現在製作中のBORED VITAL FISHINGRODのサンプル画像です。
色々とオリジナルで製作加工している部品や塗装をとりあえず仮組みしてみました。
決定部分としてリールシートはFujiのACS-KN16をセレクトしていますが、画像はこれに特殊な滑り止め塗装を施しとところで、実際は更にこの上からリールシート全体へマットブラックが塗装される予定です。
リールシートだけでなくフードも同様に滑り止め塗装しているのは、人によってグリップ位置が異なり人差指を伸ばしてパーミングする人なんかもいますのでその対応です。
そしてフォアグリップは全長30mmの2017ジュラルミン削り出しによるオリジナルとなり、先端のトップリングはMatagiのK16-CBTOPをマットブラックに施して装着しています。
装着しているグリップパイプは先日お知らせしました物ですが、実はDESIGNOの4軸グリップカーボンパイプです。ここだけで一体いくら手間と時間がかかっているんだと言う程ですが一切妥協はしません。
その他パーツはMatagiのリールシートリング、ワインディングチェック、グリップエンドなどを使用しオールブラックで統一します。
更にはFRAGMENT FACTORYに現在製作依頼中のメインブランクへFujiのオールチタンガイドが10個取り付けられますが、メインガイドはKWチタンとなりトップガイドのみトルザイトチタンとなります。
残す問題はEVAのセパレートグリップですが、これはオリジナルシェイプを削り出して製作した雛形をFRAGMENT FACTORYにて量産していただきます。
この仕様だと一見テレスコに思われるかもしれませんが、実際はグリップパイプとメインブランクの隙間調整を行った上で接着し完全な1ピースとなる予定です。まぁ7.0ft〜7.2ft内を想定しているので1ピースで全然問題ないと思いますが。
こうやって出来上がった物を実際にテストして全体的なイメージが想定通りかどうか確認して行きますが、やはりいくら極端なエクストラヘビーロッド以上のラインナップとは言え、感度や曲線などの部分は実際に魚をかけてみないと分かりませんのでテストは重要視したいと考えています。
X-HEAVYのJULES、XX-HEAVYのBUTCH、XXX-HEAVYのVINCENTの3ラインナップは完全に自分のスタイルであるヘビーカバーを想定したロッドです。
時代は相変わらずフィネスが主流で一部にビッグベイトやパンチングなどのストロングなスタイルも存在しますが、BOREDはあくまでもヘビーオンスなルアーでは無くヘビーカバーなシチュエーションを想定しています。
また、個人的にロッドを持ち替えた際の違和感を無くす為にグリップ部周辺のパーツ構成やサイズ統一をする事にも地味に拘っています。
アドベンチャーと言う意味ではフィッシングもカヤッキングもハンティングも含まれ、そう言った意味でもBORED VITALからリリースする意味があると考えていますので、当初は受注生産でのオーダーとなりますが、是非ご期待いただければと思います。