2020/03/20

先日ようやく仮で組み上がったガンナー初のキャスティングとして、先週日曜日に近くの河川へ行って来ました。
使用ルアーは2つだけ持参し自分が最も使用するウェイト範囲の中から軽い物と重い物として3/4ozのラバージグと2ozのビッグベイトのみ。
自分のガンナーはAvailのマグネットブレーキも組み込んでありますが、先ずは遠心ブレーキのブロックを2つ共にオンにした状態でフルキャスト。
25年ぶり位に旧ABUのキャストノイズを聞けて懐かしさの方が優先してしまいましたが、飛距離にして20m位?と乏しい結果に。
そこで遠心ブレーキのブロックを1つにしてキャストしてみましたが、飛距離は25m前後?と未だブレーキの抵抗を感じています。
そこで遠心ブレーキのブロックを2つ共に取り外してキャストすると急にプラス10mほど飛距離がアップしました。
その設定のままで今度は2ozのビッグベイトをフルキャストしてみると、楽に推定40m以上?の飛距離を出しながらもバックラッシュの気配すらしない程で、着水時に5~6巻き分位が極軽くバックラッシュする程度で済みます。
つまりもう少しマグネットブレーキの設定を追い込むかセオリー通り着水時のみサミングすればストレスフリーなキャストが可能で、雨が降ろうと湿度が高かろうと旧ABU特有?の水分侵入によるバックラッシュ地獄から解放されると言う事になります。
オールドモデルやパーミングカップなど古い構造の旧ABUユーザーは引き続き多数存在していますが、Availのマグネットブレーキはボディ内に装着する為に外観は全く変わる事がありません。
そんな訳で先日から更に追い込んで完成した自分のガンナーですが、お勧めとしてはAvailのマグネットブレーキ、Availの5152コグホイールベアリングモデル、香川塩ビ工業のダブルベアリングウォームシャフト、それにHEDGEHOG STUDIOのかっ飛びチューニングキットZRとVITAL別注ThirdHand製のPHASE 1st。
今回使用した105mmのカーボンロングハンドルにはベストマッチなノブとして、少し重量のあるPHASE 1stが相性も良く、ゴリ巻きするに当り不安要素が一切無いタフなノブです。
とりあえずこれらを組み込むだけで煩わしさから解放されてストレスフリーな旧ABUがカスタム出来ると思いますので参考にしてみてください。
そして何度も種類や量を変更したオイルとグリスに関しては、スプールベアリングとレベルワインダーとシャフトにはKRAKENオイル、コグホイールとメインギアとピニオンギアにはTHICK HEAVYオイル、ワンウェイベアリングにはLDGグリス、クラッチなど各部の組付と摺動箇所にはLIGHT DUTYオイル。
この組み合わせがベストとして推奨出来ると思います。
あくまでも淡水使用を前提として旧ABUを限りなく現行リールに近付ける飛距離と操作性を目指したチューニングとなりますが、上記のカスタムパーツであれば外観が一切変更されない事で今までと違和感も無く使用する事が出来ます。
上記の製品に関してはMETHODお取り扱いDEALERのHEDGEHOG STUDIOにて購入可能となりますので、気になる方は是非METHODのオイル&グリスと併せご確認ください。
それにしてもガンナーのデカールを全て剥がすんじゃなかったと後悔。