2022/10/03

BOREDのMETHODよりこの10月中に発売となります新製品オイルBALBOA(バルボア)。
長期欠品が続いていましたKRAKENオイルとGOLYATオイルのアップグレードモデルとして成分を一新させたISO VG9相当の超低粘度オイルとなります。
現在、市販各社より発売されている超低粘度オイルにおいてはその低粘度化ばかりを追う事で、ベースオイルの素材や品質に目を向けず本来の最大目的である油膜強度を維持する事が難しい製品が多く存在しています。
そこでBOREDのMETHODオイル中で最も汎用的とされるGOLYATオイルをアップグレードさせ、実用上で最も適した最低粘度の在り方を再構築し、油膜離れと初速のキレとレスポンスを追求したGOLYATのアップグレードとしてBALBOAを発売する事となりました。
今年の春先からKRAKENやGOLYATで使用して来たベースオイルにおいて、原油価格の高騰や輸送障害などの影響が重なり原材料の入手が困難となってしまった事は既に何度もアナウンスさせて頂きました。
それらに伴い提携業者にてベースオイルの生産が難しい状況が続いて来ましたが、他のベースオイルで安定供給が可能な候補から新たな材料業者と契約を進め、夏前から新たなベースオイルのサンプルにて試作を繰り返して来ました。
基本的スペックとして新たにフルエステルのベースオイルを使用する事でJIS試験によりGOLYATよりも摩擦係数を0.02向上させる事となり、そのオイルの粘度や感触から既存のKRAKENユーザーでもGOLYATユーザーでも共通して違和感無くご使用頂けるであろうフィーリングを実現する事となりました。
つまり粘度はGOLYATを継承したものとなり、感触はKRAKENを再現したものとして、キレとレスポンスを重視したターゲットながらクラスを超えた強靭な油膜を維持する事となりました。
BOREDのMETHODユーザー用途としてKRAKENとGOLYATは主にフレッシュウォーターのバスやトラウトをメインとしたユーザーが大半を占めていましたが、そのいずれのユーザーにおいても満足して頂けるオイルとして、また油膜の耐水性を大きく向上させた事も併せタックルを半水没させた釣果画像撮影などにおいても錆が発生するまでのサイクルを大幅に延命させたオイルとなっています。
フルエステルオイルにおいて唯一の懸念材料に加水分解を起こし易い点がありましたが、これは技術の進歩として既に実用上では殆ど加水分解を起こし難いレベルまで到達しており、同じくフルエステルオイルのCHIMERAオイルやLIGHT DUTYオイルと同様にBALBOAにおいても実用において確認済となります。
フィッシングユースにおいてはスプールベアリング、ハンドルノブベアリング、ラインローラーなどのミニチュアベアリング全般の潤滑や防錆に、サイクルユースにおいてはブレーキレバーやシフトレバーのピポッド部、ブレーキやシフターのワイヤー潤滑など、スケートボードにおいてはパークやストリートでのウィールベアリングに、特にレスポンスを求めるフィーリングを実現するには最適となっています。
現在は実用テストを経てべースオイルの生産を開始していますので、またBALBOAの具体的な発売日時については追ってアナウンス致します。
内容量15ml以上で価格は税込2450円となります。