2020/12/22

お蔭様で好評を頂いていますMETHODのウレア3グリス。
低粘度のTHETAグリス発売に伴い、中粘度のALPHAグリス、高粘度のDELTAグリスと3種類を同一成分と同一添加剤で設計し直した事で、ユーザーが各種をお好みで混合して更に粘度を細分化させる事が可能となりました。
そこで最近では液状グリスと唄っているTHICK HEAVYオイルにも注目が集まる様になりました。
このTHICK HEAVYオイルは超高粘度となるISO VG660相当と言う水飴を連想させる程の超高粘度となりますが、実はBOREDでは当初ISO VG900以上の超高粘度で設計していました。
但し、単に粘度を限界まで高めて行く事は容易ではありますが、実用上では大きく粘度抵抗を感じてしまう事になり、ホビー全般向けとしてフィッシングやサイクルでの使用想定範囲ではオーバースペック過ぎてしまいます。
発売当時はサイクルでのサンプルテストを繰り返し行い、特に圧入パーツであるヘッドセットやクランクなどの組付時には絶大な効果が得られ、チタンやジュラルミンなど電位差から発生する焼き付けを起こす事なく緩やかに浸透する事で、一般的な半固形状のグリスよりも確実に油膜を行き渡らせる事が確認出来ました。
このTHICK HEAVYは超高粘度として一般的には使い難い部類のオイルとはなりますが、METHODでは逆に超低粘度のKRAKENオイルと混合カスタムする事で、こちらも細分化した粘度をご自身で混合カスタムする事が出来ますので、それらの素材として使用する目的でもレアな存在となっています。
以前よりリクエストも多い事で更なる超高粘度化も視野には入れていますが、中々の特殊な存在につき今のところは現在のTHICK HEAVYオイルで十分想定ターゲットは対応出来ていると思います。
BOREDのMETHOD製品中で一番古く定番となっているTHICK HEAVYオイルと、そしてフルエステルのLIGHT DUTYオイルもゼヒお試し頂ければと思います。
とは言えお蔭様で只今BORED STOREのMETHODオイル在庫も殆ど完売となっておりますが、近日中にキャンセル分やカウントミス分などを極少量アップ致します。
また、全国のMETHODお取り扱いDEALER各店でもお買い求め頂けますのでコチラhttps://bored.thebase.in/blogよりご確認の上でゼヒご利用頂ければと思います。