先日BORED STOREへアップしましたBORED VITALより発売の完全ハンドメイド製作したダマスカス鋼を使用したナイフDAMASCUS SHEATH KNIFE 200085がほぼ完成形となりました。
サンプルとは異なる部分としてハンドル材の3mm厚カーボンが正織となっており、素材も国内のリアル航空機用素材のTORAY製プリプレグ成形カーボンを板材から切り出して製作し、ナイフ全体の外径を少しシェイプして自然なアールに仕上げました。
ちなみに現在のハンドルは接着を行った状態で、更にチタンボルト2ヶ所でハンドルを固定します。
本来ならブレード付根へレーザーマーキングを先行して行う段取りでしたが、造形上の都合からハンドル成形とブルーイング処理を先行しました。
これから業者へ送りオーダーいただいたお客様のリクエスト通りのレーザーマーキングを行います。
レーザーマーキングから戻り次第、既に陽極酸化処理を施してあるチタンボルトをハンドル材に2ヶ所取り付けて刃研ぎを行い完成とります。
板材からバンドソーで切り出し、フライスでの荒切削、ベルトサンダー及びグラインダーでの造形後、鬼のヤスリ及びペーパー研摩で仕上げたナイフです。バフすら使用していない完全な手加減で製作しました。
ハンドル材のカーボン板も同様にダイアモンドブレードの手鋸にて切り出した後はサンダーとペーパー研摩のみで仕上げ、本来は艶有り仕上げでしたがマットな質感にする為に220番から600番までペーパー研摩を行い艶消しにしました。
途中持病のヘルニア腰の為に作業を中断したり、軽い熱中症気味になって中断したりとトラブル続きでしたが、ナイフ自体の作業は特にトラブルも無く作業出来ました。
ハンドル材とブレード剤との接着面など隙間もなく奇麗に平面が出せ、また、各部のアールなども歪みもなく仕上げる事が出来た100%納得の仕上がりです。
同日お買い上げいただきました大きい方のDAMASCUS SHEATH KNIFE 220105も同時進行中ですので近日画像をアップ出来るでしょう。とりあえずご注文順と言う事でご了承を。
今回画像でお見せした200085よりほんの少し小さい195080も同時製作しています。ブレード形状もハンドル形状もほぼ同じになりますが、ブレードのダマスカス模様だけは当然異なります。
本日イメージをアップしますので後ほどBORED STORE をチェックしてみて下さい。