剤の一部が摩擦により反応し始め油分なオイルも飛散しますので、必ず適度に拭き取ってから乗り出しを行い、5分〜10分もすると添加剤が反応を起こBOREDオイルの皮膜が生成されます。
その後は故意にクリーナーなどで脱脂洗浄しない限りワンシーズン以上の油膜保持を続け、極圧性に優れた皮膜と油膜の相乗効果により剥き出しの金属であるチェーンでも長期的に保護潤滑を行います。
同じくハブのシールドベアリングやカセットハブのラチェットなどにもお好みの粘度でオイルアップ出来るのがBORED METHODの特徴です。LIGHT DUTY、THICK HEAVY、247のそれぞれをお好みで混ぜ合わせる事でシーンやパーツに合わせたオイルカスタムが可能となります。
BORED METHODのルーツでもあるサイクルシーンでのオイル選びは最高級高性能なメイドインジャパンのBORED METHODオイルにて是非ご使用ください。
ご注文はBORED STOREまたはBORED METHODお取り扱いDEALER各店よりお待ちしています。