2016/08/27

数か月欠品が続いていましたBORED METHODのミニチュアベアリング&メタルカーラー向け超低粘度オイルKRAKENとGOLYATですが、実はアップグレードを行いようやくサンプルテストが完了しました。
9月上旬にはリニューアルバージョンとしてBORED METHODお取り扱いDEALER各店でもお買い求めいただける様になるかと思いますので後日改めてお知らせ致します。
さて、今回アップグレードした内容として基本的な性能や用途は大きく違いがありませんが、一番大きな変更点としてベースオイルが変更となりました。
これまでは100%エステル化学合成油のみをベースオイルとして使用して来ましたが、アップグレード後はポリアルファオレフィン合成油をベースオイルとし、エステル化学合成油を補助的に配合する事でハイブリッドなフルシンセティックベースオイルとしています。
化学合成系のオイルをベースとしている事自体は今までと何も変わりませんが、その種類を変更する事でゴムやプラスティックへのケミカルアタックを更に抑える目的があります。
そして副産物的な特性として、環境にも配慮した食品加工基準と同等の成分をベースとしていますので、BORED METHODの一環したポリシーでもある塩素系や重金属系の添加剤無使用に加え、更に環境や人体に対して安全と言えるでしょう。
KRAKENやGOLYATのメインターゲットはフィッシングリールやスケートボードとなりますが、特にアウトドアの中でも水辺で使用する物としては少しでも環境に配慮されている方が良いだろうと考えたからです。
これら2点の変更点は実用上何も変わらないに等しいのですが、KRAKENの粘度を若干上げてISO規格のVG7相当に設定しました。
逆にGOLYATに関しては粘度を若干下げてISO規格のVG9相当へ変更しましたが、これは設計上の基準数値としての事で、実用上はほぼ今までと変わりなくご使用いただけると思います。
その他の添加剤に関しては今まで同様となりますが、オイル全体での感触的としては以前よりも若干オイリーな感触と言うか、サッパリ感が低減されて滑らかさを感じる様な印象となりました。
そして今回からその他のBORED METHODオイルで使用している日本国内製のハイクオリティなスポイト付容器へ変更する事になりました。
ある程度使用ターゲットを差別化する目的で採用していた当初の容器は、海外製と言う事もあり精度や仕上の誤差が目立ちました。
それが毎回ストレスでもあり、廃棄や不合格品としても相当ロスが多かったので、今回のアップグレードに際し容器も相応にアップグレードさせたと言う事です。
他のBORED METHODオイルよりも更に極端な超低粘度オイルとなり、その中でも究極に回転や潤滑性能をターゲットにしたチューニング向けオイルとなるKRAKEN。
そしてKRAKENよりも若干粘度を高め耐久性能と寿命をターゲットにしたメンテナンス向けオイルとしたGOLYAT。
いずれも低荷重で高回転な状況内での専用設計としたフィッシングリール、スケートボード、ラジコンホビー向けのオイルとなります。
上記性能と併せ価格や容量にも変更はありませんので、これまでのKRAKENとGOLYATをお持ちの場合は平行してご使用いただく事が可能となります。