2021/04/08

先日のポストに続き今回はストリートサイクルでの主要となるシングルスピード、そのフリーウィールに関してMETHODの推奨をご紹介します。
フリーウィールは先日のポストにあるラチェットとスプロケットが一体となった所謂ママチャリを含め一般自転車ではお馴染み過ぎるパーツですが、シングルスピード全般向けとして今でも各社から定番製品や最新機種が多数発売されています。特にラチェット数が100を超える歯数の多いホワイトインダストリー製やクワハラ製のラチェットでは当然ながら摩擦が多くなり、そこへの注油として定期的なメンテナンスを行う必要があります。
ラチェット数の少ないシマノ製、サンツアー製、ACS製などにおいても、少しラチェット音が変わったかな?と感じたら最低限の注油は行う様にしてください。
基本的にフリーウィール内にはスプリング、ラチェット、爪、ボールベアリング、ゴムシールから成り立っていますが、製品によってはゴムシールの無いオープン状態の物もあります。
全てのフリーウィールはバラす事が出来ますが、もしバラす自信の無い人は必ずスプレー式のパーツクリーナーだけは欠かさずに準備しておき、フリーウィールのボディに見えている隙間からパーツクリーナーを半分使ってしまう勢いでスプレー噴射にて万遍無く中身を綺麗にしてやってください。
その後は30分ほど放置して乾燥させてやれば十分です。
もちろんバラせる場合も同様に脱脂を含めたクリーニングは忘れずに。
そしてこれからが重要ですが、フリーウィールのラチェットにおいては必ずMETHODのLIGHT DUTYオイルを使用してください。
注油量の基準として15T以下の場合はLIGHT DUTYのスポイドで10滴ほど、16T以上の場合は12滴から14滴ほどを。
もちろん注油の途中でラチェットを回転させたり傾けながら隅々までオイルが行き渡る様に注油してください。
LIGHT DUTYよりも高粘度のオイルやグリスだと、中にある極小なボールベアリング同士が引っ付いてしまい上手く回転を促進させる事が出来なくなります。
逆にLIGHT DUTYオイルよりも低粘度なオイルだと遠心力により吹飛んでしまう量が多くなり、ボールベアリングでは問題無いにしてもラチェットには致命的な潤滑不足となってしまう場合があります。
これらを潤滑と摩擦の要素を上手くクリアーしているオイルがMETHODでは長年チェーンオイルやシールドハブベアリングオイルとしてベストセラーを誇るLIGHT DUTYオイルとなります。
極端に摩擦の多い箇所においてオーバースペックな極圧性とノンポリマーのエステル化学合成油の強靭な油膜性により、常にスムーズな潤滑性を得る事が出来るオイルらしい質感のオイルです。
フィッシング用途ではビッグベイターのスプールベアリングとしても非常に好評を得ていますが、上記の様に人体と車体を合計した重量における走行時の負荷や衝撃にも十分耐える油膜性がその証とも言えます。
サイクルにおいてもフィッシングにおいても自身でのメンテナンスに自信が無い場合はショップでのメンテナンスをお勧めしますが、今回のフリーウィールにおいては比較的メンテナンスのし易いパーツにつき一度トライしてみるのも良いかと思います。
引き続きメンテナンスやチューニングにはBOREDのMETHOD製品をゼヒお試しください。