特に何んて呼ぶのか決まっていませんが、リフターとかそんな感じだと伝わり易いかと思います。
このサンプルは3mmのリフレクトパラコードを使用し、先端には2/0のステンレストレブルフックを結んでいる物です。
そしてパラコードとトレブルフックを結んだ残りに収縮チューブを被せているのは擦れなどからの補強の意味とパラコードの解け防止として、またその右にあるのは蓄光ビーズでその更に右にあるのはPOM製極小サイズのナスカンです。
つまり、足場の高い港湾や堤防などでの釣りにおいてネットやギャフを持ち歩く事無くミニマムにポケットに仕舞えるサイズとして、魚を掛けてヤリトリした後でもロッドではリフト出来ない様な場合に、ロッドティップから出ているリールのラインにPOM製ナスカンを通してこのトレブルフックをラインに沿わせて落下させると言う物です。
当然ラインの先には魚が掛かった状態のルアーがあるので、そのルアーや場合によっては魚の口周りにトレブルフックを引っ掛けてギャフの要領で魚を吊り上げて回収する仕組みです。
POM製ナスカンは極力ラインに近い位置で沿わせる様に極小サイズを使用し、ラインを通す部分は2重のスリットが入っている為にラインを挟んで通す事が出来ます。
薄暗い中でもリフレクトパラコードが少ない光で常に反射しており、更にトレブルフック上に通した蓄光ビーズにより暗闇の中においてもおよその場所を特定し易くしています。
3mm経のリフレクトパラコードは外側には摩擦を防ぐナイロンを、内側には水分を含まない16芯のポリエステルを使用している為、3mm経ながら引張強度は190kg以上と強靭で摩耗にも強い素材となります。
同じアウトドア用のガイラインの場合だと柔軟性が乏しく癖が付き易い事もあり、パラコードの柔軟性と結び目も簡単に解く事が出来る潤滑性が最適と考えました。
先端付近に敢えてウェイトを付けていないのはルアーや魚への衝撃を減らす目的からであり、テストの結果によっては数グラム程度のウェイトをどこかへ取り付ける場合もありますが、トレブルフックが2/0とビッグベイト用よりも更にワンサイズ大き目なのでそれなりに重量を得る事が出来ています。
バスでもライギョでもシーバスでも水門や堤防など足場の高いシチュエーションは非常に多いので、とにかく最少の装備をターゲットに実用出来たら良いなと思っています。
と、取り敢えず頭の中で描いていたサンプルとイメージは完成しましたが、先ずは魚を掛けて実用してみないと何とも言えませんので、この週末はテスト釣行してなんとか魚と出会える様に。