2022/03/24

現在新たなニーズにお応えする目的でBOREDのMETHODより5製品目となるグリスのサンプルテストを行っています。
この5製品目のグリスは現在ラインナップされている4製品と共通したウレア系グリスとなりますが、グリスの粘度を表すちょう度は2号+と言うオリジナル表記となり、同じく0号-とオリジナル表記しているOMEGAグリスの真逆粘度に位置する高粘度で粘弾性と粘着性を持たせたヘビーデューティーな仕様となっています。
現行製品では下記の様な粘性と特徴を持つMETHODのウレア系グリスですが、今回の新製品グリスにおいては特にフィッシングユースにおける最強クラスのグリスとして設計を行いました。

低粘度高粘着 ちょう度0号マイナス OMEGA THETAに高粘着性と高粘弾性を付加
低粘度 ちょう度0号 THETA ハチミツをイメージする粘性 比較的ネットリとした粘性
中粘度 ちょう度1号 ALPHA ハミガキコをイメージする粘性 DELTAとTHETAの中間的&一般的な粘性
高粘度 ちょう度2号 DELTA クリームチーズをイメージする粘性 比較的サッパリとした粘性
高粘度高粘着 ちょう度2号プラス 新製品グリス DELTAに高粘着性と高粘弾性を付加

基本的に市販レベルであっても2号を超える超高粘度のグリスは実用性が無く、仮にホビーシーンで使用した場合においては使用したい箇所へ付着し難い事がありました。
それは粘度の高いグリスほど流動性を失ってしまう事により、回転や摺動によりグリスが塊の状態でハミ出してしまったりタレ落ちてしまう物理的な問題に寄るもので、それら付着や定着の問題を改善する為にDELTAよりも粘度を若干高粘度化させながらもOMEGAの様な粘着性と粘弾性を持たせた事で実現出来たグリスとなります。
粘度に関してはDELTAよりも僅かに高粘度化させる事がホビーシーンにおいて現実的な使用限界となり、実用テストにおいてはギア類からの振動の伝達や粘着の感触などに明らかな差が生まれています。
成分については現行の4製品と完全に同一なウレア系グリスとして既に製品化している材料につき、現在は粘着性と粘弾性の付加割合を実用において検証している段階となります。
使用ターゲットは特にフィッシングユースでの需要として、8000クラス以上のスピニングリールを使用した超大型ソルトのヒラマサやロウニンアジなど、200クラス以上のベイトリールでビッグベイトやジャイアントベイトを使用するバスやシーバスなど、これらと同等以上のリールを使用するアカメやイトウやライギョなど。
現在DELTAで対応している更に上を想定したグリスとして、モンスター対応の高負荷高荷重に負けない油膜を維持する事を目的としてしています。
また、現行の4製品と同じくユーザー自身でお好みにより混合カスタムする事も可能となり、METHODグリスの特徴でもある塗布量によりフィーリングをコントロール出来る点も同様となります。
4月~5月の発売が実現出来る様に現在もサンプルテストを行っていますので、正式なアナウンスまで暫しお待ちください。