今月下旬発売を予定していますBOREDのMETHOD新製品グリスOMEGA。
THETAグリスをベースにちょう度をハーフランク低粘度化させた0号-と言うオリジナル表示となります。
このOMEGAは高粘度2号のDELTA、中粘度1号のALPHA、低粘度0号のTHETAに続くウレア系グリスとなり、ポジション的には超低粘度とは謳っていますが、0号と00号の間を埋める0号-として粘弾性と粘着性を重視した他には無いユニークな粘性となっています。
メインターゲットは過去廃盤製品のLDGグリスやTHGグリス同様に比較的低荷重を対象にオイルとグリスの中間的なフィーリングを求めた物となりますが、今回はある程度粘度抵抗を持たせる為に配合された油分の離油加減を何度も調整し、簡単に表すとシツコイ粘着性を持たせたTHICK HEAVYのグリス版的なフィーリングとなります。
LDGグリスやTHGグリスよりも粘度抵抗を持たせた事で使用量におけるフィーリングの調整し易さを追求し、少量使用時と大量使用時では粘着性により塗布量の変化を付け易くしており、その塗布量に関わらず摩擦や荷重からのディフェンス面はオーバースペックに確保しています。
他のウレア3グリスよりも油分配合は多いのですが、過去廃盤製品のLDGグリスやTHGグリスよりも油分配合は少なく、更に粘弾性と粘着性が大きく加わったと言うイメージです。
その性状からメインターゲットはフィッシングリールでの使用が多く見込まれ、特にメインギア、ピニオンギア、ウォームシャフトなど関節の多い箇所への使用を推奨し、またドラグにおいても実用出来る為に他のウレア3グリスと混合して粘弾性と粘着性を微調整する事も可能です。
サンプルテストでは主にシーバスでのベイトタックル及びスピニングタックルを使用して来ましたが、中荷重としてシーバスクラスでの使用を最大限界として、ライギョ、バス、トラウト、ライトソルトなどへの使用においては十分使用する事が出来る許容範囲となります。
現在は最終サンプルでの実釣時間を少しでも多く稼ぎ劣化や耐久を改めてチェックしていますので、発売については今月下旬の予定として準備を開始しています。
本来はGW前の発売を予定していましたが、度重なるサンプル製作と実釣テストにも十分な時間を要した事で発売時期が遅れてしまいましたが、ようやく理想とした納得の出来る製品となりました。
具体的な発売はまた追ってアナウンス致しますので、引き続き他のMETHOD製品と併せご使用頂ければと思います。