2021/01/20

NJSをはじめとするルーズボールベアリングことカップ&コーン構造のユーザーにお勧めしたいMETHODのウレア3グリス。
ヘッドセット、ボトムブラケット、ハブ、ペダルなど、これらシールド構造のカップ&コーンにおいて、どうしても懸念される事として水の侵入があります。
簡易的なセミシールド構造のパーツも在りますが、あくまでも簡易として完全に水の侵入を防止する事は出来ませんので、どちらかと言うと砂や埃などの侵入防止効果の方が高い様です。
その対応策として耐水性と防錆性に優れたケミカルを使用する事が最善のディフェンスとなり、そのカテゴリーにおいて恐らくBOREDのMETHODでラインナップしているDELTAグリス、ALPHAグリス、THETAグリスが最も実用的と考えます。
単に耐水性と言っても以前デモンストレーションでご紹介した様に、水中に水没させた状態であれば一週間以上も油分が分離する事無く形状も変わらず維持する事が出来ますが、回転や摺動など動きのある条件において水分が混入した場合でも、乳化を起こし難く更に潤滑効果は殆ど変わる事無く維持する事が出来ます。
これはベースとなるウレア化合物の最大特徴でもあり、また、同様に耐熱性や防錆性も高次元で持ち合わせている事が全天候型と謳っている理由です。
通常グリスに求められる極圧性は当然ながら汎用以上のオーバースペックとなり、更に上記の耐水性、耐熱性、防錆性が加わった事でBORED史上で最も油膜強度が高く耐久性に優れたグリスとなります。
高粘度のDELTA、中粘度のALPHA、低粘度のTHETAの3ラインナップは各パーツへの使い別けとして、例えば回転を妨げずに粘度抵抗を極力減らしたいハブにはTHETAを、頻繁にメンテナンスし難く常に人体以上の荷重が負荷されているヘッドセットやペダルにはDELTAを、ハブと合わせた足回りとしてボトムブラケットには粘度抵抗と油膜強度のバランスが取れたALPHAを、この様な使い別けは勿論、それぞれをお好みに応じ混合カスタムする事で更に用途別にバリエーションを増やす事が出来ます。
大気が乾燥し切っているこのシーズンはメンテナンスに最適となりますので、ゼヒMETHOD史上最強のDELTAグリス、ALPHAグリス、THETAグリスをお試し頂ければと思います。
引き続きのお買い求めはBORED STORE及び全国のMETHODお取り扱いDEALER各店にてお待ちしています。