2017/05/17

現在BORED METHODでは3種類のグリスをラインナップしていますが、最近はユーザーでも用途を限定した使い方をされている方が多い様です。
そもそもBORED立ち上げ時からのポリシーとして、オイルの油膜性と極圧性が高ければグリスの必要性は無いと言い切って来ました。
つまりいつまでも薄く油膜が残っていれば金属同士が直接接触を起こす事が無いので、金属の精度を変える事なく維持する事が可能です。
それが衝撃や摩擦により連続して油膜が失われると焼き付きを起こし、金属の精度を変えてしまう事になります。
BORED METHODのオリジナルオイルを一言で現すと、油膜性と極圧性を絶対条件としたタフなオイルと言う事になります。
いつまでも常に油っぽくオーバースペックな摩擦においても常に油膜が存在し潤滑を続ける事が出来るオイル、これが14年間継承し続けているBOREDのポリシーです。
なので、特にグリスの必要性を感じた事も無かったのですが、やはりオイルの薄い油膜だけでは心理的に不安と言うユーザーも多い事実から、超低粘度なグリスであれば面白いであろうと言う事で発売する事となったのでLDGとTHGです。
厳密に言うとLDGが一番粘度が低く、次に僅差でTHGとなりますが、いずれもグリスの粘度を示すちょう度は0番としています。
そしてLDGとTHGをリリースしてみると、もう少し粘度の高いグリスの需要が出て来る。と言う事でマルチパーパスなグリスとしてBSLGをリリースする事となった訳です。
LDGは回転部や潤滑部に向けた箇所へ、THGは摩擦や荷重の多い箇所へ、BSLGはそれらを含むあらゆる箇所を対象として生産していますが、正直言って全てオーバースペックに生産してある為に、人力以上動力未満の力に対しては全てにおいて使用可能な数値性能となっています。
個人的にはTHGとBSLGさえあれば自転車を組む事において完璧な油膜提供を行える事は間違い無く、更にLIGHT DUTYとTHCIK HEAVYがあればすべての潤滑及び保護をオーバースペックに行う事が可能です。
なので、それよりも低い数値で油膜性と極圧性を維持出来るフィッシングリール、スケートボード、ホビーユースの場合においては絶対的な油膜の存在率を示す事が出来ると自負しています。
もちろん使用条件や使用環境などのあらゆるバリエーションは存在していますが、あくまでも製作側の意図としての基本設計は間違いなくオーバースペックに設定していると言う事です。
一般的なグリスの弱点である粘度抵抗と浸透性能を極力改善する為に生まれたBORED METHODの超低粘度グリスLDGとTHG、そして低粘度ながらマルチパーパスに使用可能なBSLGをゼヒお試しいただければと思います。
お買い求めはBORED STOREまたはBORED METHODお取り扱いDEALER各店よりお待ちしています。