2021/09/09

ルアーフィッシングカテゴリーにおいてキャストを主とした場合、高荷重となるのがマグロやGTだとすると、その逆に低荷重となるのが渓流トラウトやエリアトラウトでしょう。
それらの中間となるまた広範囲となる中荷重において、最も人口が多いのはバスフィッシングになるでしょう。
そのバスフィッシングユーザーにおいて最も適していると思われるのが画像のALPHAグリス、THETAグリス、GOLYATオイル。
実際に自分がバス釣で使用する18バンタムMGLのXGとHGには共にメインギア及びピニオンギアへALPHAグリスを使用し、ウォームシャフトと内部のメインシャフト受けボディにはTHETAグリスを使用しています。
これが巻き心地と耐久性のバランスとして適正と考えていますが、この辺りのフィーリングは好みも別れるところなのでオフィシャルとしてあくまでも指定では無く推奨と言う表現になるのはご理解ください。
このALPHAグリスのメインギア及びピニオンギアへの使用は最もノイズレスなシルキーさを感じながらもキレとレスポンスが良いと感じるところですが、ユーザーの中にはDELTAグリスを使用してサッパリ感を求める方も居るでしょうし、逆にOMEGAグリスを使用してネットリ感を好みとされる方も居るでしょう。
但し、マイクロモジュールの様に歯数の多いギアにおいては粘性や粘度がフィーリングに直結し易い部分でもあるので、この辺りは実際にご使用頂かないと厳密に判断し難い場合があり、またテキストで表現する限界でもあります。
そこでメーカーとしてのオフィシャルな推奨においては、上記の中間的な粘度として先ずはALPHAグリスまたはTHETAグリスをご使用頂くのが最短と考えます。
そしてこれらBOREDのMETHODグリス4ラインナップはいずれも粘度や粘性は違えども、極圧性などディフェンス面における耐久数値に殆ど差が無いと言う点が特徴です。
高粘度だから強い、低粘度だから弱い、と言う一般的なイメージはBOREDのMETHODグリス4ラインナップには該当しません。
高粘度でも強く、低粘度でも強い、と言う油膜性と極圧性が長年BOREDのMETHODがポリシーとしている部分です。
なので残すはユーザーが好みのフィーリングだけでセレクト出来ると言う事になり、この点までもメーカーがオフィシャルとして指定する事は余り良くないと考えます。
尚、BOREDのMETHODユーザーでバスフィッシングにおける最も多い実績はギア部のグリスがALPHA、ベアリング部のオイルがGOLYATと言う点もゼヒ参考にしてみてください。