2015/10/08

先日もお知らせしました通り、材料の一部価格高騰の影響で一旦生産を完了とする事となりましたBORED METHODオイルの最高峰247を再生産する事が決定しました。
今回変更しました材料とは極圧添加剤となり、今までの247よりも更に極圧性と減摩性のバランスを見直した結果、BOREDの代名詞的存在であったBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTを忠実に再現した性能となっています。
やはりこのデカールに象徴される指紋デザインはBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTの開発コンセプトを受け継いでいる証です。
マルチパーパスな用途として全ての特性をオーバースペックに設定した性能は、BORED METHODが長年提唱しているオイルに一番必要となる油膜の吸着性を最重要視し、準じて極圧性、減摩性、潤滑性、浸透性を順にバランス良く設計したオイルです。
自転車で言えば荷重や衝撃のかかるクランク、ペダル、ハブ、カセットボディ、チェーンなどをはじめ、当然ベアリング全般も含めこれ1本で対応出来ます。
その他浸透性と潤滑性を重視する摺動部としてワイヤー、ディレイラー、ブレーキなど、各関節部を中心にご使用いただけます。
粘度はBORED METHODのラインナップ中で言うと中高粘度な位置付けとなり、実用上ゴムやプラスティックを侵す事もありません。
ベースとなる100%化学合成エステルコンプレックス基油はノンポリマーを高割合で使用し、更に高粘度指数ながら低流動点の特徴を持つ合ポリアルファオレフィン合成油を補助油として配合する事で理想とする粘度特性が実現しました。
これに今回新たに採用した硫黄系極圧添加剤、燐酸系摩擦調整剤、粘弾性添加剤、その他若干の酸化防止剤などを化合物として配合しています。
さて、一発用決戦チューンにおいてのベアリングやチェーンにはLIGHT DUTYをお勧めします。もちろんKRAKENやGOLYATもご使用いただけますが、自転車の荷重からするとLIGHT DUTYを選択していただく事が無難です。それとは逆に長期耐久用メンテナンスにはTHICK HEAVYが最適となり、使用箇所によってLIGHT DUTYと混ぜ合わせたオリジナル粘度をカスタムする事をお勧めします。これら使い別けや混合カスタムが面倒な場合には247を定期的に注油する事で、あらゆる摩擦、衝撃、荷重から金属面を保護潤滑し長期的な使用を可能とし、また、247をベースとして低粘度化させたい場合はLIGHT DUTYを、高粘度化させたい場合はTHICK HEAVYをそれぞれお好みで混ぜ合わせる事で混合カスタムする事であらゆるシチュエーションに対応可能となっています。
BORED METHODとして約12年の集大成となるオリジナルオイルの最高峰が247です。改めてこの247をご使用いただき、市販品との比較で性能差を実感していただければと思います。
この度のリニューアル発売は10月15日となっています。容器や価格には変更ありませんので引き続きBORED STORE及びBORED METHOD DEALER各店よりご注文をお待ちしています。