2021/12/24

BOREDのMETHODオイル中では最新と言う事もありますが、やはり個人的にCHIMERAオイルの持つスペックが非常に調子良く、今や自分の中では無くてはならない存在です。
ベイトリールにおいてスプールベアリングには低粘度なオイルを使用する場合がトレンドとなっています。
BOREDのMETHODで言えばKRAKENとHYDRAが最も粘度が低く、次いで僅差でGOLYAT、そしてこのCHIMERAと続きますが、スプールベアリングで使用されるオイルと言えばバスなどのフレッシュウォーターの場合KRAKENかGOLYAT、シーバスなどのソルトウォーターの場合はHYDRAと言うのが多くのユーザー実績です。
但し、自分の場合はシーバスでのビッグベイトやビッグプラグにおいてCHIMERAを使用する事が多く、ウェイトをロッドに乗せてキャストする際に丁度良い回転速度が得られていると実感しています。
以前はGOLYATやHYDRAを使用している事もありましたが、どうしてもピーキーになり過ぎると言うかレギュラーウェイトであれば適正であってもビッグベイトやビッグプラグの場合はコントロールに神経を使う部分が出て来る。
また急な横風などにラインを拾われてしまい軽いバックラッシュと言うかラインが浮く状態が頻繁に起こり易くなります。
これは単純にスプールに巻いているライン重量や質量がスプールの回転速度とマッチしていないが原因となり、普通はベイトリールの常識としてキャスコンことメカニカルブレーキで微調整する事で修正が出来ますが、その修正範囲が広すぎる場合は恐らく回転速度が上がり過ぎている事が根本となります。
キャスコンのクリックがある場合として、1~3クリックで修正出来ない範囲の場合はメインブレーキを一つ強くする事よりも、スプールベアリングのオイルをCHIMERAにする事でコントロールに気を遣わずに欲しい飛距離を得る事が出来るでしょう。
これはこの1年自身で調整して来た結果として、現在は70gをキャストした後に何のブレーキ変更も無く30gを同じようにキャストする事が出来る様になるセッティングです。
ちなみに30g位までのレギュラーウェイトをメインとする場合も全く同じセッティングで、使用するPEラインの号数のみを変更しています。
そしてBSLRやHYDRAの様に防錆被膜が極厚な油膜で覆われている特性とは異なり、CHIMERAは油膜中に防錆成分が含まれている事で、低粘度らしいサッパリとしたフィーリングながらも強いと言うより長い防錆性を得る事が出来ます。
基本的に粘性を持たせない事をターゲットにしたCHIMERAは、ワンウェイクラッチなどの動きをスポイルさせる要因が一切無い事がウリではありますが、当然ながらスプールベアリングにも使用する事が出来、またその粘性から組付時のアッセンブルオイルとしても非常に有効なオイルとなっています。
100%フルエステルオイルとして酸化や揮発が非常に少ない事が低粘度ロングライフオイルと謳っている由来です。
フィッシングユーザーには一度お試し頂きたいMETHODの自信作CHIMERAオイルをゼヒご使用ください。