BORED METHODも本筋のバイシクルユースからフィッシングリールやスケートボードまで幅広くご使用いただける様になりましたが、実は左記での使用を前提として1本でカバーしたい場合は断然LIGHT DUTYがお勧めです。
本来はバイシクルチェーンやディレイラーをワイヤーをターゲットに設計したオイルですが、BORED史上で最も超低粘度となるミニチュアベアリング用のKRAKENやGOLYATよりも極僅かに粘度を上げた設計です。ただし、摩擦や荷重における耐久性は使用用途の想定上として更に上の数値となりますので、上記のフィッシングリールやスケートボード用途でも耐久性を更に向上させたい場合はお勧め出来ます。
正直な話として個人的にはLIGHT DUTYとTHICK HEAVYが相変わらず大好きです。この2つを混合する事で大概の用途に対して好みの粘度や性能を簡単に得る事が出来ます。
BORED兄弟店のEFFECTは元BOREDスタッフでメッセンジャー&ロードレーサー上がりのノッチが始めたショップですが、プロのロードチームメカニックも経ており現在も並行して活動しています。そんなノッチもLIGHT DUTYとTHICK HEAVYを断然好んで使用してくれていますが、やはり1本でなんとなく簡単に済ませたいと言うユーザーとは異なり、自分で究極まで追い込んだオイルセレクトで粘度や性能を確保したいと言うユーザー向けになるのかもしれません。
BORED METHODのオイルはテフロン、チタン、モリブデンなどの不要な固形添加剤を一切使用していません。これら固形添加剤はオイル自体の経年や酸化により不純物化する事が確認されており、実際には常に攪拌出来る状況でなければ沈殿してしまいます。実際、テフロン開発元のアメリカ企業デュポン社はオイルへの添加剤として使用した場合の効果や保証は認めていませんでした。ただしゼロではない効果と市場の急激な拡散により使用しても問題はないと認めざるを得ない事になり、現在は世界中でポピュラーとなっています。
そんな理由からも本来は固形添加剤に頼った結果の効果としては大きな物は得られませんし、ユーザーが実際潤滑性能を実感出来るレベルではありません。
潤滑効果だけであればシリコンが圧倒的に有利ですが、これは一般的なオイルに混合する事が出来ず、俗に言うシリコンオイルは極圧性も減摩性も全てにおいて耐久性はありませんので瞬時に油膜が切れてしまい話になりません。
オイルの基本は絶対的にベースオイルの種類と品質、加えて選択する添加剤の種類と品質、これらを適正な割合で配合し用途に合わせた粘度や性能を設計する事につきます。
BORED METHODのベースオイルは嘘偽りなく100%化学合成ベースオイルを使用しています。他社の様に一部を溶剤や鉱物油で希釈された物とは異なり、材料もオリジナルで特注生産された物のみを使用していますので極端な状況下や長期的な耐久性での効果は比較になりません。
改めてBORED METHODオイルの品質と性能をお試しいただければと思います。