10月8日にSNEAKER HEROSにてBORED VITALの高耐久防水撥水ミストWRに関するコラムを掲載いただきましたが、内容に一部誤りと不足事項がありましたのでこちらでお知らせ致します。
まずSNEAKER HEROのコラム内では使用対象としてバックスキンのシューズが使用されていますが、メーカーオフィシャルとしては推奨しておりません。
BORED STOREのWR製品欄にて米印を付けた注意事項にも記載済みとなりますが、基本的に皮革製品や樹脂類へのご使用を推奨しておりませんので、今回の掲載にて使用されている恐らく合皮と思われるバックスキンのシューズへのご使用例は誤りとなります。
そしてコラム内にて少量を数回に別けてミストする旨が書かれていますが、これもメーカーオフィシャルとして推奨ではありません。全体がシットリとする量を目安にミストを行ってください。垂れてしまった場合は直ぐに拭き取っていただく必要がありますが、そうでない場合は他社製品の様に白く濁る事もありませんので、ブラックやネイビーなど濃色の色物へのご使用も可能となっています。
そしてWRのウリでもある高耐久性に関しまして、摩擦や水圧などが過度に起こる場合は、WR成分が付着した繊維自体が剥離されてしまうので効果が薄れる場合があります。逆にそうでない場合は基本的に耐水圧を超えて濡れてしまった場合や長時間の水に浸されてしまった場合でも再度完全乾燥させる事で撥水効果が復元します。
なので日常使用するレインウエアなどにおいては通常の雨天の場合、都度ミストを繰り返す必要はありません。およその目安として1年程は効果が持続します。
ただし、上記にもあります様に摩擦が過度の状況や豪雨及び台風などの異常な大雨などにおいては、WR成分が付着している生地から流れ出してしまう場合もありますので、その場合は再度乾燥後にミストを行っていただく必要があります。
最後にSNEAKER HEROのコラム内でゴムの部分が黄ばんでしまったとの旨も書かれていますが、こちらもゴムへの使用は上記同様に推奨しておりません。
ゴムとは樹脂の一種となりますので、ニトリルゴムなどの特殊な耐溶剤性のゴムでない限りは変色や変質を起こす場合もあります。また、一部スニーカーの様に熱圧着でなく接着剤で生産されている物やソールなどを塗装されている物に関しましては、その接着剤や塗料への反応を起こす場合があります。これらも厳密には樹脂に該当しますのでWR成分中の工業用アルコールが原因となって反応を起こしていると言う事になります。
オフィシャルでのテストではその様な変色や変質は起こしていませんので、一般的な使用においては神経質にならなくても良いかと思いますが、対象物の素材や色などにおいては顕著に現れる場合もあると言う事例です。
先日も裏技として木材や石材での効果、そして自転車のタイヤなどでの防汚効果をお伝えしましたが、これらのテストでも変色や変質は起きていません。
もちろん市場のあらゆる製品を全てテストした訳ではありませんので、言い切る事は出来ませんが、そもそもメーカーオフィシャルとしての推奨はナイロンやポリエステルに代表される化学合成繊維やゴアテックスなどの透湿防水素材を対象としています。物理的にはWR成分の特殊樹脂が付着しやすい構造の対象物となりますので、繊維、木材、石材の様な表面が荒い物であれば付着を起こします。なので実際は推奨繊維以外のキャンバスやバックスキンでも同様にかなりの効果は認められますが、あくまでもメーカーオフィシャル推奨でないと言う事を前提にご理解いただければと思います。
取り急ぎ誤解のない様にお知らせ致しましたが、過去のBORED BLOG記事にてBORED製品各種を説明している記事を検索出来る様に、BORED BLOGの画面下方に検索欄を設定しましたので、BORED製品の名称などを入れて検索いただければ過去記事へリンク可能となります。