2016/09/02

今回リニューアルアップグレードしましたBORED METHODのKRAKENとGOLYATですが、やはり使用する目的や用途が以前のモデルと同じとなると一体何が変わったのかと言う事になるでしょう。
先ず一番の大きな変更点としてはベースオイルを変更しています。
オイルの大部分を占めるベースオイルの変更は決して簡単な事ではありませんが、その効果としてリニューアルアップグレードしたKRAKENとGOLYATにとっては非常に大きな利点となりました。
KRAKENとGOLYATはメインターゲットとしてミニチュアベアリングやメタルカーラーなどの低荷重高回転なベアリングを対象として、具体的には主にフィッシングリール、スケートボード、ラジコンなどのベアリング用途が挙げられます。
そしてこれら低荷重高回転の目的を更に促進させる為には使用されている潤滑油が重要な役割を占める事になり、今回リニューアルアップグレードしたKRAKENとGOLYATは以前のモデルと比べ、より明確な使い分けが出来る様に見直す事として先ずはベースオイルの変更を行ったと言う事です。
オイルはISO規格で言うところのVGと言う表示で粘度を表しますが、今回KRAKENはVG7、GOLYATはVG9相当と引き続き超低粘度を維持しています。
余り気にする事の無い数値ではあるのですが、オイル業界的に流通している粘度としてVG2からVG1500以上まで広い範囲で存在する数値なので、例えその粘度が1や5変わったとしても実質的な変化には気が付かない無いでしょう。
粘度とは文字通りオイルの粘っこさを表していますが、今回リニューアルアップグレードしたKRAKENとGOLYATはベースオイルの粘度と各種添加剤を配合した製品としてVG7とVG9に設定されていると言う事です。
さて、今回のKRAKENはチューニングオイルとして非常に適していると言う点を分かり易く言うと、超低粘度ならではのサッパリとしたオイルの中にも常にスベスベ?ツルツル?とした感触があると言う点です。
実際は人間の肌以上に金属へ対してはその効果が相乗し持続するので、まさに低荷重高回転なシーンを求める場合には最適と言えるでしょう。
そして今回のGOLYATはこのKRAKENをベースとする事なくメンテナンスオイルとしての目的を改めて再設計しました。
こちらもオイル業界的には超低粘度な事は言う間でもありませんが、KRAKENと比較して 3倍の粘弾性を追求し、荷重や摩擦に対する添加剤のみを配合した点がメンテナンスオイルとしての所以です。
KRAKENよりもサッパリした印象は若干薄れていますが、ヌメヌメ?ヌルヌル?とした感触は実感していただけると思います。
これら浸透力に優れた両オイルは超低粘度ながら、潤滑性と回転力に特化したKRAKEN、耐荷重と低摩擦に特化したGOLYATとして、ベースオイルの変更に伴い添加剤も重複させる事なく完全に別けた事も特筆すべき点と言えるでしょう。
もちろんBORED METHODオイルが立ち上げ時より提唱しているオイルの混合カスタムにも対応していますので、いずれのオイルもお好みに応じてユーザー自身で混合する事が出来ます。
そして同じくBORED METHODのポリシーである塩素系や重金属類などの環境や人体に有害な物質は一切使用せず、賛否のある固形添加剤も一切使用していない、シンプルで品質のみを最重要視したオイルと言う点は変わりません。
9月8日頃よりデリバリー開始となりますので、お買い求めはBORED METHODお取り扱いDEALERのフィッシングショップやスケートボードショップにて、またはBORED STOREよりお待ちしています。