2020/07/31


メーカーとしてサンプルのテストや製品の確認を兼ねて自社製品を再度検証する事は重要であり、同様に日頃ヘビーユース頂いているお取り扱いDEALER各店からの意見や要望もフィードバックに入れて常にアップグレードを心掛けています。特にBOREDのMETHOD製品においては過去にも度重なるマイナーチェンジやアップグレードを繰り返して来た経緯から、単に業者へ製造を丸投げしたOEM製品とは異なり、特注品や業務用のみを使用し一から設計している事で極力理想に近い製品化を実現させています。
その為に使用する対象物も現行製品である事が望ましい場合があり、特にサイクルメカニック時代から机上の設計では無い自身の使用による最終的な判断を行って来ました。
時には毎分高速で回転させた旋盤チャックで保持した上で負荷を与え続けたり、シンプルに一定期間を屋外や水中へ放置してみたりと、通常使用外のテストも独自に行って来ましたが、この10年程でようやく材料の種類や配合によりおよその数値が見当出来る様になり、この数年で発売したMETHOD製品は比較的短期間での製品化も実現出来る様になりました。
現在もフィッシングリール向けの新たなオイルをテスト中となりますが、今回は特殊機構なパーツをメインターゲットにしている事もあり、複数のMETHODお取り扱いDEALERにもご協力を頂きテストを継続しています。
その最終的な判断として自身のフィッシングリールにも使用しますが、今回は18 BANTAMのHGとXGと言う同じ機種のギア比違いでも試してみようと思います。
また、そのタイミングで未だ交換していなかったスプールベアリングをHEDGEHOG STUDIOの最高峰AIR HDベアリングへアップグレードさせ、既に交換済となるAvailのヘキサゴンスタードラグ、STUDIO COMPOSITEのRC-SCカーボンハンドル、VITALのPHASEノブと合せカスタムが完成する事になります。
あくまでも自分仕様に整えてから普段どおりに使用する事で以前との違いが判明出来るはずで、購入時の吊るし状態では先ず違和感しか感じない為に時間の無駄が生じてしまうかもしれません。
この週末の定休日を利用してカスタムを行い来週から再度検証を行ってみたいと思っていましたが、新型コロナウイルスの感染者がまだ拡大している事もあるのでタイミングをみて場合によってはステイホームを尊重ですね。
あ、ちなみに自分の場合ドライバーやレンチはサイクルメカニック時代から強度重視のボンダスを愛用しています。