2021/05/27

5月25日に発売となりましたBOREDのMETHODより新製品としてラインナップした超低粘度グリスOMEGA。
再度オフィシャルとしての詳細を伝えします。
このOMEGAグリスはTHETAグリスをベースにちょう度をハーフランク低粘度化させた0号-と言うオリジナル表示となります。
高粘度2号のDELTA、中粘度1号のALPHA、低粘度0号のTHETAに続くウレア系グリスとなり、ポジション的に超低粘度とは謳っていますが、0号と00号の間を埋める0号-として粘弾性と粘着性を重視した他のラインナップとは異なるユニークな粘性となっています。
メインターゲットは過去廃盤製品のLDGグリスやTHGグリス同様に比較的低荷重~中荷重を対象にオイルとグリスの中間的なフィーリングを求めた物となりますが、今回はある程度粘度抵抗を持たせる為に配合された油分の離油加減を何度も調整し、簡単に表すと超低粘度なのに強くて重めなフィーリングを得られるシツコイ粘着性を持たせたTHICK HEAVYのグリス版的なイメージとなります。
LDGグリスやTHGグリスよりも粘度抵抗を持たせた事で使用量におけるフィーリングの調整し易さを追求し、少量使用時と大量使用時では粘着性により塗布量の変化を付け易くしており、その塗布量に関わらず摩擦や荷重からのディフェンス面はオーバースペックに確保しています。
他のウレア3グリスよりも油分配合は多いのですが、過去廃盤製品のLDGグリスやTHGグリスよりも油分配合は少なく、更に粘弾性と粘着性が大きく加わったと言うイメージです。
メインターゲットはフィッシングリールでの使用が多く見込まれ、特にメインギア、ピニオンギア、ウォームシャフトなど関節の多い箇所への使用を推奨し、また引き続きドラグにおいても実用する事が出来ます。
サンプルテストでは主にシーバスでのベイトタックル及びスピニングタックルを使用して来ましたが、対象としてシーバス、ライギョ、バス、トラウト、ライトソルトなどへの使用においては十分使用する事が出来る許容範囲となります。
また、ウレア系グリスの特徴は継承しており耐水性や耐熱性は十分確保してある為、淡水海水問わず全天候型としてご使用頂く事が出来ます。
使用している素材はDELTA、ALPHA、THETAと共通となり、これらと混合して粘弾性と粘着性を微調整する事も可能です。
5月25日に発売した初回生産分は即日完売となりましたが、急遽臨時の追加生産として5月27日に少量の在庫補充を行いますので、引き続き他のMETHOD製品と併せゼヒ梅雨時期のメンテナンスにご使用頂ければと思います。