この19 SLX 71XGは基本的にナマズをメインに時にはシーバス釣のサブ機として使用していますが、標準的なバス釣で使用されるサイズとしてミドルクラス?エントリークラス?ながら非常に良く出来たリールだと思います。
32mmのMGLスプールにブレーキはSVSインフィニティを搭載し、流石にマイクロモジュールでは無いにしろフィーリングは非常に良い印象です。
現在は2.5号のPEラインを巻いてシーバス釣のサブ機としてたまに持ち出していますが、実際にビッグベイトなどで使用するとなるとラインキャパの問題は避けられず、レギュラーサイズからヘビーオンス位まで、つまり10gから30g位までのルアーにおいては十分対応出来る仕様となっています。
自分の場合はスプールベアリングにHEDGEHOG STUDIOのAIR HDベアリングを、スタードラグにはAveilを、メカニカルブレーキノブもHEDGEHOG STUDIOへ交換し、更にエクスセンス標準のロングハンドルに今や廃盤となったPHASEハンドルノブを装着してありますが、これらカスタムは主に操作性の好みにつき性能に直結する部分はスプールベアリングのみになります。
そして上記ルアーウェイトを対象とした場合はバス釣でも全く同じ仕様として、メインギア及ピニオンギアへはALPHAグリス、ウォームシャフトへはTHETAグリス、スプールベアリングにはGOLYATオイル、ワンウェイクラッチにはCHIMERAオイル、その他組付時にもCHIMERAオイルを使用しています。
自分の場合はハンドルノブもスプールも超高回転化させると逆に使い難く、基本的にハンドルノブは純正と同じ程度の回転が好みで、スプールは純正よりも軽く仕上げていますが、敢えてKRAKENオイルでは無くGOLYATオイルを使用し超高回転化を若干抑え油膜寿命と言うか耐久性の方を重視しています。
基本的に上記以外はメーカー標準のままですが、マイクロモジュールに近いノイズレスな巻き心地を得られ、尚且つピッチングやショートキャスト時には初速の立ち上がりが早く、非常にキャストフィールの良いホントに1万円台のリールなのか?と思うほど見違える様にレスポンスが向上します。
恐らくシマノで言えばメタ二ウム、バンタム、スコーピオンなども同様として、70番~100番のリールであれば同じメンテナンス内容でかなりのフィーリングアップに繋がりますので、是非上記を参考にMETHODのオイル&グリスで仕上げてみてください。