2020/11/17

CHIMERAオイルの発売後から続けて準備を開始していたDELTAグリスとALPHAグリスに続く新製品予定のウレア系グリス。
現在も超低粘度シリーズとしてはLDGグリスとTHGグリスが存在していますが、これらと上記の間を埋める存在として低粘度なちょう度0号相当のウレア系グリスのサンプルテストを開始しています。
もちろん自身のリールでは既にサンプルを何種類かテストしており、別件では知人に頼みサイクルペダルでもシールドとルーズの2種類でテストを行っています。
ウレア系グリスの特徴として先ず感触などフィーリングの部分においては、一般的なリチウム系グリスよりも濃厚で密度の濃い質感が特徴です。
つまり対象物に塗布した際にモッチリと言うかネットリと言うか厚みと硬さを持って塗布する事が出来る高い密度が得られると言う事となりますが、そのフィーリング通りのタフな特性として一般的なリチウム系グリスよりも耐水性と温度範囲が極めて優れており、完全に水没した水中や常に水が当たる状況においてもグリスの流出や乳化が起こり難い性状維持特性があります。
そして高温により著しく軟化し易くなるリチウム系グリスよりも使用温度範囲が広い事から、真夏の炎天下や暖房の効いた車内などにおいてもグリスの性状維持特性により塗布した箇所を十分保護し続ける事が出来ます。
今回の新製品予定グリスはこれらの特性を継承し、ちょう度2号相当のDELTAグリスとちょう度1号相当のALPHAグリスに続くウレア系グリスとして、もうワンランク低粘度化させたちょう度0号相当としてラインナップする予定です。
未だ現時点では途中経過となりますが、実際フィッシングリールにおけるテストではALPHAグリスと比較してメインギア及びピニオンギアでの耐久性は変わらずにフィーリングだけが軽く滑らかになる印象で、もちろん海水使用においても全く耐久性は損なっていない事が確認出来ています。
そしてMETHODでは今まで明確な推奨として来なかったフィッシングリールのドラググリスとしての使用も見込んでのバリエーション展開となり、上記の様な特徴から用途による運動差はある物の基本的に粘度差のみによる選択肢が増えた事になり、当然3種類をお好みに応じて混合カスタムする事にも対応しています。
これらウレア系グリスの3種類においてはターゲットとする極圧性は概ね同一レベルとして設計しており、誤解が多いのですが、高粘度だから極圧性が極端に高いと言う訳では無く低粘度においても高粘度と同等の極圧性を得る事が出来ます。
今回の新製品予定グリスに合せて、既存のDELTAグリス及びALPHAグリスに使用している添加剤も同一の物を使用する事になり、厳密に言えば事実上のマイナーチェンジとはなりますが、既存の製品と数値的にも成分的にも殆ど変化は無く継続使用においても何ら支障は無い物として引き続きご使用頂ける物となります。
これにてDELTAグリスとALPHAグリス、そして新製品予定の低粘度グリスの3種類が全てウレア系グリスとしてシリーズ化する事となり、重ねて既存のDELTAグリスとALPHAグリスも今回の新製品予定グリスと同一の添加剤に統一させて頂きますのでご了承ください。
一応現在の発売予定は12月を予定していますが、発売前の最終段階としてテストを行っています少量サンプルを画像の様に約5g入の少量容器にて無料提供させて頂きます。
先着10名限定とさせて頂きますので、METHODの新製品低粘度グリスのサンプルをご希望の方はBOREDオフィシャルメールinfo.bored@gmail.comまで、件名に「サンプル希望」と記載の上で本文に「氏名、郵便番号、住所」と共に「年齢、使用ジャンル」を必ずご記載ください。
先着10名にて締め切りとさせて頂き次第スマートレターにて近日中に発送させて頂きます。