2021/04/07

中々自身でのサンプルテストを行う時間が取れないと言う事で、多少無理矢理に強行して近場でのサンプルテストを継続しなければならない状況なんですが、一応先日久しぶりに会った知人へ頼んでライトソルトでのスピニングとトラウトでのベイトフィネスでも同時にテスト中です。
但しまた来週になると次に指示していたサンプルが3種類上がって来るので、今週はなにがなんでもあと数回はテストを行わなければなりません。
今回の新製品予定グリスは先日廃盤となったLDGグリスとTHGグリスの後継製品と言う事もあり、殆どフィッシングリールでの需要とはなりますが、基本的に現在のDELTA、ALPHA、THETAと完全同一材料のウレア系グリスとなり、更にはベースをTHETAで試したバージョンのサンプルテストが良好であったので、ある項目においてはテストを省けると言う事で開発自体は時間短縮となるでしょう。
現在のイメージとしてはLDGグリスやTHGグリスよりも少し粘度を持たせながら配合油分の割合を減らし、その代わりに添加剤の占める割合が多くなる事で超低粘度ながら非常に粘性が高いユニークなグリスにする予定です。
ターゲットとしてはバスフィッシングでのライトリグやフィネスリグを基準に、それ以下の荷重を対象として渓流トラウト、エリアトラウト、ライトソルト、スーパーライトジギングなどでメインギアやウォームシャフトに使用出来る超低粘度ながらシツコイ粘性で保護潤滑を行えるグリスを考えています。
今回はウレア系グリスとなる事でLDGグリスやTHGグリスよりも耐久性が増し、つまり適応温度範囲や防錆耐水性が増す事になるので、配合する油分には他のウレア3グリスよりも多くの合成油を使用する事になります。
一方で他のウレア3グリスとは異なり極圧性の追求はそこまで高い数値で無くても良くなる事で、価格面でも上手く相殺し調整出来るかと思っています。
以前より特にトラウト系でのニーズが多かったLDGグリスやTHGグリスではありますが、今回のモデルチェンジとなる後継製品では対応範囲が広がる事で、上記の様に各ジャンルでのニーズも高まる事が理想です。
ちょうどMETHODお取り扱いDEALERのFisherman's Lunch Boxがライトソルトでのガイドやスクールも開始したと言う事で、便乗して最終サンプルのテストもお願いしちゃおうかと思っています。
M氏ヨロシクです。
取り急ぎ現状報告となりましたが、既にMETHODお取り扱いDEALERの方にもお問い合せが来ているそうなので、現状として5月のGWまでには何とか発売に持って行ける様にと思っています。
是非ご期待ください。