BORED VITALから完全受注生産にて発売予定のオリジナルロッドですが、各種使用パーツの加工や製作が概ね完了し、サンプルロッドとして近日組み上げればいよいよフィールドテストが行えそうな雰囲気となりました。
画像はジュラルミンより削り出したオリジナルのフォアグリップ、特殊滑り止め塗装を施したリールシート、オリジナル製作したウレタン製グリップエンドデカールとなります。
BORED METHOD&VITAL DEALERのFRAGMETN FACTORYにて現在製作されているメインブランクが届くと画像のグリップ部とジョイントさせ、テーパーやバランスなどを検討した上で最終的なロッド全長を決定する事になりますが、基本ターゲットとしては7.0ft〜7.4ft以内を想定しています。
パワー違いのヘビーカバー向けロッドながら市販のバスロッドと同じ様な取り回しや扱い易さを重視しているので、ロンググリップやオーバーサイズのパーツを使用する事ない重量バランスを想定しています。
併せて当然ながらガイド位置やブランク径はモデル毎に異なりますが、ロッド全長をはじめグリップ全長などは全て統一させてロッド持ち替え時の違和感などを無くす事も目的としています。
適応ルアーウェイトの違いから80gまで対応したX-HEAVYのJULES、95gまで対応したXX-HEAVYのBUTCH、110gまで対応したXXX-HEAVYのVINCENT、これら3モデルをラインナップする予定です。
20数年前に個人的にも愛用していたUMFウエダのPRO4シリーズで採用されていたTORAYの通称TR-X1000ブランクは、当時ボロン全盛だったにも関わらず驚異的な感度と金属的な張りを持った凄まじい高性能ブランクでした。それを現代に再現し同じくTORAY製のカーボン素材を2種類使用して製作された肉厚のブランクはTR-X1000にトルクをプラスしたブランクです。
驚異的な感度と金属的な張りを持つ高弾性ロッドながら上記ルアーウェイトにも対応するトルクフルなロッドとして、市販ロッドでは相反する様に思われる性能を実現出来るロッドとしてこの度オリジナル製作する事になりました。
完全にヘビーカバーを想定した異色のロッドとなりますが、無駄に重すぎず硬すぎずロッド全体のベンドによりメーターオーバーの魚を獲る事が出来るロッドになるでしょう。
上記以外のパーツもDESIGNO社製4軸カーボンハンドルパイプ、FUJI社製KWチタンSICダブルフットガイド、FUJI社製TORZAITOチタンSICトップガイド、MATAGI社製メタルパーツなどを贅沢に使用し、ライフルやマシンガンの様なオールブラックで統一した仕上がりをハンドメイドにてビルドしていますので価格も高価になりますが、興味ある方は是非チェックしていただければと思います。