2014/10/21

メーカーなので当たり前ですがインプレも兼ねて早速やってます。
先日もこのBLOGでお伝えしましたメタルトリートメントを実践しているのですが、まずは高回転&低荷重の典型となるミニチュアベアリングから。
と言う事で既に6年物となりました自分の同リール3台にメタルトリートメントを行い特殊皮膜を生成させています。
BORED既存ラインナップの合成炭化水素油プリコート剤RUSH COATに近日発売となります高性能特殊添加化合油ABSOLUTEを10%混ぜます。当然ながら10%ではほとんど分からない程の粘度変化なので相変わらず水の様にシャバシャバな粘度です。
これを紙コップへ入れてそこに脱脂洗浄済みのミニチュアベアリングを浸け込みます。たったそれだけです。数秒浸け込んだ後はウエスの上へ並べておき、更に数秒後リールへ組み込んで終了。所要時間10秒です。
リールへ組み込んだ後は2〜3分ほど適当にハンドルを回転させて強制的に摩擦を起こします。これでもうABSOLUTEの特殊成分が反応し金属面に特殊皮膜を生成しています。更にこのまま放置しておけばRUSH COATが完全揮発してABSOLUTEの皮膜だけが残る極限までドライに近いコーティングとなります。
実は通勤に使用しているハブには既にこのメタルトリートメントのみを行い上記状態で走行しています。シールドベアリングなのですが、今のところ追加の注油無しで全く問題ありません。もちろん長期的な使用や高荷重には向いていないのですが、月に一度程度上記RUSH COATにABSOLUTEを10%混ぜた物を数滴注油していただければ常に特殊皮膜を維持する事が可能です。
上記は単純に回転性能や潤滑特性を重視した場合の使用方法ですが、これに荷重や衝撃にも耐えられる性能を加えたい場合はTHICK HEAVYにABSOLUTEを10%配合し適量注油して下さい。間違いなく市販の極圧グリス越えの最強な油膜となるでしょう。
更には年内に発売予定のLIGHT DUTYを使用して注油すれば極限まで低粘度な油膜となりオイルを使用しながらも高回転が得られるはずです。
さて、そんなリールとハブのチューニング。もちろんBOREDは公私共に11年もこんな事を行って来たのですが、この度BOREDのDEALERに新しく加わりましたDECADEWORKSもこんな事ばかりを行っていますw 以前から個人的にBORED製品を使用していただき、この度その作業内容にも共感出来る部分を多く感じましたので、この度新たにお取り引きさせていただく事となりました。
基本的には販売店と言うよりもチューニングショップと言う位置付けになりますので是非DECADEWORKSまで作業依頼してみて下さい。