2015/05/29

例年この時期になるとお勧めしているBORED METHODのオリジナルオイルですが、特にチェーン周りへのケアには247を推奨しています。
これから梅雨の長雨、真夏の高温、秋口の台風と水分と湿度の応酬となるシーズンです。
天候に恵まれた舗装路でのレースやコンテストとなると他のラインナップを推奨しますが、上記の様な環境が続くこれからのシーズンを日常的に使用する場合には247の複合された各種添加剤の効果が威力を発揮します。
BORED METHODの考え方としてチェーンはウェットであるべきと考えています。解放されオープンの状態であるチェーンは路面や空間からの汚れを招く事にもなりますが、それはもう自転車の宿命と割り切って考えるべきです。
例えドライケミカルを使用しても汚れがゼロになる訳ではなく、更には頻繁な注油や施工前の下処理など手間がかかります。
何よりも世間一般ではどの機械ジャンルにおいてもウェットの状態で注油を行っている現実がありますので、これはもう上記の様に割り切って下さい。
さて、この247はBOREDの過去製品で爆発的な売上を記録しましたBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTの後継種に当たります。
BORED METHODのラインナップ中では低中粘度となりますが、非常に減摩性と極圧性に優れた特性となり、化学的にも物理的にも金属に対し油膜が吸着及び存在している性能にズバ抜けています。
オイルの粘度は上記油膜の存在に一役かっている事は事実ですが、ただし粘度だけでは遠心力や重力には勝てません。それよりも分子レベルでの吸着効果が認められる化学的吸着性能や特殊なアプローチで重力に負けない油膜を維持出来る粘弾性添加剤による物理的吸着性能を高めたこの247の方が断然油膜の存在率が高くなります。
なので長期利用した上で一見して油膜が切れた様に見えても上記性能から完全に油膜が無くなる事はありません。
粘度が低いオイルと言う事は油膜粘度自体が抵抗となる事が少なく済む為に、チェーンやベアリングへの使用に際して圧倒的なスムーズさを実感出来ると言う事です。
この247の強力な油膜吸着及び存在は摩擦や荷重は当然ながら水分や湿度からもチェーンを保護し潤滑を促進させます。
冒頭の様にこれからまさに本格的な多湿と高温のシーズンとなりますので、事前のタイミングである今の内にキチンとメンテナンスをしておきましょう。
引き続きご注文はBORED STOREよりお待ちしています。