多くはSCM435やSC45等に代表される熱処理された鋼を使用している非常に高強度なボルトになりますが、表面処理としては黒皮と呼ばれる黒色酸化被膜のみとなり、油分が失われると途端に赤錆が発生し易い表面処理となります。
極薄い錆であれば特に強度には問題が生じませんが、例えばポジションが決定した事で長年触る機会が無いシートポストやステムなどにおいては、経年により特に首下や六角穴に顕著な赤錆が見られる場合があります。
この赤錆は当然進行する錆として金属のより深くに範囲を広げて行き、これが原因として締め付けトルクが高い場合やパーツの平行度が悪い場合などにおいては簡単に折れてしまう事が多々あります。
そうなるとパーツ側に残ったネジ山部分を取り出す事も非常に厄介となり、サイクルパーツにおいて実はチェーンと同様に錆が原因となるトラブルが多いパーツとなります。
そこでBOREDの提案として各パーツの取り付け前に全てのボルトを一旦BSLRオイルへドブ浸けしてしまい、それからネジ山だけを軽く拭き取ってDELTAグリスを塗布する事で、通常使用において長期に渡り錆の発生を防ぐ事が出来、同時に優れた油膜性と極圧性により焼き付きなどを防止し、締め付けトルクの高いパーツにおいても破損を防ぐ事に貢献します。
特殊な防錆処理やコーティングなどの手間を掛けずに注油と防錆を同時に処理する事が出来ますので、特に黒色酸化被膜ボルトにおいては有効となります。
これからの台風シーズンや不意の豪雨などに向けた事前ケアとしてゼヒ一度お試しください。
引き続きのお買い求めはBORED STORE及び全国のMETHODお取り扱いDEALER各店にてお待ちしています。
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