2021/06/01

BOREDのMETHOD新製品として先日発売した超低粘度ウレアグリスOMEGA。
ファーストサンプルからウレア系グリスの増ちょう剤基油の配合割合を何度も変更してTHETAグリスをベースとした最終サンプルへ行き着きましたが、そのファーストサンプルを使用していたカルカッタコンクエストDC 201HGを本日分解。
以前のTHETAグリスから引き続きのサンプルテストで酷使し、もう何十回と分解と組立を繰り返した事でネジ類などが消耗して来た事もあり、METHODお取り扱いDEALERのHEDGEHOG STUDIOにて消耗パーツを取り寄せしました。
OMEGAグリスのメインターゲットよりもオーバーウェイトなルアーやタックルのセレクトでひたすらにフルキャストを繰り返して来たにも関わらず、本日分解した状態は画像のとおり非常に良好となり、金属摩耗も極僅かで油膜はどの箇所にもキチンと確実に残っています。
これでようやくお役御免となった事で、本来適正と考えるオイルとグリスでしっかりとメンテナンスを行います。
今後このカルカッタコンクエストDC 201HGはシーバスでのビッグベイト&ビッグルアー専用としてMETHODお取り扱いDEALERのMonster Kissから入手したDear Monster MX-8+改をメインとしますが、ヘビーウェイトなルアーにプラスして剛竿と言う事からメインギアとピニオンギアにはDELTAグリスとOMEGAグリスを7:3比率で混合したカスタムグリスを、ウォームシャフトにはOMEGAグリスを、ワンウェイとスプールベアリングにはCHIMERAオイルを、ボディ内部の各所ベアリングにはLIGHT DUTYオイルを、ドラグにはALPHAグリスを、その他組付時のアッセンブルオイルにはLIGHT DUTYオイルを使用します。
回転時の安定を求めたタフな状況下での耐久性を重視したセレクトとして、また普段他のベイトリールでは使用しないドラグ使用も考慮してキチンと分解洗浄後に組み付けて行きます。
昨日METHODお取り扱いDEALERのKOYAMAN WORKSにてアップして頂いた様に、BOREDのMETHODオイル&グリスは経年後にもスラッジやダストなどが発生し難い点は、最高品質のシンセティックオイルをベースにポリマーの使用を極力少なくする事で、摩擦熱や回転熱によるスラッジやダストの発生を極限まで抑える事が出来ている証です。
2003年より強靭な油膜性と適正な極圧性こそがオイルとグリスに最も重要と考えるMETHODのコンセプトを是非お試しください。