BOREDのルーツはオリジナルオイルとチューニングです。
オリジナルオイルは現在も都度バージョンアップを行いながら最高のクオリティを目指し油膜性と極圧性を特徴とした耐久性のある長寿命なオイル作りを継続しています。
そしてチューニングに関しましては2009年前後をピークに特にメッセンジャーやフィックスのライダーには非常に多く依頼をいただきました。
現在は自転車シーンの細分化や一部カテゴリーの縮小により、上記の頃の様な純粋に速さを求めるライダーが減った様に実感していますが、現在もHUBやBBのチューニングは業務内容変更後も唯一の継続作業として行っており、同じく以前同様にBOREDチューンのご依頼も定期的にいただいています。
シーンの変化を感じるのは以前の様にスクエアテーパーのBBからGXPなどのアウトボード系に変化して来た事。同じくカップ&コーンからシールドベアリングに変化して来た事です。更に言えばセラミックボールやチタンコーティングなどシールドベアリングも常に進化していますが、基本的にベアリングの潤滑には必ず潤滑油が必要です。そして上記の進化に反比例するかの様に相変わらずベアリングにはグリスが使用されています。
BOREDのチューニングはまずグリスをオイルに変更し、簡単に言えば固形のグリスから液体のオイルへ変更する事により粘度の妨げを減らし回転性能を向上させています。そして、グリスに匹敵する油膜の存在率を得る為にオリジナルオイル製作にこだわり続けています。
更にBOREDのチューンドベアリングは事前に特殊皮膜を生成する処理により、万が一のオイル抜けによる油膜不足に陥った場合でも焼き付きを最小限に止める処理を行っています。
BOREDが考える回転性能とはいかに摩擦抵抗を減らすかと言う事であり、他社が唱っている「超高回転」「超潤滑」などの「滑り」をイメージさせる表現とは逆の発想です。邪魔な物を極力排除し強固に金属へ吸着する油膜と想定外の衝撃や摩擦に対しても切れる事がない油膜、これをなるべく低粘度なオイルで実用化させたのがBOREDのオイル及びチューニングです。
上記において走行距離、使用環境、車体状況などあらゆる条件がそれぞれに異なる為に、一言で性能を表す事が出来ませんが、確実に回転性能を上げながらも耐久性を得られるチューニングとなります。
現在も競輪選手や各種プロライダーに定期的に行っている11年の実績を持つチューニングです。HUB及びBBチューンのご依頼はメールinfo.bored@gmail.comよりお問い合わせ下さい。