2015/10/02

連日好評いただいておりますBORED VITALWRですが、最近SNSで簡単な裏技をお伝えしたところ、各方面から色々とお問い合わせがありましたので具体的な裏技をご説明致します。
実は製造業者と他素材でもテストをしており、先日結果を報告されてから色々な素材で効果が認められる事が分かり、WRの裏技的な使い方として繊維や生地以外での撥水及び防汚効果が認められました。
BORED的な使用具体例を挙げると、先ずはシクロクロスやマウンテンバイクなどのマッドな状況でのオフロードタイヤにおいて、事前にWRをまんべんなくミストしておく事で泥はけが目に見えて良くなります。劇的にと言うほど大袈裟ではありませんが、やるとやらないとでは確実な差が認められます。レースやコンテストに参加する為の軽量バイクにおいては泥の付着は平均1kg以上の重量増になります。これはかなりの重量ロスとなりますが、未然に防止出来る処理としてフィールドで簡単に済む利点は大きいと思います。
次にトレッキングシューズやトレランシューズにおいても同様の事が言えるでしょう。アウトソールにWRをまんべんなくミストしておけば付着した泥を簡単に落とす事が出来ます。乾燥後の泥よりも水を含んだ状態の方が分かりやすく効果を確認出来ました。こちらは当然ながらアウトソールに泥が詰まってしまっては意味がありません。グリップが減るばかりか逆に滑ってしまう原因ともなってしまうでしょう。こちらも自分のトレッキングシューズとトレランシューズで既に実用済みとなりますが、特に動きの少ない土踏まずや踵部分でも効果が認められました。余談ですが息子のサッカーシューズなどにも常に使用しています。
更にはルアーフィッシィングのPEラインやフライフィッシィングのドライフライなど、当然繊維で出来ている物なのでかなりの長期撥水を行います。つまりこれらにおいては確実に浮きやすくなると言う事です。ただしPEラインにおいてはカバーなどでの摩擦が加わるとライン表面が毛羽立ってしまいますが、しっかりと浸透させておけば通常よりも確実に水分の吸収が少なく浮力を得る事が出来ました。
効果が認められない素材として塗装表面、レザー、樹脂、ガラス、金属など、表面が平坦で光沢のある物にはWRの特殊レジン自体が付着し難くなりますが、ゴム、木材、レンガ、石材、スポンジなどの多孔質または表面が荒れた物ではかなり強固に付着します。
WRの成分中にはいわゆる工業用アルコールを使用している為に対象物には事前にテストが必要となりますが、揮発性が早い事もありフィールドで簡単に処理する事が出来る利点は大きいと思います。
また、完全な処理と異なり驚異的な効果とまでは言えませんが、上記の具体例では通常の推奨対象物として当然アウターやバッグ等の繊維や生地と併用する事が出来ますので、フィールドによっては一石二鳥的な効果もあるでしょう。WRをフィールドへ持ち出す意味があると言う事です。
使い方によっては様々なジャンルにも対応出来る事が分かり、製造業者ともかなり上記テスト結果に驚いていた撥水防汚効果となりますので、上記以外でも色々とお試しいただければと思います。